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◇所要時間: 2時間53分 |
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風邪とスギ花粉症に取り付かれ、山行の気力が失せて早1ヶ月。 既に足の筋力低下が感じられるし、前山行のミスコースを反省して購入したハンディGPSを早く実地テストしてみたいということもあり近場の「高尾山」に出向くことにした。 GPSの有効性をテストするため、「高尾山」の6本の遊歩道の中から敢えて入り組んだコースを選び、これをGPSが確実にガイドしてくれるかを試すことにした。 |
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4時50分、出発。 野猿街道を利用し、ほぼ1時間で京王帝都「高尾駅」近くで国道20号に合流し一駅先の「高尾山口駅」まで20号線を走る。 駅前駐車場には「7時開場」の看板があったがゲートが無いのを幸いに一番乗りで駐車。今日は新規に装備したGPSの初試行でGPSの初期セットに手間取る。 |
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6時5分、GPSをカメラケースのウエストポーチ・ベルトに装着して駅前を出発。久しぶりの山行を喜んでマロンが飛び跳ねてじゃれ付いてくる。 6時11分、「高尾山ケーブルカー駅」横を通過し、「自由研究路6号路」で高尾山頂に向かう。あたりに人の気配は無く気温は0度で快晴。 今日の日の出時刻は6時3分の筈で前方の高尾山山頂に朝日が当たり始めた。 |
6時19分、「琵琶滝水行道場」への分岐点。私たちは「琵琶滝・大見晴」と表記された「自由研究路6号路」の沢沿いの砂利林道に進む。 GPSは確かに分岐路通過を表示していた。マロンの面倒を見ながら写真撮影やボイスレコーダで記録を残す上、更にGPSを見るのは結構忙しい。見かねた妻にマロンのリードを託す。 |
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6時31分、「琵琶滝」に近づいた地点に「高尾山頂↑」「びわ滝→」の分岐。マロンに引かれて「びわ滝」に先行しかけた妻に「山頂は左」と声を掛ける。 「びわ滝」前を回り込みながら滝を撮影し終わったときにはハイテンション・マロンに引っ張られた妻の姿は前方の森に消えていた。 |
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急ぎ後を追う。道幅が狭まり木の根も浮き出して山道らしくなってきた。沢の水量が減りはじめた。 |
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6時38分、相変わらず沢沿いに上っていく。森に杉は多いが老木のためかスギ花粉の影響は感じられない。山斜面の下草にシャガ、シダが目立つ。 道脇ところどころに高尾山の動植物や鉱物を題材にした「解説板」が設置されていた。アジサイの裸木が多い場所には「山アジサイ、玉アジサイ」の解説板。6月頃には緑と花で楽しめる道になるのだろう。 6時51分、沢を木橋で渡る。「大山橋」の表示あり。 |
6時57分、歩き始めて約1時間。小休止してマロンに水を与え、ついでにGPSを見たら予定コースは既に通過した「琵琶滝」地点で右の尾根筋を登ることになっていた。今回、GPSを持ちながら又々のミスコース。 このGPSには指定ポイントに近づいた時と離脱するときに「ビープ音」を鳴らす機能があるのに事前にセットし忘れていた。既に琵琶滝と山頂の中間地点を過ぎているので今回はこのまま6号路で山頂に向かうことにする。 7時3分、沢を渡り太陽の差し込む山腹の山道を登る。 |
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やがてコースは山腹と沢筋に分岐。6号路は沢に伸びているので殆ど水の無い沢に置かれたトビ石を辿る。 7時14分、コースは沢をはずれ、右の山腹に付けられた砂利道に進む。僅かに傾斜が強まり、丸木階段を登るようになった。樹種の多い林の中にミヤマシキミが多くの蕾をつけていた。 7時22分、丸太階段が終わり平坦地で小休止。樹間に無線通信のアンテナ設備が見える。山頂が近いらしい。山頂近くのトイレ地点で当初予定の1号路に合流。 |
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7時28分、「高尾山」山頂に到着。 山頂広場の西端には「富士見100景」標柱が立ち、雲ひとつ無い青空をバックに真っ白の雪を被った富士山と対面。 小さなザックを背負った同年輩の登山者が山頂を後にして1号路を下って行った。 |
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二代目マロンは4.5ヶ月の頃、この「高尾山」に上って記念写真を残していたので当時と同じ場所で記念写真を撮る。マロンは既に3歳と2ヶ月。いつの間にか3年近くの日々が経過していた。 (→は2004年5月のマロン) |
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7時46分、山頂を後にして予定した「稲荷山コース」で下山開始。 前方から朝の太陽が差し込んでくる。山腹を回り込みながら緩く下っていく。GPS画面を見ると記憶させた予定コース通りに下っているのが読み取れる。 上ってくる登山者と交差する回数が増えてきた。ほとんどが中高年登山者で高年者の方が多そう。幅広の歩きやすい山道を快調に下る。 |
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8時17分、トイレとあずま屋のある稲荷山見晴台に到着。傍らに立つ看板には新宿・池袋の高層ビルが見えるとも書かれていたが今日は春霞の中。 正面から朝日を受けて緩い下り道を進む。 8時48分、「旭稲荷」前を通過。 |
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8時51分、ケーブルカー駅横に降り立つと登山者が集まり始めていた。若い人たちはケーブル駅に向かう人が多い。 8時58分、駐車場の車に戻る。 車には「駐車料金1000円」の札が置かれていた。料金を払って帰路に着く。 10時10分、無事帰宅。 |
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