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山中湖北の「二十曲峠」を起点にして 「石割山」経由で「大平山」を往復するコースを妻が希望。

昭文社の山地図を注意して見ると、「平尾山」近くから「二十曲峠」へ「登山コースでない小道」が表示されているのに気づき、帰路はこれを利用することも考慮に入れ、金曜日の出発を決めた。

 

 

◇所要時間: 4時間35

◇難度(犬として): 易+++▼+難 (往路を戻るならレベル3)

◇マロンの日記: 猛暑期が終わったので、今回からまた、ザックを背負うことになりました。  帰路は「登山コースでない小道」で戻りましたが、下り始めの高度差100m間の山道は殆ど、消えていたので藪歩きになりました。

 

3時、出発。

道志みち(国道413)」で「山中湖」に抜け、湖畔西北の「花の都公園」先の内野交差点を右折し、「鹿留林道」で東の「二十曲峠」を目指す。

クネクネ林道で高度を150mほど上げ、標高1150mの「二十曲峠」に到着すると、数人のカメラウーメンが富士山を狙っていたが、富士山は見ている間にガスに覆われてしまった。気温は13度で快晴。

540分、石碑後ろから尾根に上って出発。

 

道脇にアキノキリンソウやシラヤマギクが花を見せた。標高1200mで高圧線鉄塔下を通過。

山道に小さな栗のイガが散乱。雨水で抉られた火山砂礫の山道は酷く歩きづらい。

標高1260mあたりで振り返ると、先日訪ねた「鹿留山・杓子山」が朝日を受けて秋山の風情。草イチゴ、トリカブトがきれい。

 

67分、標高1275mで次の鉄塔下を通過。

東側が草斜面になり、リンドウが蕾を、花ラッキョウが線香花火のような花を、ナギナタコウジュが茎の先端の片側だけに紫色の花を見せた。

620分、次の鉄塔横を通過し、25mほど高度を上げ、次の鉄塔横を通過。

 

627分、「石割山1413m」山頂に到着。西に裸地斜面が広がり、南〜西に大展望。

石割山〜平尾山〜大平山」の尾根筋先に朝日を浴びて雲を纏った富士山が立派。その前に山中湖、北西には「八ヶ岳」も見えた。

633分、「大平山」目指し、西に下る。

 

高度で100mほど下り、背丈を越す笹薮を抜け、緩いピークを通過。「ジイソブ?」が花を見せた。

帰路予定の「登山コースでない小道」を探しながら坂を下ると、苔むした木の幹に白テープ発見!!。 北斜面の檜林を覗いて見たが、道らしい跡は見当たらなかった。先に進む。

654分、山地図に「平尾山1318m」と記されたピークでも念のため、北斜面を調べてみると鹿網沿いに踏み跡が下っていたが、予定コースとは方向が違うと見極め、山頂に戻って先へ進む。

 

715分、山地図に「展望よい」と書かれた地点に「平尾山1318m」標柱が立っていた・・が、GPS1293mと表示したので、やはり、「平尾山」は昭文社の山地図の位置の方が正しいと推測。

この地点からの景観は確かに見事だが、大平山の東斜面に点在する別荘群が朝日を受けるとチョット目立ちすぎ。

予定通り、西前方に見える「大平山」へ足を延ばすこととし、西に下る。

 

726分、右への分岐道に「忍野村→」標識。この先でまた丸太階段の上り。

736分、大平山の別荘地への山道が左に分岐。この先の丸太階段で20mほど高度を上げ、草の尾根道先でパラセールの出発場を通過。

紐先マロンが草叢から雉を追い出し、鳥猟犬の血筋を見せた。

 

751分、「大平山1296」に到着。山頂には二等三角点、アンテナ2基と東屋。

富士山が穏やかな姿を見せた。 ムスビを食べながら大展望を楽しむ。ススキがそよとも動かない。

83分、かなり遠くに見える「石割山」を目指し、往路で帰路に付く。

 

834分、「平尾山 標柱地点」へ戻り、小休止。富士山は五合目から上は雲の中。平坦な草尾根で下山続行。

山地図の「平尾山」を通過し「二十曲峠」への「登山コースでない小道」を探しながら戻り、標高1300mあたりで白テープに再会。妻とマロンに待機してもらい、北斜面の檜林に踏み跡を探し・・・

 

・・・微かな山道らしい跡を見つけ、皆の所に戻る。

97分、全員で薄暗い北斜面下り開始。GPSの予定ルートからあまり外れないよう注意し、道跡を探しながら慎重に下る。15分ほどで高度80mほどを下ったが、道の痕跡を見つけられず、・・・このルートで下るのは諦め、尾根へ戻る覚悟を決めた。

929分、尾根を目指し、薄暗い斜面を15mほど上ると・・前方の木に色落ちした赤テープ発見!。そこに近づくと山道の痕跡!!。 これなら下山可能だろうと、GPSの予定ルートにも注意を払いながら、古い踏跡を下る。

 

935分、下りきって森を抜け出すとそこは「林道終点」広場で、赤テープ発見地点から高度で40mほど下だった。

GPSに頼れ、且つ、赤テープを見つけることが出来たので、なんとか無事に下れたが、道跡は殆ど消滅していた。

GPS無しでこの区間を下りに使うと、林道終点の西側に下ってしまう可能性があるので・・チョット危険と感じた。

 

林道終点から400mほど先の草広場で小休止。ここのヌタ場には鹿の足跡が多い。ムスビを食べて下山続行。その先で2つの鹿柵扉を通過。

958分、3つ目の鹿柵扉を通過。この辺りから、右の小尾根を越せば、「二十曲峠」へ直接戻れる筈と、妻とマロンに待機してもらい、柵地点の右山腹に登ってみる。途中、アケビを撮影。

10mほど高度を上げると作業跡。ここからなら等高線沿いで峠に戻れそうな感じだったが、山斜面にイバラがあり、マロンにはキツソウなので林道で戻ることにする。

 

109分、林道の屈曲点の右斜面に踏み跡があり、GPSが右上・高度差30m辺りが「二十曲峠」と表示。→林道経由より大きくショートカットが期待できると考え、この斜面を上って駐車場所を目指すことにする。

左程の苦労なく、林を上り抜け、更に草斜面を上る。
10
15分、「二十曲峠」の車に戻る。

 

1250分、一般道で無事帰宅。

 

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