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前回の「越前岳」では満開の「愛鷹ツツジ(五葉・紅色・10本雄蕊)」と対面できたので、次は「シロヤシオ(五葉・白色・10本雄蕊)」を眺めたいと、数か所の群生地の開花状況を調べた結果、 静岡県北部の「岩岳」〜「下十枚山」でシロヤシオが盛期との情報を入手し、月曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 4時間40分 ◇難度: 易++▼++難 (落花が多く、シロヤシオの盛期は過ぎていました。 ・・が、白八潮と東国三つ葉躑躅と岩鏡が見られ、満足できました。) |
2時、出発。 東名高速〜新東名高速を使い 3時56分に「新静岡IC」を降りるとカーナビは登山口手前の「有東木(うつろぎ)集落」までの残距離28kmを表示。 <PRIUSの標準ナビは目的地・手前の「有東木」集落までしか経路表示できず、その先の登山口のある「正木峠」は道なりの舗装林道で約4km先だった。) 県道27を約20km北進し、右折して「有東木(うつろぎ)集落」経由、クネクネの舗装林道を道なりに上り、7台ほど駐車可能な「正木峠」に到着。 気温は10度。 |
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4時55分、登山口の「E」看板で「I地蔵峠」表示を確認して出発。 新緑の林床の笹道を上り、F看板辺りからは檜林を上り、その先は山腹道を進む。 林床に「ギンリョウソウ」を見つけカメラに収め・・ |
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5時36分、「I」看板の「地蔵峠」に到着。 「←十枚山」標識に従い、自然林の尾根道を北へ進む。 5時46分、緩く下った辺りに「ヌタ場」。この辺りが、国土地理院地図の「地蔵峠」地点の筈なのだが・・。 その先で上りが始まる。 |
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標高1490m辺りで樹林が途切れ、南に4年前に訪ねた「青笹山」が姿を見せた。 その先では岩が苔むし、林床は背丈ほどの笹。 標高1600mを越すとシロヤシオが見られるようになったが落花も多い。 |
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上るのに従い、シロヤシオが増えてきた。 苔むした岩や巨木の間を抜けて進む。 6時30分、「岩岳(南峰)1652m」標識を通過し、先へ緩く下る。 東国三つ葉躑躅の紫紅色とシロヤシオの白花の競演が見られるようになった。 |
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その先は下り始めた。 窪地の岩陰に二株だけ「イワカガミ」が咲いていたのを見つけ、カメラに収める。 |
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6時59分、北に姿を見せた「下十枚山」を前にして20m程の下り。 急な岩場は設置ロープに頼って慎重に下ると、山頂への高度差90m程の上りが始まる。 |
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標高1690mまで上ると、南へ「青笹山」を隠すような三角形の岩が突出。 |
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笹道で高度を稼ぎ、東国三つ葉ツツジで彩られた尾根道を進んで・・ 7時20分、二等三角点のある「下十枚山1732.4m」に到着。 東北東に見える筈の「富士山」は雲に隠され、他方向は笹と灌木で視界が得られず、150m先にあるという「展望地」を目指すと・・ |
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南〜西〜北に視界が開け、北近くの「十枚山」の先に大井川源流の山々。ムスビを食べながら展望を楽しむ。流れ雲が増え始めたので帰路に就く。 |
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7時40分「下十枚山」を通過。 8時6分、「岩岳(北峰)」を通過。 8時20分、「岩岳(南峰)」通過。 南に視界が開けた所で小休止。南の駿河湾に「三保の松原」が見えた。 9時、「地蔵峠」へ戻る。 |
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下山を続行すると、30人ほどの団体登山者と交差。多くの人はシロヤシオは?と問いかけ、嬉しそうに上っていった。 9時35分、「正木峠登山口」に戻ると車は4台。 これから出発する人もいた。 12時30分、無事帰宅。 |
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