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以前訪ねた奥多摩の「鹿倉山」を今回は東尾根を使い訪ねることにした。 このルートは奥多摩湖の「深山橋」袂を起・終点にするのが一般的らしいが、私達は少し変化を求めて「大寺山」南の「大成」からの往復コースを計画。 ◇所要時間:3時48分 |
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4時、星空の下、出発。 青梅市経由で青梅街道を西進し、奥多摩湖を「深山橋」で渡って国道139(旧青梅街道)の2.5kmほど先の「金風呂」バス停近くにある「すずめのお宿」旅館の対面の急坂の舗装林道を上る。 道なりに100mほど高度を上げ、数軒の家屋がある大成集落に着き、「仏舎利塔・登山口」標識を見つけ、傍らの空き地に駐車。気温は2度。 6時27分、「仏舎利塔1時間10分」標識に従い、砂利林道にスタート。 |
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荒れた林道脇には発電機やコンクリートミキサー車などの廃残設備が見られたのでこの道路は「仏舎利塔」建設のために作られたらしい。 6時56分、200mほど高度を上げると飯場跡らしい建物。広場に「日本山妙法寺」石碑もあり、「仏舎利塔」建設基地と推測。更に杉林を上る。下界から7時のチャイムの音。 |
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7時7分、「大寺山」に着き、朝日を受けた大きな白亜の建造物::「仏舎利塔」に対面。 従来、奥多摩湖周辺の山からよく目にしていた建造物だが、これほどのものとは予想外。 塔東には天上天下唯我独尊ポーズの釈迦像で誕生、西は悟りの正道仏、南は初転法輪、北に涅槃像が配置されていた。 |
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7時14分、「←鹿倉山」標識に従い山道を西へ向かうと300m先に現地標識名は無いが「大成峠」。 北に向かって「丹波山村鴨沢45分→」標識。西への「鹿倉山1時間10分↑」標識に従い、杉林を登る。 木立越し北方には東西に伸びた「石尾根」が見える。緩くうねった尾根を進み、「1071ポイント」の先のピークは北斜面を巻いて通過。 |
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僅かに勾配が増し、「タナグチ山」への登り。体温が上がったらしくマロンが伏せして休んだので水飲み休憩。 8時1分、「タナグチ山」に到着したが「山名表示板」は見当たらない。太陽の下に「三頭山」が三つのピークを見せた。方向を北に変え、桧林と自然林の間を緩く登る。巾狭尾根が広がってきた。 8時19分、ピークに上り着くとその先は25mほどの下り。左に緩く方向を変えながら山頂を目指す。獣の臭いがするらしく紐先マロンの動きが激しくなった。 |
唐松の落ち葉の柔らかな踏み心地を楽しみながら山頂を目指して登る。 8時34分、三等三角点のある「鹿倉山1288m」に到着。 南東は杉林、他方向は唐松や雑木で遮られて展望は得られないが、南の僅かな視界に冬姿の富士山が見えた。朝日が差し込まない山頂には早くも霜柱。 8時49分、「仏舎利塔 約1時間20分→」標識に従い、下山開始。 下草が無く、一面の落ち葉で埋め尽くされた林床はコースが分かりづらい。往路と同じ場所でマロンは獣の臭いが気になるらしく頻繁にコースを外す。 |
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9時11分、「タナグチ山」で小休止。ガイド書には別名::「大マトイ山」と記されており、酷く迷い易い山という意味らしく尾根が3方向に伸びていた。 下山を続けると単独登山者3人と交差。やはり日曜日だ。続いて4人目と交差。 9時36分、「大成峠」を通過すると朱色コートの猟師と交差。「何猟?」と尋ねたら「猪」との答え。 |
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9時45分、「大寺山」に戻ると青空に白亜の仏舎利塔が一層映える。 傍らの掲示板には「仏舎利塔 落慶式法要時の山主御法話 1974年8月1日」の文書が掲示されていた。文書をカメラに納めて下山継続。 林道をショートカットする山道もあるらしいので右手に注意しながら下ったが、見つけられなかった。 途中の飯場で猪猟の連れが2台の軽四輪で上ってきて交差。 10時15分、車に戻る。 12時30分、無事帰宅。 |
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帰宅後、「仏舎利塔」を建立した「日本山妙法寺」についてネット検索したら http://nipponzanmyohoji.net に詳しく解説されていた。 |
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