「関東地方は614日に梅雨入り」と発表され、雨天予報日が続く中、6/17だけに晴天予報。

貴重な好天日を活用しよう・・と、3月末に目的未達だった伊豆の「三蓋山」を別コースで訪ねることにした。

 

◇所要時間: 4時間45
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 上りは地図にコース表示のない尾根筋で登るとのことで、おとーさん達はいつもより慎重でした。マロンは車に戻る前、きれいな沢で体を冷やせてハッピーでした。

 

25分、出発。

「沼津IC」を降り、国道1号線経由で下田街道(国道136号と県道411)と有料の伊豆中央道、修善寺道路を利用し南下。県道411号線沿いの「浄蓮の滝」の2.7km先の路肩で「←天城の太郎杉」標識を見つけ、右折して大きな空き地(駐車場?)先の「太郎杉1.3km」表示に従い、砂利林道に進む。

426分、「太郎杉」前を通過し、600mほど先の林道終点広場に駐車。天気は快晴、気温は17度。

今日の予定は「太郎杉」を見て、そこから地図にルート表示の無い尾根筋を辿り上って「伊豆山稜線歩道」に合流し、「つげ峠」へ進み、余力があれば前山行で撤退させられた崩壊地まで足を伸ばし、戻って「三蓋山」〜「滑沢峠」経由で「滑沢」沿いの山道を下って車に戻るルート。
      (どなたかのHPに このルートで「太郎杉」へ下山したとGPS軌跡図添付で書かれていたのを見つけ・・)

 

442分、林道を下る方向でスタート。

6分ほどで「天城の太郎杉」看板地点まで下り、左山腹を見上げると・・・「天城の太郎杉」が聳え、傍らの「太郎杉」解説板には

・・・天城山中で1番大きな杉で、県の天然記念物に指定され、推定樹齢400年・・樹高48m・・・(以下略) と書かれていた。

454分、「太郎杉」の巨大な雄姿を写真に収め、「太郎杉」後ろの尾根に取り付くルートを山斜面に探す。

 

斜面に旧い踏み跡を見つけ辿ったが、右に下り始めたので戻り、「太郎杉」背後の羊歯や倒木の杉林斜面をジリジリ上る。

59分、尾根筋に上り着くと無駄な動きの多いマロンの息が一番荒い。水飲み休憩後、尾根筋を忠実に辿り上る。暫く登ると木の幹に白ペンキマーク・・??

 

高度660m地点でマロンに水を与え、その先も尾根筋を丁寧に辿ると尾根筋の木の幹に白ペンキ。ひょっとして尾根ルートを表示しているのかも・・・。

535分、標高750m辺りで尾根の二分岐地点まで来ると・・・白ペンキ表示が両尾根の木に付けられ・・??。白ペンキ印は持ち山の境界表示なのかも・・・。尾根は結構歩き易くなった。白ペンキ印がまだ続く。ヤマツツジの残り花、鹿の糞などを見つけながら登っていくとマロンが獣の臭いでも嗅いのか激しい動き。林にヒメシャラが混じり始めた。

 

622分、緩いピークで尾根筋が左右に分岐。北方に視界が得られ、眼下に緑の草原が見えたので水飲み休憩。羽虫が纏わり始めたので虫網をかぶり、虫忌避剤を体に塗る。さて、登山を続行と鹿柵沿いに下りかけ、前方に山が無いのに気づき??・・GPSを見ると、進行方向が90度も違い・・ミスコースしかけた。

630分、ピークへ戻り、西尾根筋に進むと踏み跡が感じられた。

 

650分、窪地を急角度で回りこみ、次の尾根筋に進むと突然、目の前に虎縞ロープ・・!!??

ロープ先の山道に合流。上る方向に山道を進むと道脇に「伊豆山稜線歩道」標識。

ネットから採取している国土地理院地図にはこのコースの記入が無かったのでビックリ。
緩く山道を登る。ヒメシャラの幹、新緑のブナ林の綺麗なこと。落ち葉の中にギンリョウ草が数株見られた。

74分、突然、「三蓋山1012.8m」標識に遭遇・・エッ??。地図の三角点はこの地点より300m南に記されているのに・・何故???・・・何はともあれ、記念写真を残し、ザックを下ろし小休止。

710分、「つげ峠→」標識に従うと・・・上ってきた道を下ることになり・・???

 

先ほどの合流地点で尾根先を回りこむと「つげ峠←0.7km」標識。

国土地理院地図には山道は尾根筋に記されているのに「伊豆山稜線歩道」は山腹の等高線沿いに付けられているらしいのに気づく。

730分、「つげ峠」に到着。

 

妻とマロンは休憩テーブルで待機してもらい、ムスビを食べながら私だけで前山行の崩落地視察に出向く。

途中、ヤマツツジが頭上と山道を朱色に染めていた。400m先の崩落箇所では割れ落ちた大岩が残っていたが、コースはしっかり確保されていた。写真に収め戻る。

 

747分、「三蓋山」への戻りは尾根筋で戻ることにして「つげ峠」を後にする。

広い山斜面の苔を避けながら高みを目指す。森に入ると平坦な広い林床で進路を見失いそう。ブナの大木が立派。

82分、「三蓋山」標識地点に戻り、水飲み休憩。この山でも蝉が鳴き始めた。「滑沢峠→」標識に従い、下山開始。

わずかな水溜りの上の枝にモリアオガエルの卵が白い泡で包まれていた。(三蓋山の三角点はこの辺りの筈だが、意識せずに通過。)

818分、尾根を角木階段で下り、山腹をトラバース。途中の三分岐は「天城峠→」標識に従う。

 

835分、「滑沢峠」に到着したが、「太郎杉」に下る道には標識が無かった。

北斜面に下山続行。

倒木を避けながら下っていくと斜面が崩れ、山道が流失していた。慎重に通過し、細尾根を下る。このコースは踏み跡がはっきりせず、リボン標識も見当たらない。

844分、杉林の尾根筋を下ってきたが・・勾配がキツクなった尾根先に踏み跡が感じられず・・??

・・右山腹の木の幹の旧いテープに気づき、私が空荷でその先を偵察し、その先の僅かな流水の沢で旧いテープを見つけ、戻る。

851分、全員でこのルートに下る。沢を下り始めると左斜面からこの沢に踏み跡が下りてきていた。先ほどの尾根筋をそのまま下るのが正解だったのかも。

 

858分、沢の右岸を下る。流水の沢にワサビ田が続く。

森を抜け出ると沢横の草地に森に向かって「←滑沢峠」標識。沢沿いに設置されたモノレール沿いに下る。ワサビ田用の狭い歩きづらい道を辿り、流水を渡ったりしながら下る。

927分、車に戻る。

12時、無事、帰宅。