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紅葉は低山でも終期に入った模様なので今回は滝を眺めることを主目的に、奥多摩の「大岳山」を訪ねることにした。

この大岳山は「200名山」、また「奥多摩三山」の1山でもあり、さらに南から訪ねる計画も準備済み。

 

◇所要時間: 4時間46

◇難度(マロンとして): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 奥の院や大岳山は露岩や岩場の通過があり、段差も大きく、登山者の多い時期の犬連れは薦められないとおとーさんが言っていました。
このコースは変化があり、楽しめるコースだったとも言っていました。

 

430分、家を出る。

いつものコースで五日市線の武蔵五日市駅を目指し、駅前を左折。県道33(檜原街道)の十里木交差点は右折し、県道201号の終点から始まる林道に進む。

林道終点を目指して2kmほど巾狭道を進むと、林道は「落石のため」看板の架かった柵で閉鎖されていた。仕方なく、近くの路肩に車を停め、出発準備を始めたら予定コースをインプットしたGPSを家に忘れてきたのに気づき驚く。・・で、今日は登山地図とカシミールの駒地図参照で歩くことにする。上空は完全に曇り空。

614分、先ずは林道終点を目指して養沢川沿いに出発。閉鎖柵先の林道に3ヶ所ほど土砂の崩落箇所があった。流量の多い堰堤横を通過。辺りにまだ紅葉が残っていた。200mほど先で次の堰堤横を通過。

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622分、林道終点に「←御岳山・七代の滝」と戻る方向に「上養沢(バス停→)」標識。杉林を木の根や岩を踏みしめ登ると5分ほど先の三分岐に「←七代の滝」と「御岳神社→」標識。右の石積み階段を上る。

急傾斜の山道は石と丸太で補強され、昔からよく利用された感じ。途中、マロンに水を与え、私たちは薄着になる。

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650分、「御岳・長尾平園地」標識の立つ三分岐に上り着くと見晴が良く、周囲に紅葉が残っていた。「←岩石園・大岳山」標識に従い幅広山道を西に進む。

7時、次の三分岐。「←奥の院・鍋割山・大岳山」標識に従い大杉の間の山道を進む。幅狭尾根筋を進むと緩く上りが始まった。体が温まり、涼風が心地よい。

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724分、安全鎖が張られている岩壁横を通過。やがて尾根筋を外れ、厚く落ち葉の積もる幅広山腹を登る。

732分、石段上の「奥の院」に到着。背後のピークに登ると「男具那ノ峰」標識と石祠。東に視界が得られたが、見えたのは関東平野のみ。

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740分、露岩の痩尾根を下ると左から巻き道が合流。落葉を終えた唐松林を通過。雲が薄まり、朝日が斜光で差し込み、モミジが綺麗に発色。檜林に進むと三分岐。左の巻き道は使わず、右の「鍋割山・大岳山→」標識に従う。

753分、「鍋割山1086m」に到着し小休止。南の木立越しに「大岳山」が姿を見せた。

815分、帰路に予定の「←御岳山・岩石園」標識のある三分岐を通過。道が広がり歩きやすい。朝日が差し込み紅葉が映える。

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822分、「大岳山・馬頭山尾根」標識地点から上りが始まり露岩が増えて「滑落注意」看板が続く。岩壁には安全鎖が付けられていた。岩場の下り箇所は慎重に通過。数段の鉄階段も2箇所通過。

843分、「大岳山荘」横に出て大岳神社の鳥居を潜り、神社横から山頂を目指して岩稜尾根を登る。

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859分、無人の静かな「大岳山」山頂に到着。「奥多摩三山 1566.5m」標柱も立っていた。

南西に霞んだ「富士山」が見え、南遥かには朝日を反射した相模湾に江ノ島も確認できた。

913分、ムスビでエネルギー補給して往路で下山開始。

すぐに中年登山者と交差。「大岳山荘」横で同年輩登山者と交差。露岩帯で夫婦連れ、続いて一人登山者と交差。このルートは結構、人気があるらしい。

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953分、地図には「芥場峠」と記された三分岐で往路と分かれ、「御岳山・岩石園→」標識に従い、右の山腹に下る。

すぐに、「高岩山を経て岩石園→」と「岩石園・御岳山→」標識のある三分岐に着き、今日は滝を見に来ているので「岩石園」標識に従い、やがて尾根を外して沢筋に下る。

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1011分、休憩あづまや横に「御岳岩石園周辺案内図」看板があり・・・

ここ御岳岩石園は昭和10年に東京緑地計画にもとづいて・・(一部略)・・御岳沢にかかる名瀑「七代の滝」の近く天狗岩の背後から「綾広の滝」の上まで、約1kmの間で渓流と露岩などを利用してつくった遊歩道です。一歩この遊歩道に足を踏み入れると両岸には、苔むした奇岩怪石が点在し、また亜寒帯植物が生い茂って、別名「東京の奥入瀬」とも呼ばれています。・・(後略)。と書かれていた。

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沢に下りて「岩石園」門柱を通過し柵沿いに進むと左下に一条の滝が見えた。

 

コースに従い幅広の窪地まで下ってみるとこの滝が「綾広の滝」。

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一帯は案内図の解説どおり、露岩、清流、奇岩、高木が見られ、タイミングよく周りは紅葉爛熟期状態。

歓声を上げながら清流にセットされた跳び石を渡り返しながら下っていくとカメラを手にした登山者が何組か上って交差。

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トイレ付き休憩所前を通過。更に清流を何回も渡り返しながら下る。

1038分、「天狗岩」岩壁横の石段を上る。天狗岩には登れるように鎖が付けられていた。

 

その先の三分岐を私たちは「七代の滝↓」標識に従い、右下に急な鉄階段を下る。(直進は「御岳山→」標識)

急斜面に付けられた7つほど続く鉄階段をマロンは躊躇せずに下る。

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1048分、数人が休憩している岩盤広場横に落差10m足らずの「七代の滝」が落ちていた。滝に美しさは感じないが、滝壷から下に流れ出す流路に風情。

1051分、下山継続。沢を回り込んで朝の往路に合流し、じきに林道終点に降り立つ。

11時、車に戻る。

車は2台のみで下山路で出会った人達は殆ど御岳山経由の人だった。

1240分、無事帰宅。

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