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金曜日は天気予報がよい方に外れて朝から快晴。こんな好天と分かっていたら一泊登山に出かけられたのに残念。 続く土・日は朝から秋晴れの好天予報。犬連れのため、土日の山歩きは避けていたが、今回は体力維持のため、昔、元日に登っても登山者が少なかった不動尻コースで丹沢の「大山」に登る事にした。 |
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◇所要時間: 5時間22分 |
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4時、家を出る。朝からの好天予報だったのに空はどんより。厚木・七沢・広沢寺温泉を過ぎ、昔、車をとめた不動尻青少年キャンプ場手前の駐車場に向かったが、途中の山神隧道に近づいたあたりで、ゲートに遮られた。 |
ゲート横には「ゴミ捨て禁止」看板や「防犯カメラ」が設置されていた処から推察すると山中へのゴミ廃棄に手を焼いて、県がゲート設置したものと推察。近くに「不動尻 1.9km→」標識もあったので、今日は予定外に3.8kmも余分に歩くことになってしまったと覚悟を決める。 5時40分、ゲート横の空スペース(4台程度駐車可)に車を残して出発。舗装林道は台風の影響らしく、土砂が堆積したり、水が流れていて荒れた雰囲気。 5時47分、「山神トンネル」を通過。隧道の中は真っ暗でヘッドライトを使う。 |
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6時4分、不動尻の駐車場を通過。水量の増えた谷太郎川を「一の橋」で渡る。この地点に「大山 4.3km」標識が立っていたので、今日の工程は往復距離12.4km、標高差は900mオーバーと分かり少し気持ちを引き締める。 |
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6時15分、県立・不動尻キャンプ場に到着したが、以前あった管理棟やバンガローは完全に撤去され閉鎖された様子。 「大山三峰」への道を右に見送り、「大山3.8km→」標識に従い丸太階段を登る。 松風草の中に一株だけトリカブトが咲いていた。 |
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6時30分、杉林の尾根を登る。気温は12度。真新しい鹿のフンが目に付く。少し先では雄鹿が一匹、前方斜面を50mほど走り下って、森の中からこちらを睨んでいる。マロンはこれに気づかず。 6時55分、防鹿金網を乗り越す為の木組み階段を通過。植林された檜には全て防鹿網が巻きつけてある。あたりに自然木が多くなり、モミの大木も見られる。 |
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7時7分、再び古びた防鹿階段で金網を乗り越す。手すりには「危険触るな」と手書きされていた。獣を下界に下ろさないよう広範囲が金網で囲われているが、腹を空かせた鹿たちはそれぞれ工夫してこれらを突破している様子。 |
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7時12分、モミの大木や山ボウシが点在する広々した森の中の山上地形に上りつく。曇天ではあるが良い雰囲気。進路は南に変わる。 7時17分、唐沢峠らしいポイントに到着。あずまや横の「豊かな森の住民たち」の解説板にはいくつかの鳥のほかにツキノワグマ、テン、カモシカ等の名前と生息域も書かれていた。 |
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7時28分、尾根筋を南下。昔歩いた時より更に痩せた尾根には新しい鎖や柵が設置されていた。わずかながら紅葉も見られる。「大山2.0km 不動尻2.2km」標識があり、標識ごとに大山と不動尻の距離が違っているのがおかしい。 再び、右が大きくえぐれた断崖の痩せ尾根を通過。 7時42分、笹で狭められた丸太階段の道を上る。 7時48分、大山の東に進んだ辺りの小高い地点に休憩テーブル。周りはススキ原で近くに大山三峰が見えるたが、相変わらず空は雲で覆われている。今日も天気予報は外れ。 |
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8時10分、丸太階段の急登が続く。 丸太下の土が流されているのでマロンには丸太が障害物化しているが、体力を付けてきたマロンは上手い具合に跳ね上がり先行。 8時22分、「関東ふれあいの道」に合流。階段の上りは続くが歩きやすい山道になった。 |
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8時42分、大山山頂に到着。 奥の院に参拝し、「大山山頂 標高1251.7m」標識を入れて記念撮影。山上には同年輩の登山者が8人ほど。 8時54分、往路で下り始める。下りは楽で瞬く間に高度が下がる。 11時2分、車に戻る。車は6台に増えていた。今日のコースは殆ど人に出会わなかった。 12時50分、無事帰宅。 |
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帰路の車中でケージのマロンがひどく身体を掻いていたので早速、マロンの身体を調べると…大小のダニだらけ。 ダニ取りシャンプーで体を洗い、落ちなかったダニは細かい櫛で漉き取る。更に動物病院で「フロントライン」を購入して体に点滴。このところ、群馬や長野県に遠出してダニには無縁だったので、鹿の生息域にはダニが多いことを失念してしまい、大いに反省。 |