スギ花粉も幾分少なくなり、草木の芽吹くよい季節到来。

青い空と雄大な富士山をマロンにも見せてやろうと以前に登ったことのある「三ッ峠山」を選択。

昔、三ッ峠駅の方から達磨石経由で登った時は1000mほどの標高差に結構疲れた記憶があるので、今回は短足マロンの実力も勘案し、河口湖脇を走る国道137号線と舗装林道で標高を稼ぎ、楽に山頂に登れそうな西からのルートを選択した。

 

所要時間: 3時間50
難度(犬として): 易++▼++難
マロンの日記: 林道で段差がなく楽に登れた。霜柱が解けた泥道下山路も面白かった。

 

345分、暗い中、家を出る。八王子ICから中央高速に乗り河口湖ICで下りる。国道137号線で標高を稼ぎ、御坂トンネル前で旧道の御坂道に進む。三ッ峠登山口バス停で道標に従い右折し、登山口まで車を進め空き地に駐車。この地点には20台程度の駐車余地があった。

6時、砂利林道で登山開始。予想外に気温は低くウインドブレーカを羽織る。山頂まで車が上るのか轍跡で林道が荒れている。15分ほど沢音を聞きながら登り、金ヶ窪沢の堰堤前を右折し沢と別れる。

632分、ガイド書にある休憩テーブルとベンチを見つけ、マロンに水を飲ませる。

朝日が東の尾根から顔を出す。周りはモミの木が多く杉や檜は少ない。落葉松は未だ芽吹きなし。小鳥が飛び交い楽しそうに鳴き交わしている。

 

上るに従い道脇に霜柱が見られるようになり、たまり水が凍っている。林道には階段や大きな段差がないのでマロンも余裕で登っていく。

撮影機材を担いだ二人の男が下山してきてマロンに声をかけてくれた。

658分、四季楽園へ至る道が左に分岐。我々は「木無山」を目指すので直進の道を選ぶ。山頂に近い山肌には結構、残雪が見られる。

72分、三ッ峠山荘前に登りつく。繋がれていた山荘の黒犬が猛烈にマロンに吠え掛かる。大人しいマロンが珍しくほえ返した。

 

 

山荘を通過したが、「木無山」を通過していないことに気づき、地図を見て数百メートルバック。

720分、「木無山」に到着。山頂は植生養生中かロープが張られていて立ち入り禁止。眼前には富士山。記念写真を撮って再び三ッ峠山を目指す。

 

730分、黒犬に吼えられながら山荘前を通過。その先の四季楽園の前では大きな白犬に吼えられた。

740分、最後の50mほどの登りで「三ッ峠」山頂に上りつく。正面に富士山、右手に南アルプスや八ヶ岳が雪で白く輝いている。青空が美しい。

 

 

先ほどの白犬が飼い主を引っぱって登ってきた。犬種を聞くとピレネー犬とのこと。5歳になるが一度も下界に下りたことがないとのことでマロンと遊びたそうにするが、あまりの大きさにマロンが辞退。

山頂を下って次の目標「御巣鷹山」に向かう。林の中でルートミスして別のピークに登り、バック。

824分、山頂全てが無線設備で占拠されている「御巣鷹山」らしき山に到着。山名標識が無く金網で山頂全体がガードされているので訪問し甲斐がない感じ。

陽だまりでコンビニ弁当を食べようとザックを下ろす。例によってマロンはこれが楽しみといった感じでザックに顔を突っ込んでくる。

840分、下山開始。

太陽と上昇気温で登り時には凍結していた道がヌカルミ始め、短足マロンはすぐに泥犬に変身。途中の沢にマロンを誘って腹と足の泥を流し下山継続。

950分、車に戻る。

 

帰路は満開の桜を見ながら都留市より山越えで道志の道に抜け、いつもの丹沢からの帰りに使うルートで1315分、無事帰宅。

  山2