明日・日曜日は快晴だが続く1週間はさえない天気が続くとの天気予報に、急遽、手持ち候補から登山者の少なそうなコースを探し、奥多摩の「扇山」を東から訪ねる計画を立てた。 ◇所要時間:　3時間45分　(内20分はミス分) ◇難度(マロンとして):　易＋＋▼＋＋難 ◇マロンの日記:　このシーズンには適当な距離と高度で展望にも恵まれた良い山とコースでしたが、標識類が少なく、「入山口」も見つけるのに苦労したようです。 登山者が少なそうなコースだったのでワンコ連れには良さそうなコースでした。

4時50分、出発。一般道で相模湖に出て国道20号を西進し、上野原市内で県道30号に分岐。
中央高速道の「上り・談合坂SA」北に位置する「安達野」バス停先のカーブ地点から右の一車線舗装路を上り、この集落入口から舗装路末端の300m間に駐車出来そうな場所を探したが、道路両側は人家が連なり、駐車場所を見つけられず、途中の家の庭を借りるようにして方向転換して県道に戻り、近くの廃屋横に空き地を見つけ駐車。 気温はマイナス4度で意外に風が強い。 6時41分、出発。地図の登山コースに従い、先ほど駐車場所を探した集落に入る。
	6時48分、集落先で左に曲がる道は森に向かう雪道になった。妻とマロンを点景にこの地点を記録撮影し、追いついて杉林の左斜面に登山道を探しながら雪道を進む。 すぐに見つけた踏み跡は斜面上の30mほど先で消滅。左斜面に注意し、更に金網に沿って山道を先に進むが道は沢筋を越して下り始めた・・???。

	6時59分、遂に森を抜け出したので確実にコースミスと判断し、別コースで「扇山」に上ることも考慮しながら、斜面に上る道を探しながら往路を戻る。 7時8分、先程、踏み跡を確認した地点より20mほど集落に近づくと・・・雪と落ち葉で汚れた斜面に微かな踏み跡・・!!!。　　丁度20分を無駄にして入山コースを発見。 7時20分、朝日の差し込む南斜面に抜け出し、尾根先端を九十九折で登る。高度630mあたりまで上ると体が温まり、小休止して耳覆いを外し1枚脱ぐ。GPSは地図コースが100mほど東側にズレて描かれているのを表示していた。
	7時36分、尾根先端の「金比羅神社」に到着。 南に好展望が得られ、南西に「富士山」、南眼下に中央自動車道の「談合沢SA」、その先の「倉岳山」や道志の山波の先に丹沢の「蛭ヶ岳」なども同定できた。
上りを再開すると西風が吹き込み、寒くて耳覆いを再装着。林床の残雪は15cmほどに増えた。

8時6分、地図の861ポイント(犬目丸?)を通過し、朝日の差し込む雪の尾根道を気持ち良く進む。 8時11分、富士山の好展望地の高みで小休止。山頂の木に「犬目丸861m」の手造り標識が付けられていたが昭文社地図の861ポイント位置とは整合していないように思えた。

8時19分、左下へ「←県道・犬目に至る」標識板のある三分岐を通過し、杉林の雪道を上っていく。この先のコースは地図表示とは異なり、尾根通しで延びていた。 8時33分、最後の分岐を通過し、残高度170mの雪斜面に取り付く。朝日を背に受け、息を弾ませ扇の要のように見えるピークに上り着いたが、山頂は更に平坦路の先に聳えていた。

8時58分、「扇山1138m」に到着。 雲ひとつない快晴の空をバックに雪の富士山が見事。山慣れた感じの先着登山者が一人、カメラを富士山に向けていた。好展望に気を良くして弾んだ挨拶を交わす。犬好きだと言う彼にマロンはモデルにされた。 富士山の東稜線に雪煙が上がっているのが見えた。ムスビを食べながら景色を楽しんでいる間に2組の登山者が到着。
	山頂の雪面には兎の足跡が交錯。雪の白さにマロンが薄汚れ犬に見えた。下りはマロンに引かれ危ないのでアイゼンを装着。 9時15分、下山開始。 25分かけて上った最初の分岐までを12分で下り、「←犬目・大野」標識に従い往路に下る。一人の同年輩登山者と交差。 9時33分、次の分岐は「←新田・四方津に至る」標識に従い往路に下る。 9時38分、「見晴台」地点に戻る。冷風が吹き始めたが進路が南に代わった途端、風が消えた。快調に「荻ノ丸」ピーク横を通過。

9時59分、「金比羅神社」に戻り、小休止し。ムスビを食べながら地図を広げて南に見える山名を調べ、アイゼンを外して下山続行。 10時17分、杉林の下りの途中、右下にショートカットできそうな小道を見つけ、GPSで集落に向かうことを確認してこれを下る。2分ほどでお社横に出て簡易舗装路で集落に下りきるとその場所は今朝、集落の中央で車の方向転換した場所だった。 10時26分、車に戻る。 12時30分、無事帰宅。
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