桜前線が関東地方を通過。風は南風に変わり憎たらしい花粉を北方に吹き払い、花粉症が少しは楽になった。・・・で、早速3週間ぶりにマロン連れの登山を計画。

 

奥多摩・御前山はもうすぐカタクリの花のシーズンで大賑わいとか。人出を敬遠し一足先に隣の「大岳山」への短時間コースを歩くことにした。

 

所要時間: 2時間42

難度(犬として): 易+▼+++難

マロンの日記: 最後の登り以外は林の中の歩きやすい道でした。

 

3時前に目覚めてしまい早めの出発を決め、325分には朧に霞んだ月を見ながら家を出る。

五日市線の終点「武蔵五日市」駅までは地図を見ることもなく、走りなれてきた奥多摩への道をたどる。十里木の交差点を左折し、檜原街道を檜原村役場の所で右折、神戸(かのと)岩入り口からは1車線の狭く曲がりくねった林道を上る。

車で大きく標高を稼ぎ、大ダワに上りつき、幅広の道路(10台程度は駐車可)に車をとめ出発準備をする。

 

530分、道路脇の道標に従い、大ダワ登山口から登りはじめる。

檜の若木が植樹された山の斜面の山道では右手に視界が開けてカタクリの「御前山」が大きく姿を見せる。予想外に涼しくマロンも元気に歩く。

10分足らずで登りついた尾根の分岐点では「大岳山3km  御岳山7.1km」標識に従い南東に進む。緩やかな尾根道の木々には「アセビ」「ミズナラ」「ハンノキ」等の名札が付けられている。 標高のせいかこの山の「サクラ」「ヤマツツジ」等は未だ芽吹いていない。

552分、小高い地形をわずかに下る。「ツガ」「リョウブ」「ネジキ」「ウリノハカエデ」と名札が続くが落葉している木の名は簡単には覚えられない。

 

 

65分、小高い山を通過。このあたりには珍しく「ダケカンバ」の白い幹が見える。鶯がよく鳴いている。

615分、自然林の裸の枝越に目的の「大岳山」が姿を見せる。山道に何やら獣の足跡。枯葉の中に「トリカブト」の若芽。

625分、右「馬頭刈尾根」、左「御前山、大岳山」の道標あたりからゴツゴツ岩の急登となった。 マロンは登りきる自信のない所に来ると大人しく待機しておとーさんの助けを待つ。

 

645分、「大岳山」山頂でアセビの花に迎えられた。山頂からは南西に展望があり、御前山、三頭山、鷹の巣山が春霞に浮んで見える。

マロンの期待しているコンビニ弁当を取り出す。登山者の食べかすに味を占めているのか二羽の小鳥が近寄ってきたがマロンが全て独り占め。

涼しくて無風のためか杉花粉はほとんど感じられない。

 

 

77分、下山開始。鳥の声を聞きながら往路を戻る。

812分、大ダワの車に戻る。入れ違いに一人の登山者が登って行った。

 

林道を下り終え205号線途中で日本百名滝の一つ「払沢の滝」を見物。マロンは喜んで沢に入り込む。

11時過ぎには帰宅。

  大岳山・2