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スギ花粉は年初からの日々の最高温度累積がある温度に達すると飛散開始に至る。とテレビ天気予報士が話していた。 これよると今年の南関東地方の飛散開始は2月20日前後らしい。 今週の天気予報では晴れるのは明日まで。 ならば、明日、もう一山、登っておこうと急遽手持ち候補の山を物色し、以前、武甲山からの下山時、前方に形良く聳えて見えた「大持山」を訪ねることにした。 ◇所要時間: 4時間37分 |
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4時40分、家を出る。青梅駅前を通過し、成木街道に入る。名栗湖の先、名郷バス停より左折して73号線へ進む。 |
白岩渓流園キャンプ場のある右の林道に進み、山中を目指す。駐車予定地手前の「入間川起点」標識まで車を進めたが、車道が凍結していたので100mほど戻って路肩に駐車。 6時35分、舗装路に出発。5分ほど歩いて「ウノタワ周辺ハイキングコース」案内板の立つ「山中」を通過し、更に杉・檜の舗装林道で妻坂峠を目指す。 |
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6時50分、舗装林道の終点に「←妻坂峠 約20分」標識。小橋で左の沢を渡って山道に入る。杉林が色付いているが雄花はまだ堅そう。 上るに従い、杉林の中に残雪が増えてくる。沢筋で峠を目指しているので小沢も2度ほど渡る。 7時20分、ヒノキの植林帯を通過。 |
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7時25分、「妻坂峠839m」に上りつく。尾根越しに大きく肩を張った武甲山が姿を見せた。石仏のある峠には「大持山、小持山」、「武川山」、「生川、横瀬駅」分岐標識が立っていた わがパーティは「大持山(1294.1m)急な上り坂あり 約1時間40分」と書かれた標識に従い、自然林の尾根道に進む。雪道は次第に急となり、雪量も多くなる。 |
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8時、一段上って、幼檜林の中を左、右とクランクして進む。その先は右手檜林、左手は自然林になり朝日が差し込んできた。 8時8分、一段上って左に向きを変えると前面の木立の先に「大持山」。稜線は子持山を経て武甲山に続いている。 |
8時18分、ゆるやかに下ってカラマツ林を通過。残雪は締まっていて苦にならない。上りが始まり、大岩横を通過。また急な上り。 8時42分、右「大持山頂に至る」、左「鳥首峠に至る」の柱標識の立つ山頂手前の三分岐に上りつく。 |
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無風、快晴の空の下、東から南にかけて雪に彩られた雄大な景色が広がった。 ここまで登って来たルートを振り返るとその先に以前登ってメリハリがない山と思った武川山がどっしりした山体を見せていた。 更に山頂を目指して雪道を登る。 |
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8時58分、「大持山 1294.1m」山頂に到着。 山頂からの視界は東西に限られていた。マロンはガツガツとドックフードを食べ、私達はのんびりとムスビを食べながら地図を広げ、これまでに訪ねた山、訪ねてみたい山の名前を調べる。 雲取山、三ツドッケ、大平山、酉谷山、熊倉山、伊豆ヶ岳、蕨山等々が見えた。 無風、快晴。眺めがよいので、久しぶりに山頂での時間を楽しむ。マロンには雪で覆われた山頂は退屈らしい。 9時7分、下山開始。 |
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9時14分、「鳥首峠への分岐」に戻る。南面は日当たりがよく、一部、雪が消えている。急坂を下るがすぐに上りかえす。 9時29分、小ピークの木立に手書きの「横倉山1197m」標識。後ろに大持山が大きい。暫くは自然林の中の緩い下り。 9時42分、雪の解けた落ち葉の急坂を下る。 |
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左に向かって「ウノタワ 横倉林道迄25分 更に山中迄20分 更に名郷へ40分」標識。こちらへの踏み跡は少なく、深い積雪に足跡の穴が続いている。 軽量マロンは雪面を沈まずに楽に歩くが、私達は足を高く上げて足跡を辿る。進路が北斜面に移るとともに傾斜が増し、雪の表面も凍っていて滑りやすくなり、下りの不得意な妻は腰が引けてきた。マロンもこの下り急坂には爪が使えないのか、歩きづらそう。妻だけがアイゼンを付けて気を引き締めて下山続行。 |
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10時32分、ほぼ急坂を下りきって沢に着き、アイゼンを外す。妻にとっては今日はアイゼン様様といったところ。雪坂下りが不得意な妻には着脱容易な6本爪アイゼンを探して購入を予定。水場を通過し雪の解け掛かった沢筋を下る。 10時37分、「ウノタワ入口」標識の立つ森のハズレ地点を通過。 10時44分、沢を小橋で渡る。 10時47分、林道に出る。日陰の舗装路が凍っていて、おとーさんが見事に宙に舞う。 |
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11時12分、車に戻る。誰にも出会わず静かで、目の保養が出来た良い山行だった。 1時15分、無事帰宅。 |