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スギ花粉シーズンが開幕した模様。これからは杉林が少なく、短時間で上れそうな山を探すことになりそう。 今回、妻が選んだ山は前回の山隣の「帯那山」。手持ちガイド書には記載がなく、国土地理院地図で調べると標高差は少なく、林道歩きが多そうで左程の苦労なく周回できると目処をつける。 ◇所要時間:??時間??分 (またもやミスコース。周回時間は計測不能) |
4時、出発。相模湖ICで中央高速に乗り勝沼ICを下りる。 カーナビに従い、山梨市経由で県道31号線を西進し、戸市先の舗装路屈曲点で「帯那山・登山口」標識をみつけたが、路肩に駐車余地が少ないので舗装路を先に進み、「太良ヶ峠」手前の幅広道路の路肩に駐車。無風・快晴で気温はマイナス3度。 6時29分、峠下に車を残し、先ほどの「登山口」目指し舗装路を下る。 |
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6時39分、「登山口」から山に向かう。 道は簡易舗装されていたが荒れていた。マロンをひも付きにして沢添いの杉・桧林を緩く登っていく。道には僅かに残雪。舗装路はすぐに砂利林道に代わった。 歩き始めて30分。杉・カラマツ林を上る。体が温まり、フリースを脱いだが手袋と耳覆いは手放せない。 |
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7時11分、舗装林道を横切って「帯那山・登山道→」標識に従い山道に進む。真南に富士山が見えたが7合目以下は雲の中。 7時23分、砂利林道をクロスして山頂を目指す。前方に朝日を浴びた山頂と建物が見え始めた。 |
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7時30分、「帯那山 山梨百名山1422.3m」標柱と「あやめ群落地」看板の立つ山頂に到着。朝の太陽に照らされた丘陵には一寸殺風景なコンクリート造りの休憩舎が1つ。 景観を楽しむ前に先ずは本当の山頂を訪ねようと北に伸びる尾根の最高点に向かう。西の樹間越しに雪を付けた南アルプスがチラリ。 カラマツ、赤松の混在林の中に道が分岐。左が「山頂」、直進は「弓張峠↑」標識。山頂に近づくと訪問者が少ないのか山道にブッシュが張り出していた。 |
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7時43分、カラマツ林の荒れた空き地に「帯那山山頂」と書かれた手づくり標識が立っていた。昭文社地図にはこの地点に「奥帯那山」の山名・山頂マークと「1422.3m」の高度が書かれている。ザックを下ろし、マロンをフリーにしてやったがこの山頂に獣の気配は無いらしくおとなしい動き。 見晴らしは得られないが、朝日を浴びた静かな山頂もまた良きかなと静けさを楽しみながらムスビを食べる。鳥の鳴き声も聞こえない。 7時57分、山頂を後に尾根を戻る。 |
8時7分、山頂標柱地点に戻る。早くも富士山は雲に隠されていた。眼下の甲府の市街も霞み始めた。下山は左回りで車に戻る予定で山頂から南に下る道を探したがそれらしい踏み跡を見つけられず、無理することもなかろうと上ってきた道を戻り、岡下に回りこむ林道に出てこれを西に辿る。 人の気配がないのでマロンをフリーにして砂利林道を歩く。 8時29分、「帯那山高原牧場」看板が付いたゲート通過。「休牧中」とも書かれていた。 |
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西から北に大きな展望が得られるようになった。 牧場の東端の柵沿いに林道を南に進む。路面には一面に雪が残っていた。北に見える八ヶ岳は雪を付けていて見映えが良い。 |
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8時49分、林道が二分岐。「←甲府・積翠寺」標識に従い左に進むと前方に風変わりな塔。地図によると「無線中継所」の建物らしい。 その手前で右に分岐する山道に「↑積翠寺・甲府」標識。これに従うと山道は林道と離れ始めた。 山道は幅広になり、緩く下りながら東に向かう。 |
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8時59分、森の中を九十九折で下っていくと左の尾根に向かって狭い山道が分岐。標識は「積翠寺→」。傍らには二体の石仏あり。桧とカラマツ林を東に進む。 9時10分、森の中から三本の舗装林道の合流地点に降り立つ。道を横切った先の森には「積翠寺→」標識がガイドする山道が見えた。 車を置いた「太良ヶ峠」には東に向かう舗装林道を辿れば良いと分かってはいたが、林道には雪が残っている。国土地理院地図にも記載のある山道に進み、少し先で左折路に進み県道に出れば雪道を歩かずショートカットも可能と妻とマロンを誘って森の山道に進む。・・・(前山行に続き、この先からコースミスと予想外のハプニングが始まった。) |
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・・・森の中、左に分岐する山道を探しながら前進するが左折分岐路に出遭わず??。 9時20分、森の中の木に、直進「積翠寺↑」、左「←県道」の看板。迷わずに県道を目指す。 9時24分、腐食したスチール廃屋横で県道に合流。「太良ヶ峠」にはこの道を四叉路まで下ればよいと気楽に先に進む。・・・(×) 9時48分、舗装林道は屈曲を続け東に向かい始めた。「もう太良ヶ峠に到着しても良い頃なのに・・」と後続の妻がつぶやいていたが「その先を曲がれば太良ヶ峠だろう」と私とマロンは下りの幅広県道をグングン先導。 9時50分、未だ峠に着く様子がないのでザックを下ろして地図(国土地理院の部分地図と昭文社地図)を調べたが現在地が不明。仕方なく、妻とマロンはこの地点で待機してもらい、前方下に見える人家まで「太良ヶ峠」の場所を聞きに一人旅。 10時7分、皆の待機地点に戻り、車内の3人に礼を言い車と別れ、皆でバナナを食べて気分一新。 10時10分、「今日は気楽な山歩きの筈だったのに何故こんなことになったのだろう」などとミス原因を推測しながら舗装路を登っていくと先ほどの四駆車が前方から下ってきて急停車。 運転者が「太良ヶ峠に止めてある「多摩No.」がお宅達の車?」と訊ねる。「そうですよ」と答えると「あの車に邪魔されてNTT設備のある山道に進めない。至急、どかしてくれ」とのこと。「私の車は広い道路の路肩に止めたのでそんな筈は無い」と言っても信用されず「兎も角、同行を・・」とのこと。で、また妻とマロンとザックを残して四駆車に同乗。 先ほど山から県道に下りた廃屋地点を通過し、坂道を上りきった四叉路地点に「多摩No.」の乗用車が前のゲートを塞いでいた。 「私の車じゃないですよ」の私の言葉に彼らはビックリ。四駆車のカーナビで此のあたりの地図を拡大表示してもらい・・・マイカーはこの四叉路を回り込んだ所にある筈と判断。即、マイカーに戻り、彼らにお礼を言って妻たちの待機場所に車を回す。 10時26分、皆の所に戻り、又々、県道を車で上る。先ほどの四叉路ではNTTの3人がゲート先に進むのを諦め帰り支度をしていたが私たちに気づき、「ご迷惑掛けました。」と挨拶。こちらも「お陰様で私たちは楽させてもらいました。」と返す。 「ミスコースして県道を随分下ってしまったのに何故か苦労もせずに全員無事に車に戻れた。今日はツイテた。」などと山行の余韻を楽しみながら山を下る。 2時、無事帰宅。 |
此のところの2回の山行でのミスコースを反省し、原因は今回のように地図に山道表示があっても実在しない(自然に帰ってしまった)ケース、地図には山道表示が無いのに山道が分岐しているケース(前回)などに惑わされて、予想外の場所に誘い込まれ、現在地や目的地方向が判らなくなったと結論。今後は更にマイナーな山やコースを歩くことになりそうなので、対策としてハンディGPSを購入・装備することにした。 ネットで種々検討した結果、値段は一番高いが 衛星電波の受信能力の一番優れたGarmin社のGPSmap60CSxを購入することにした。 次回以降の山行が楽しみ。 |
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