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テレビが栃木・福島県境の「那須岳」の紅葉風景を放映。

「那須岳」と言えば・・1昔前、初代マロン連れで「茶臼岳」と「朝日岳」を訪ねたが、「三本槍岳」までは足を延ばせなかったので・・・今年は福島県の「二岐山」と絡め、1車泊2日で訪ねることにした。

 

◇所要時間: 4時間28

◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 久しぶりの車泊山行で、変化のある楽しい1日でした。
三本槍岳」への上りは気持ちの良い歩きやすい道でしたが、下山途中の「鏡ヶ沼」への急坂下りはロープに頼るおとーさんと息が合わず、手こずりました。青空で出発したのに、帰りは雨に降られ、驚きました。

 

330分、出発。

稲城大橋〜首都高速〜東北自動車道と乗り継ぎ、途中、佐野SAのドックランでマロンを遊ばせ、更に東北自動車道を北上。
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44分、「白河IC」を下り、国道289を西進し、甲子トンネル先の「道の駅 しもごう」先を左折して、その先の林道大峠線に合流左折し、砂利林道を上っていく。途中の「
この先は危険」看板先は確かに荒れ道になったが、PRIUSでも腹を摺らずに上れた。

755分、「これより先 車両の乗り入れはご遠慮ください」看板のある広場(10台ほど駐車可)に到着。天気は快晴で気温は9度。

予定より1.5時間ほど早く到着したので、コースを反時計周りし、下山途中の「鏡ヶ沼」で時間調整することにする。

 

757分、砂利林道にスタート。

林道を横切る流水を見つけ、気分高揚マロンは早くも体を浸す。700mほど先で「林道終点」石碑前を通過し、その先の「鏡ヶ沼西側分岐」では先行登山者と挨拶し、・・「大峠→」標識に従い、南に進むと200mほど先で右に「旧道」が分岐。

好奇心から、[旧道]に進んでみたが泥濘個所があり、紅葉がきれいと言うこともない道だった。

「大峠」に近づいたあたりで新道に合流し、背丈を越す笹帯を通過。

 

839分、標高1460mの「大峠」に到着。

東にはいくつかのピークを見せる稜線先に「三本槍岳」が遠く、西には「流石山」の山斜面が大きい。

暫し、展望を楽しみ、「三本槍岳」を目指して低灌木帯を上っていく。

 

少し高度を上げ、振り返ると、「流石山」が秋山の姿。スケールの大きな景色を楽しみながら尾根筋を辿る。

上るのに従い、山斜面は色づき始めたが・・・水平線が霞み始めた。

949分、ケルンのあるピークに上り着くと前方右に「三本槍岳」が山体を見せたが・・・「」とはほど遠い姿で???

 

北から湧いた雲が頭上まで覆ってしまった。

10時、三分岐を右折し、山頂を目指す。山頂直下では風を避けて休んでいた犬連れ登山者と交差。

1013分、強い北風が吹き付ける「三本槍岳1917m」に到着。

 

山頂の「三本槍岳」解説板には・・

・・奥羽山脈の南端、那須五岳の北に位置する、約30万年前に形成された火山群のひとつです。・・中略・・
 山名は、会津藩、白河藩、黒羽藩の三藩が毎年、山頂に槍を立てて藩の境界を確認したことに由来します。・・後略・・
と記されていたのでやっと山名に納得。

 

北風が吹き付けて寒いので、山頂を外して岩陰でムスビを食べながらガスの様子見。

尾根続きで南に見える「朝日岳」と「茶臼岳」の上に暗雲が立ち込め、西の「流石山」はガスに隠され始めた。

 

1026分、晴れそうもないので下山開始。

ガスが流れる三分岐に戻り、「甲子山→」標識に従い、北に下る。

ハイマツなどの低木帯を縫って下っていくと、左下に「沼周辺 紅葉がきれい」と山地図に注記のある「鏡ヶ沼」を見下ろすようになった。

1055分、「鏡ヶ沼東側分岐」の峠へ到着。正面北の「須立山」はガスに隠れ始め、背後の「三本槍岳」は完全にガスの中。

 

左眼下に見える「鏡ヶ沼」を目指すと笹薮の中の急な下り。私たちは設置ロープに頼りながら、紐付きマロンと息を合わせながら下る。

高度差で70mほど急坂が続く。ガイド書が時計周りでコース案内していたのはこの区間通過のためかも・・??

119分、ほぼ急な区間を下り終え、笹道で湖畔に向かう。

1113分、「鏡ヶ沼」に着いて沼を回り込み、草広場で小休止。

 

ムスビを食べている間にもガスが濃くなってきた。

 

駐車場近くにあった「鏡ヶ沼について」の解説板には・・・・・

鏡ヶ沼にはいくつかの神秘的な伝説があり、それぞれの伝説に共通することは、鏡ヶ沼の主が大蛇であるということである。・・後略・・・・   と書かれていたが、それらしい雰囲気を感じさる沼だった。 

 

1125分、下山再開。ガスの中に浮かぶ木々の姿が面白い。

霧はやがて小雨に変わり、止みそうもないのでレインコートを羽織り、からまつ林を通過。

125分、三分岐で朝の往路に合流。その先の林道終点を通過するあたりで雨が止んだ。

1219分、車に戻ると車は5台に増えていた。

 

二日続きの晴天予報を確認して遠出してきたのに、予想外の天候に遭遇し、翌日の「二岐山」への山行計画を続けるかどうかを迷ったが、車で山を下る間に、「東北地方の天気は快方に向かう」とのラジオ天気予報をキャッチし、予定通り先に進むことにした。

 

計画より、2.5時間も早く下山できたので、時間調整の為、経路途中にある「塔のへつり」という観光地に立ち寄ることにした。

大峠林道を西に下り、養鱒公園駅先の国道121を右折し、4駅先の「塔のへつり駅」交差点を右折。

1時半、駐車料金200円を払って、「塔の岪(へつり)」なる岩壁をマロン連れで見物。揺れる吊橋ではマロンが少しビビって、観光客に笑われた。

計画では今日・明日の食糧を「湯野上温泉」のコンビニで購入の上、「二岐山」登山口のある「御鍋神社駐車場」に移動して車泊する予定だったが、・・・コンビニに保証期限が翌日の昼までのムスビが無かったので、近くの「JAの農産物即売所に:<藤の郷 よらっしぇ>駐車場での車泊の了解を取り、翌早朝にムスビを購入の上、「御鍋神社駐車場」に向かうことにした。

時間が有り余っているので、「二岐温泉」方向へ車を走らせ、他に車泊に適当な場所をさがしたが、思わしい場所を見つけられず、「藤の郷 よらっしえ」へ戻り、夕食を摂って19時には寝袋に入る。

11時頃、妻が走行車両の音が気になって眠れないというので、コンビニで朝昼食を購入し、暗闇の中、「御鍋神社駐車場」を目指し、車を走らせる。山中ではヘッドライトの中を狸がモタモタと走った。

「二岐温泉」から先は砂利林道。車の腹を擦らないように慎重に運転し、深夜0時過ぎ、無事に「御鍋神社」の大駐車場に到着。上空は全天の星空で静寂の中、寝袋に入る。

 

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