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茨城県・奥久慈の「男体山」が紅葉最盛期との情報を得て、連休明け火曜日の出発を決める。 片道3時間以上の遠征を有効活用しようと、この山行が3時間程度で済めば下山後、更に北に位置する「八溝山」も訪ね、帰路途中で日本3名瀑の1滝という「袋田の滝」にも立ち寄ることにした。 ◇所要時間: 2時間52分 (内、25分程度はミスコースで消費) ◇難度(マロンとして): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 距離も高低差も少ない山でしたが、破砕石や露岩、木の根の露出箇所が多くて足場が悪く、段差や鎖場も多いので柔な犬は人出の少ない時期でも挑戦すべきでないと思いました。 |
3時30分、出発。 首都高速経由で常磐自動車道に抜け、水戸の先の那珂ICを下りる。国道118号線を北上し、水郡線の西金駅近くを右折し、湯沢温泉で左折し道なりに進む。 この道の末端の桐原商店に近づいたあたりで、左に下る道を見つけ、下の舗装路に下りて左折し、10台分ほどの空き地に駐車。(簡易トイレあり) 早くも今日のターゲット「男体山」がこの地点からも左上に屹立して見えた。 今日のコースには鎖場が多いということで、マロンのザックは外し、私たちの杖はザックにしまう。 |
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6時32分、「男体山→」標識に従い、舗装路を辿って人家前を通過。 6時38分、「鎖・ロープが劣化している恐れがあります」表示のある「健脚コース」と「一般コース」の分岐に着き、「健脚コース」を選ぶ。 お茶畑横を通過し、破砕石のゴロツク沢筋で杉林に入り、涸れ沢沿いに登る。 6時51分、右の尾根に上って尾根筋を辿り登る。道脇の樹木に「エンコウカエデ」「イヌシデ」等の樹名板。 |
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檜林に入り、木の根、岩を踏みしめ登り、道の安定したところで水飲み休憩。 7時1分、左の涸れ沢を越して荒れ斜面を斜めに登る。この山の岩石は小さな破砕石を抱き込んで固まった「さざれ石」の感じ。 頭上のモミジが綺麗で写真を撮りながら標識を通過し、標識下の妻に「何と書かれている?」と尋ねると、「男体山山頂」との返事。・・ならばと沢筋を更に上に進む。<→××!!!!>。 |
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7時15分、落ち葉が堆積する急な沢筋を強引に登ってきたが、妻とマロンの登坂能力の限界に近づいた模様。ザックを残し、私だけで上の様子を偵察。 7時26分、強引に登れば左の稜線に抜けられそうな感じもあったが、犬連れで無理は禁物と判断して撤退を決める。 7時35分、慎重に先程の標識箇所まで下ると・・・「男体山山頂」表示板は上と言うより、左方向を指し、左の岩場に鎖が垂れていた。 |
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標識に従い正規ルートに乗ると幾つかの鎖場に遭遇したが先ほどの苦労を考えると何と言うことも無く好調に通過。 |
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平坦箇所で小休止してマロンに水を与え、傍らの岩に上って展望を楽しむ。 その先も数箇所に鎖が張られていたが、頼るほどのことも無く、急斜面を登っていく。 |
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8時10分、小広場に上ると三分岐標識。右上の山頂を目指す。 8時13分、「奥久慈・男体山 653.8m」山頂に到着。崖上ピークには「男体神社・奥の院」、広場にはテレビ中継設備と一等三角点があった。 気温は9度だが無風で寒さは感じない。眼下には朝日を受けた山の間に霧が漂い、味のある景色が広がっていた。 |
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8時23分、下山開始。 先ほどの三分岐へ下りたら、下山に予定した「一般コース」標識が無い・・・??。 下山路は山頂先だと気づいて山頂に戻り、改めて下山を開始。尾根道を下りながら山頂を振り返ると、「奥の院」南は切れ落ちた岩壁だった。 一般コース脇も南側が崖で、保護ロープに「道幅狭し」や「通行注意」、「滑落注意」看板が吊るされていた。窪地に向かって山腹を下る。 |
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8時50分、下った地点の広場に「大円地越」標識。登ってきた同年輩夫婦登山者と交差。 更に沢筋を下り始めると紅葉が見られるようになった。柔らかな優しい感じの紅葉風景を楽しみながら下る。風が無いのに色づいた葉が散ってきて良い雰囲気。4人パーティと交差。 9時17分、「健脚コース」との分岐で朝の往路に合流。 |
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次の目的地:「八溝山」を目指す車中で、先に「袋田の滝」に寄り、最後に「八溝山」を訪ね、帰路は東北自動車道を使うことに計画変更。 国道118を15kmほど北上し、「袋田」町営の無料駐車場に車とマロンを残し、1kmほど歩き、見学料300円を払ってトンネル先の44mのエレベータを上り、「袋田の滝」に対面。 チケットに書かれた解説に拠ると ●袋田の滝・・・・・幅74m、高さ120m、4段に落下するところから別名四度の滝と呼ばれ、日本三名瀑の一つであり、四季それぞれに織りなす滝の造形は、心のやすらぎと、感動を与えることでしょう。 ●袋田の滝トンネル・・・・昭和54年に完成・・トンネル長さは276m、 中間には展望台を設け、更には吊橋への通路を作るなど、お子様からお年寄りに至るまでゆっくり観滝台より素晴らしい滝が鑑賞出来るよう、・(後略)・・ 太子町役場 と書かれていた。 予想外に規模が大きく、見映えのする滝を眺めて車に戻り、次の「八溝山」を目指す。 |
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