説明: line8説明: C:\Users\matusita\Documents\HP資料\改訂版・MARRONと山歩\jump-HP.gif
説明: syaka-title説明: line8

説明: syakadake-chart

説明: syakadake-chizu

季節は進み一昨日は「冬至」、昨日は関東地方にも「木枯らし1号」のニュース。

雪の来る前、マロンを遠方の山に1つでも多く登らせようと資料で対象の山を物色し天気に不安があったが、山梨県の「釈迦ケ岳」をマロンの54番目の山に選ぶ。

◇所要時間: 4時間30
◇難度(犬として): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 登り始めの岩が落葉に隠された急な山道は歩きづらかった。最後の岩山の登りもキツかったが、足場がしっかりしていて何とか登りきれました。

 

3時過ぎには目覚める。今日は9時頃から曇ると予報されていたので、昼までに下山しようと4時過ぎには家を出る。幸い、夜空には月と星。

中央高速道に八王子ICから入る。僅か数キロ走行した所で、「小仏トンネル内の工事と事故」に遭遇。2時間近くも高速道路上に立ち往生。

すっかり昇った太陽に照らされながら、勝沼ICを降りて県道34号線で国道137号線に出る。3kmほど進み「檜峰神社入口」バス停の所を急右折。細い舗装林道をウネウネ3kmほど南下し檜峰神社境内に車を停める。他に登山者の車なし

85分、車を残し、登山開始。

先ずは車で上ってきた道を300m程戻り、「熊出没」の立派な看板横の「釈迦ヶ岳へ」の板看板を確認して登り始める。カラマツ落葉の積もった工事用舗装路を数分登り、右折指示標識を見つけ山道に入る。

説明: DSCF0001

 

説明: DSCF0006

岩の積み重なった山道は落葉に隠され、踏跡がハッキリせず、足元も不確かで登りづらい。短足マロンは最初から苦戦を強いられる。

833分、「釈迦ヶ岳65分 檜峰神社25分」と記載の金属プレート標識あたりから傾斜は徐々にキックなる。落葉と岩の急坂で進路を見失うこともあるが、所々にある赤テープを探しながら登りを続ける。

840分、「釈迦ヶ岳55分 檜峰神社35分」標識の後、赤テープも見失い涸沢を強引に登る。上前方にロープが張られているのが見え、やはりルートを外れて登っていたのが判明。

98分、「釈迦ヶ岳40分 檜峰神社50分」標識地点に到着。

 

922分、尾根に登りつき「釈迦ヶ岳30分 檜峰神社110分」の標識に対面。南に富士山が姿を見せる。所々に残りモミジの朱色が美しい。いよいよ最後の急傾斜の岩峰部分に差し掛かる。登りながらも下山時のマロン対応を考えながら慎重に登る。

930分、直径5センチ程もあるロープ箇所。マロンは自力では無理と見て、素直におとーさんの助けを受け通過。

933分、再びロープ箇所通過。みるみる高度が上がり視界が開ける。青空がきれい。

説明: DSCF0008

 

説明: DSCF0016

947分、釈迦ヶ岳山頂(1641m)に到着。

狭い岩の山頂には富士山を背に2体のお地蔵さんが立っており、「南無妙法蓮華経」の石碑と金属製の山名表示板もあった。「釈迦ケ岳」は独立峰で見晴らしが利く。南に笠雲を纏った富士山、西に南アルプス、西北に八ヶ岳。

青空と展望を楽しんでいるとマロンが花よりダンゴをとザックに鼻を突っ込み弁当を催促。期待に応えてコンビニ弁当を開く。マロン満足。

 

1015分、下山開始。岩の急坂をマロンは結構上手く下り続ける。

1033分、先ほど尾根に上りついた分岐地点を通過し、往路と別れて更に尾根を西に進む。少し先で「神座山60分 釈迦ヶ岳35分 上芦川15分」標識のある分岐を通過。

1043分、小ピークを登ると右下に向って「檜峰神社→」の看板。下のほうから二人連れの登山者が登って来た。

我々の進路は直進の筈と磁石を見ながら尾根を直進。少し先で踏み跡が無くなる。潅木の尾根筋に赤テープや標識を探しまわるが何も見当たらず引き返すことにする。

11時、看板地点に復帰し表示に従う。時計バンドに付けていた磁石の動きの悪くなっているのにも気づき、地図を見て先ほどのミスコースを確信。

1111分、再び小ピークに登り付く。左下方に地味ながら紅葉の山が見下ろせる。

 

1116分、「檜峰神社への道」「鳶巣峠・大栃山→」の道標箇所で小休止。弁当の残りで昼食中、森の急斜面を駆け下りる獣の気配にマロンが珍しく吼える。

下山継続。マロンはケヤキやミズナラの落ち葉で埋まりながら、小型ブルドーザーの雰囲気で落ち葉を掻き分けて下っていく。

上り下りを繰り返し、4つほど小ピーク通過。往路を振り返るときれいな三角形を見せる「釈迦ケ岳」が岩肌を見せる特長ある姿で聳えていた。

説明: DSCF0024

 

説明: DSCF0022

1143分「黒打の頭」に到着。「鳶巣峠50分 釈迦ケ岳75分」の道標。すぐ横に「釈迦ケ岳90分」の標識もあり・・??。マロンに疲れが見えるのでここでも小休止する。

123分、右に折れてカラマツの林を下る。下るに従い枝に残った葉が黄や紅に色づいている。

1217分、「檜峰神社」への分岐を通過。この地点が鳶巣峠らしいが、先ほどの道標の時間が納得出来ない。継続して檜の林を下る。

 

1232分、「檜峰神社」に到着。神殿に無事登山感謝のお参りをする。境内には「八重マメ桜、コノハズク、大杉」等の説明板がある。「コノハズク」の解説には「ブッポウソウとなく鳥は仏法僧ではなく、コノハズクであることが昭和10年にこの地で立証された」と書かれていた。

1235分、車に戻る。

駐車スペース脇に水が豊富に流出していて薬王水との碑があった。久しぶりにいい汗を流したので十分に飲ませてもらう。

説明: DSCF0028

 

1245分、帰路に付く。上りの高速道路も工事渋滞が予測されるので、国道20号線を使いのんびり走る。

1610分、無事帰宅。
「釈迦ケ岳」は山頂東側のドンベイ峠から登るのが普通らしい。私達のルートは最初の登りが結構きついが、景色に変化があり楽しめた。天気にも恵まれ、麓では紅葉も見られ、マロンも元気でよい1日だった。

 

説明: C:\Users\matusita\Documents\HP資料\改訂版・MARRONと山歩\BUTON_49.GIF 説明: C:\Users\matusita\Documents\HP資料\改訂版・MARRONと山歩\To_Top.gif 釈迦ヶ岳2