|
猛暑の夏も9月の雨で一段落。 いよいよマロンの本格登山の季節到来!!。とはいっても、鈍って重くなった体にハードなコースは気が重く、妻はマロンの89番目の山に「守屋山」を選ぶ。 ガイド書によれば テレビでは「明日は全国的な秋晴れ」と予報。 ◇所要時間: 3時間10分 |
|
4時、秋晴れを予感させる13夜の月を見ながらマロンの朝(フン)散歩は軽く済ませて家を出る。中央高速で「諏訪IC」を下りる頃に諏訪地方一帯に雲が下がってきて何やら嫌な空模様。 |
|
茅野市と高遠町とを結ぶ国道152号線に入り、杖突峠を目指す。 峠先の「守屋山 登山口」バス停横に広場を見つけ、その奥の林道脇に駐車し出発準備を整える。 (広場はロープが張られて「乗り入れ禁止」表示中だが、ロープ脇に10台程度は置けそうに見えた。) |
||
6時45分、登山標識に従いカラマツ林に入る登山道に進む。 斜面にはアキノキリンソウ、イタドリ、ノギク等、秋の野草が沢山の花を見せている。 6時55分、標高差で100mほど登ると傾斜は緩み、左から舗装林道が山道に平行してくる。右下の諏訪方面は完全に雲海の下。 |
|
||
|
7時、森の中に場違いな感じでモンゴルのパオが2棟建っていて、「高遠 長谷部アジア公園」の看板が幾つか見られる。沢山の花を付けたヤマトリカブトが姿を見せる。 「守屋山 東峰まで50分 西峰まで70分」標識先で林道を横切り、また山道に進む。少し下った先で砂利林道に出る。「守屋山 座禅草コース」標識があり、登山口への近道らしいが私たちはガイド書通り林道を進む。 右手の赤松林に「茸山入山禁止」看板が見られる。 |
|
|
7時20分、林道の左折先に「守屋山登山口」と書かれた大きな標柱。ベンチや簡易トイレ、避難小屋があり、傍らの「座禅草の観察歩道」看板によれば 「早春(3月下旬〜4月中旬)に雪の中から新葉と共に花茎を出す。一般に花と呼ばれているのは紫黒色の仏焔苞であり、花はその中に被われている。その姿が座禅を組んだダルマに似ていることから座禅草と言う」と解説されていた。 |
広場奥に向って緩やかな尾根道を登る。 7時37分、右下に林道終点らしい小広場。砂利林道は右斜面を辿ってここまで上ってきているらしい。 7時55分、急坂となり、岩も多くなる。簡単な鎖場もあったがマロンは自力で難なく通過。左に「立石」への分岐路を分けると前方の木立が透ける。 8時5分、ススキに囲まれた「守屋山 (東峰)山頂1631.2m」 に到着。雲は完全に消えて青空の下、風も無く360度にガイド書通りの展望が広がる。 |
|
|
設置されている方位板には |
8時23分、記念写真を撮り、無粋な鉄柵でガードされた石祠の「守屋神社奥宮」横を下って西峰に向う。マツムシソウの上を沢山の赤トンボが飛び交っていた。カラマツ林の中を僅か下り、緩やかなアップダウンを繰り返しながら林の中の稜線を辿る。 8時35分、カモシカがよく立っているという「カモシカ岩」通過。 |
西峰直前に1坪ほどの山頂避難小屋があった。中を覗くと綺麗に維持され記録ノートには沢山の書き込み。室内温度計は8℃を示していた。 8時43分、「守屋山 (西峰)山頂1650.3m」に到着。西に御嶽山が姿を現す。朝日を受けた山頂周りはワレモコウ、キオン、ススキ、ハンゴンソウ、タカネナデシコ、トリカブト、山ラッキョウ等々、秋の気配にあふれている。 近頃の散歩でバッタを食べることをおぼえたマロンは大きな殿様バッタを見つけては嬉しそうに追いかけている。 |
|
|
9時、往路で下山開始。東峰で同年輩の夫婦に出会い挨拶を交わす。急斜面途中では10人ほどの団体と交差。 登山口入口に戻り、アカエ沢にマロンを誘うと喜んで沢に入り遊ぶ。 9時55分、「座禅草の観察遊歩道」を使い帰路をショートカット。丸太3,4本の細い道でマロンには歩きづらそう。湿地にツリフネ草やオタカラコウが咲いていて、途中、15人ほどの登山なれした雰囲気の女性パーティと交差。 10時23分、車に戻る。 諏訪南ICより高速に乗って13時30分、無事帰宅。 |
|
|
||