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久しぶりに丹沢を訪ねて、満開のミツマと対面したいと考えていたが、明日木曜日に晴天予報が出たので、富士山と共にミツマタの花が見られる「ミツバ岳」を前回とは逆周りで訪ねることにした。

 

◇所要時間: 4時間11

◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記:  出足早々、登山コースでない尾根を登ることになり、何とか正規コースに合流できましたが、苦労の割には時間が掛かったので、おとーさんは人にはお勧めしないとのことです。ミツマタと富士山を見ることが出来たのでおとーさん達は満足していました。

 

330分、星空の下を出発。

一般道で国道246に出て西進し、丹沢湖南の「清水橋交差点」を右折し、湖畔の県営駐車場のトイレを借用。湖畔では桜、ミツマタ、コブシの花が咲いていた。

「永歳橋」先で「浅瀬入口・登山口」を確認の上、「落合隧道」を通過し、800m先の先の「東沢P」駐車場に到着すると、枝垂桜が咲いていた。気温は6度。

535分、「浅瀬入口・登山口」から登山を開始するつもりで車道に出発。

 

300m先の「本村隧道」を通過した橋先で、左斜面にコンクリート階段のあるのに気づき、・・斜面上に白看板も見つけ、この上の尾根が予定コースにある「661mピーク」へ続いているのを地図で確認し、予定コースへショートカットできるのではと推測し、・・これを試すことにする。

542分、階段上の土が流された急斜面に微かに道の痕跡があり、白看板には<神奈川県「水源の森林づくり」による買い取り水源森林>の記載。

10分ほど非効率な上りを続けると、疎林の尾根筋に出たのでこれの直登を始めると・・尾根筋に赤と青色の標石が続くようになり、木の幹に紅テープ。

 

杉林を上った先は露岩の急斜面。紐先マロンは右往左往しながら元気に上るが、私たちは喘ぎながら上る。

自然林に赤黒い花の藪椿。標高を150mほど上げると、西南西に富士山が姿を見せた。

再び、神奈川県の「水源の森林」看板。破砕石混じりの林床にはスミレ以外の草は見られない。

613分、標高530mあたりの急斜面は虎ロープに助けられて登る。右から山越しの朝日が差し込む。

 

標高560mあたりから右に鹿網が続く。前方に正規コースがあるらしい661mピークが聳えて見える。標高590mあたりから檜林になり、踏跡が山道らしくなって山腹を巻き始めた。GPSはピークへの残高度70mを表示。

634分、ピークを巻きながら正規路に近づくと・・・、巻き道は樹脂製の階段で西斜面に下り始め、前方から流水音・・。これはダメだと少し戻り、北に透けて見える正規路のある筈の尾根を目指すことにし、落枝の多い杉林を強引に横切り上る。

 

644分、尾根筋に出ると、鹿柵沿いに山道。

僅か先で「←権現山1.5km 丹沢湖1.3km」標識を見つけた。南下に丹沢湖を見下しながら上っていく。

鹿柵沿いに登る。朝日を浴びて椿やキブシ、ダンコウバイが花を見せる。ミツマタも咲いていたが、姥花らしく、色味が飛んでいた。

 

78分、「756mピーク」の「権現山0.9km→」標識地点で北に方向を変え、ブナ林の露岩混じりの急坂を木の根を踏みしめて登る。

林床に「キランソウ」らしい花が咲いていた。急坂を喘ぎながら上る。汗が目に染み、バンダナで鉢巻。

729分、残高度170m辺りで南東に丹沢湖を見下ろしながら小休止。

745分、残高度100m。南西方向に「ミツバ岳」が見える。「権現山0.3km→」標識あたりから緩やかになってきた。朝日を背に受けて幅広尾根で山頂に向かう。

 

8時、「権現山1019m」に到着。展望は木立越しに富士山が見える程度。

40mほど先の休憩テーブルのある広場で小休止。北西に向かって「細川橋・二本杉峠→」標識があり、立ち木に「ミツバ岳方面 登山道不明瞭 遭難事故多し 通行注意!」看板があったが、肝心の「ミツバ岳」方向を示す標識は見当たらない。

 

89分、「ミツバ岳」目指し、富士山方向の尾根に下山を開始すると、赤ペンキが塗られた立ち木が尾根に続いたが・・・100mほど標高を下げると、踏み跡が消え、赤ペンキの木が見当たらなくなった・・??

GPSを見て、南斜面に下山路を見つけたが、ここにはしっかりした標識が欲しい場所だ。尾根筋を辿り下ると、標高830mあたりから杉林の中にミツマタが見られるようになった。

832分、緩く檜林を下り、幅広尾根を緩く上り返していく。黄色みを残したミツマタが増えた。左下に丹沢湖が見える。

 

845分、ミツマタに彩られた「ミツバ岳」に到着。

先着のミツマタ撮影者が「この数日、天気が思わしくなくてミツマタの盛期を逃した」と話しかけてきた。

私たちも花をバックに記念写真を残し、雲一つない空をバックにした富士山とミツマタの撮影を楽しむ。

 

855分、南から登山者が上って来たので私たちは下山開始。

裸木の自然林を下っていくと、二組の登山者と交差。

標高630mあたりまで下って、コースを外して小休止してムスビを食べ、下山再開。数組の登山者と交差しながら、杉林を九十九折で下る。

937分、「滝壺橋」脇に下り、150mほど先で10台ほど駐車していたP前を通過。

 

946分、車に戻る。

帰りの準備をしていると、30人ほどの団体登山者が「滝壺橋」方向に歩いて行った。ミツマタ狙いで「ミツバ岳」を対象にした登山ツアーが多くなったらしい。

 

東名高速を使って1130分、無事帰宅。

 

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