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天気を選び、祭日・日曜を避けているうちに2週間が過ぎてしまった。 これまで上信越道を通るたび、スゴイ岩山だなと横目で眺めていた「妙義山」だが、マロンが留守番役で不参加、又、ルートに入門コースもあることを知って月曜日の山行を決める。 ガイド書やHPで調べると妙義の岩稜コースでは白雲山を通過する茨尾根コースが有名らしいが、岩登り技術を持たない私たちでは途中でお手上げ状態になるだろうと、今回は妙義中間道を歩くことにした。 所要時間: 5時間27分 |
3時20分、家を出る。 圏央道を使って上信越道に入り、「松井田・妙義IC」を下りる。早朝の空に聳える岩峰の妙義山に向かい10分ほど走って、車の見当たらない大駐車場の1つに駐車。 5時53分、出発。マロン抜きだと出発準備は早い。 |
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「妙義神社140m→」標識に従って赤鳥居を潜り、長い石階段を上る。 6時2分、本殿に登りつき、右の杉木立に進む。ここからは歴史を感じる石階段で結構、キツイ上り。「大の字→」標識に従い沢を渡り登る。 6時15分、山道に岩が多くなる。上りが続き、気温は15度位なのに汗ばんでくる。 |
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6時28分、最初の鎖場。鎖に頼らず登れる。急傾斜の道脇に薄青のセキヤノアキチョウジが咲いていた。秋らしくマツカゼソウも姿を見せる。枯沢を横切り、隣の山斜面に移る。やがて第2の鎖場を通過。 6時45分、鎖に頼って「大の字」の岩峰に立つ。10畳ほどの山頂からは「大」の文字板前方に関東平野が広がり、後方には白雲山が聳えている。雲間から朝日の光芒。 6時55分、肩まで戻り、先ほどのT字路を前に進む。標識が見当たらないので地図と磁石で進路を確認しながら倒木の多い急斜面に進む。 |
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7時5分、「辻」の分岐地点。白雲山への山道には「危険、上級コース」の看板。私たちは左の「第一見晴」に向かい下る。岩場が増えてきた。 7時43分、滑りやすい急坂を下り、「関東ふれあいの道」へ合流。「石門群→」標識に従い妙義中間道を南西に向う。 7時48分、黒岩に一筋の「大黒の滝」を通過。沢の悪場は鉄パイプで補強されている。流水脇の大石の上ではリスが跳ねていた。 8時5分、「第二見晴」地点に到着。 |
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「表妙義と裏妙義」の説明板が立てられていて、「白雲山、金洞山、金鶏山を中心とした一帯を表妙義と呼び、烏帽子岩、赤岩、御岳、丁須の頭などを裏妙義と呼んでいます。どちらも非常に急峻で複雑な地形をしています。」と書かれていた。 |
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南西方向には「金洞山」らしい岩峰が朝日を浴びて聳えて見える。 先に進んで、「タルワキ沢」コースの分岐点を通過。この妙義中間道は地図上では素直な道に見えたが予想外に細かい上り下り、右折左折が多い。岩階段を上り、落石注意地点を通過。 8時32分、「本読みの僧」の小石像前を通過。自然石で素朴な像だった。「中間道の中間点」との説明看板もあった。 |
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この先は上り。10分ほどで下り。湿った山道に蹲るガマを踏みつけかけた。7分ほど平坦路を進むと森の中に東屋。その先では山道を小さな蛇が横切っていった。 8時53分、沢を横切る鉄パイプ橋の先で標高差100mほどの急坂を登る。 9時17分、岩の痩せ尾根に架けられた長い鉄ハシゴを上る。ハシゴの先は前方上の木立ちの中に続いている。4〜5分で登り切り、その先の大岩庇の下を潜り抜ける。 |
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標識は無いがこのあたりが今日の行程の最高点と思われ、恒例の記念写真を撮り、赤飯ムスビを食べながら一休み。岩壁にトリカブトが咲いていた。 下り坂に進むが山道は再び上りはじめた。 9時43分、「中之岳神社1.0km」標識箇所で時計の高度計が先の地点より10m高いことを示す。記念写真を撮りなおし、下りにはいる。「石門群→」標識が出始めた。 |
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10時、「第四石門」を潜る。アーチ状の大岩壁だ。本当に自然の造形?。少し下ると「第二石門」。鎖に助けられて石門によじり上り、アーチを潜る。 その先の「カニの横ばい」では父子の登山者が励ましあいながら上ってきて交差。 10時22分、空を見上げて更に大きな「第一石門」を潜っていることに気づく。 10時30分、「妙義山・登山道入口」標識の立つ舗装路に下りきり舗装車道を歩く。5分ほどで車道と別れ、林道に入る。一本杉横に「妙義神社3700m→」の標識。 11時2分、再び、舗装路に出て下る。猿が1匹、道路に蹲っていた。 11時20分、駐車場に戻る。 |
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丁度、出発準備を整えた同年輩登山者と話す。彼はこの近くの住人とのことで妙義山の各コースに詳しいらしい。上級者コースの様子を聞くと、「大の字」が楽に登れる人なら、上級者コースの前半の相馬岳までは行けるでしょう。その先は墜死者も出たことがあるので、タルワキ沢コースを戻れば良いでしょうとの話が聞けた。 今日は10人ほどの登山者と出逢った。 帰路は何回か、渋滞に巻き込まれ2時35分、やっと帰宅。 |