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マロンの体力回復を期待し、山行を控えている間にも季節は進み、山は新緑に変わった模様。

このところ天候不順が続いたが、明日は昼までは「晴れ」との予報も出た。

 

私達の筋力も鈍ってきたのでマロンには留守番させ、二人だけで登ることにする。

私達の現体力で無理なく登れ、マロンのために昼頃までに戻れそうな山との選択基準で選んだ山は奥多摩の「馬頭刈山(まずかりやま)」。

 

 

<所要時間>・・・3時間37

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3時には目覚めて朧月夜の中、マロンの朝散歩を済ませて345分には家を出る。

20号線から16号線経由で県道7号に抜け、武蔵五日市駅前を左折。

十里木の交差点を右折し、軍道で左折。細い急坂を登って明光院前の空き地(駐車場?)に駐車。

 

55分、駐車場近くには登山標識が見当たらないので、地図に従い100mほど坂を登り「高明神社」の下で「馬頭刈山→」標識を見つける。(神社下に5台程度の駐車スペースがあった。)

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標識に従い、左の沢沿いの山道に進む。シャガ、紫ケマンが朝露に濡れて咲いていた。10分ほどで山道は林道を横切り、直ぐ先の3体の石仏個所から沢を離れ、山斜面を上るようになる。

518分、再び林道を横切る。薄雲を通して朝日が背後から差し込み、辺りを赤く染める。山道は南斜面に回りこんでいく。風は無く、小鳥が元気に鳴き交わしている。

530分、丸太の階段が現われる。小さな釣鐘のような花を付けたホウチャクソウが姿を見せる。傾斜が緩み始め、自然林にモミ、ツガ、スギ等の大木が混じる。コゴメウツギが小さな蕾をつけている。

 

545分、高明神社の石鳥居を通過。落雷にでも遭ったのか、辺りの大木の下部が黒くこげていた。傍の祠は無傷。

6時、「鶴松神社」の石碑あたりから急な上り。森の中にふた抱えはありそうな杉の大木が林立している。

610分、「大杉神社」の石碑横を登りつづける。

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615分、ほぼ登りつめた地点の石鳥居と木の小社横に20畳ほどの壇状地形。「高明神社跡」との看板が立っていた。この山道では「****神社」名の石碑が沢山見られたので、いろいろ由緒やいわれがある神社だったのかも・・・。

618分、木立の中の4畳半ほどの平地に「高明山(798m)」標識を見つけ小休止。新緑を楽しみにして登ってきたが、ここまでは自然林と人工林が半々で若干、欲求不満の状態で「馬頭刈山」に向かう。

 

山道は下り始める。この尾根道あたりから両側が自然林になり、朝日が若葉を透かして差し込み爽やかでいい感じ。

小笹の尾根道は古びた丸太階段に変わり、砕石の多い急坂に続く。

山頂かと登りつめた先は再び下りまた急登。新緑の中に朱色に山つつじが花を添える。

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640分、「馬頭刈山」山頂に到着。特大の「馬頭刈山頂(884m)」標識隣に「東京都」「秩父多摩国立公園」の標示もある。

時間も早く、余力もあるので、地図に「富士山の眺望がよい」と記されている「鶴脚山」(×)まで足を伸ばすことにする。

「鶴脚山・大岳山→」標識に従い「馬頭刈尾根縦走路」で10分ほど斜面を下る。標高差で60mほど下ると上りが始まり、岩混じりの急坂にあえぐ。

 

73分、山道脇の立ち木に木製の「鶴脚山(916m)」標識が掛かっていた。木立で囲まれ全然見晴らしがない。地図をよく見直すと、「富士山眺望・・・」は「馬頭刈山」に書かれているらしく、その意味では無駄足だつた。戻りかけた足元に「銀ラン」、「銀竜草」を見つけて撮影。

725分、「馬頭刈山」に戻り、コナラ、ヤマザクラなどの新緑を見ながら広場で赤飯むすびを食べながら中休止。視界は霞みで南は大菩薩や三頭山、北は縦走路の先に良い形で大岳山が見えた程度。

735分、下山開始。

842分、車に戻る。久しぶりに富士山を眺めようと、鶴脚山まで足を伸ばしたのだが・・・。人に出会わない静かな山行で遅ればせながらもなんとか新緑を味わえた。

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10時、帰宅。

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