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明日は久しぶりに晴天の予報。 この所、マロンの体力が向上したようなので丹沢でテストすることにした。 コースはおとーさんが数回歩いたことのある道志の道から大室山頂までの標高差約1100mの直登コース。(地図では難路表示)。 |
◇所要時間: 4時間37分 |
朝5時、マロンは朝食と簡単な散歩を済ませて、おとーさんと車で家を出る。おかーさんは都合で今回はお休み。 |
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6時30分、支度を整え出発。吊り橋袂にはキノコなどの土産物屋やトイレ設備があるが、今日は早朝で人の気配はない。 吊り橋を渡り100m程先の標識で右折し山に入る。このコースは登り初めにミスコースしやすい。前回は茂った笹に騙されて左の沢に進みかけ、今回は落ち葉に騙されて右の杉林に入りかけた。所々にある赤テープに注意して慎重に踏み跡を辿り登る。 6時47分、かなりの急斜面になったが凹凸が少なく、地盤もしっかりしているのでマロンも自力で登っていく。 |
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6時56分、標高600mあたりで再び急坂。杉林と自然林の間を登る。木の枝に付けられたテープは赤や白、黄色があり統一性がない。マロンが落ち着いて山道を辿るようになったのでリードを外すが、万一に備えて餌で釣りながら犬笛で手元に戻る訓練をしながら進む。 |
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7時13分、急坂は一段落して杉林の中に傾斜が緩む。鹿の足跡が多数見られるがマロンは特に反応しない。 7時26分、大渡分岐に到着。ここでほぼ行程の1/3。マロンに水とジャーキーを与える。 7時46分、標高960mあたりで山道右手が明るく黄葉している自然林になる。マロンはノーリードで少し前を歩きながら時々振り返りおとーさんを確認している。 |
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7時54分、標高1100mあたりから緩やかな傾斜の自然林になり15分ほどこの地形が続く。風が無く、色づいた黄葉の林は静まりかえって風景画を見ている様。 8時10分、「大室山1時間 大渡40分」と彫り込みのある古い道標。このコースに道標は少なく、山中ではこれが三つ目。 このあたりは一面に栗のイガが散っている。ケモノ達に食べられたか実は一つも残っていない |
8時28分、落葉樹の木の間越しに左右の稜線が前方に高まり大室山が正面にあるのを感じる。 8時40分、一休みしながらコンビニ弁当を1/3ほど食べる。マロンはこれにお相伴するのが楽しみの様子。 8時53分、左は桧林、右は自然林で踏み跡がハッキリしない斜面。下山時にミスコースしないように赤テープのありかを確認しながら慎重に登る。ブナの大木が目立つようになるに従い雑木の密度が減って明るい森になる。 |
山頂近くになると大ブナの上で群れ鳥が種類毎に特徴のある声で鳴き交わしていた。 9時20分、大室山山頂に登りつく。薄日ながら久しぶりの天気。食べかけ弁当を取り出すとマロンは餓えた狼のように顔を突き出してくる。 9時30分、下山開始。山頂には久保へ下りるルートの標識はなく、「神ノ川ヒュッテ」と「大室指」への両標識間の踏み跡に入る。 |
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赤テープに注意しながら慎重に下る。そのうち、先行しているマロンが登ってきたルートを忠実に辿っているのに気づく。私の目には先程の登跡は積もった落ち葉に隠されて見えないのにマロンは臭いを辿っているらしい。登りでルートを外れた所はその外れたルートで下山していた。マロンの鼻も伊達ではないと見直した。 |
10時27分、大渡分岐に到着。マロンは少し疲れたかフセの姿勢で休む。5分ほどマロンに付き合う。 下山を続けて標高600mを割ったあたりの杉林で再び大鹿が前方を跳ねて横切る。今度はマロンが即座に反応し飛び出そうとしたが、リードを付けたところだったのでセーブできた。 11時7分、吊り橋を渡り無事、車に到着。 マロンは少し疲れたかおとなしくケージに入る。左程の混雑に会わず、1時少し前に帰宅。 帰宅後、マロンの体を調べると二種類の小さなダニが沢山見つかる。急遽ダニ取りシャンプーで繰り返し体を洗ったが、ダニは体から離れず結局、刺抜きで一匹づつ駆除する羽目になった。 次回への反省: 入山前にダニの忌避薬を十分スプレーしてやること。 |