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5月の連休中、家でゴロゴロしていたマロンを新緑の山で鍛えようと手ごろな山を地図で物色し、以前登った陣馬山の隣の「生藤山」に決める。 ◇所要時間: 4時間40分 |
3時頃目覚めてしまい、そのまま支度を整え3時35分には家を出る。国道20号線に出て、相模湖先の上野原IC手前で右折して北に向かう。このシーズンになると4時半を過ぎればライトを消しても走れる明るさになっていた。 |
道路の右手に登山出発予定地の「石楯尾神社」を見付け、神社前の駐車場?に車をとめる。駐車場周りには「生藤山」を示す標識は見当たらない。 5時、神社前から北東に分岐している舗装路が地図の進路方向と一致しているので何の迷いも無くこの道を予定コースと考えて前進開始(・・・X)。 5時15分、村落を抜けた辺りで道は二股に分かれている。私たちは地図の示す方向の直進舗装路に進むが少し先で舗装が無くなり、草の林道となる。 |
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15分ほど歩いたが相変わらず道標が現れない。林道は杉林に入り次第に荒れてくる。ついに林道が行き止まり、ミスコースしたと確信。 |
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行き止まり地点脇に右の山に向かう細い山道を見つける。正規ルートは先ほどの村落で右に分岐した道だったかとバックも考えたが、この山道でショートカット出来るかもと失敗覚悟で山道に踏み込む。 あまり踏まれていない山道脇にはチゴユリ、ホウチャクソウ、スミレ、マムシグサ、ノイバラの花に混じってイカリソウの花まで姿を見せてくれる。 5時50分、少し踏まれた山道に合流。その先で「←至る生藤山 下岩バス停30分→」の標識を見つけ「ホッ」とする。 |
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6時2分、山道が分岐。私たちは上りの道に進む。 杉林の中にヒトリシズカが花をつけ始めている。 6時15分、よく踏まれた山道に合流。「左・三国山1.5km 右・鎌沢1.5km」の道標。この地点を佐野川峠と推測し、やっと予定ルートに入れたと安心して先に進む。 |
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6時28分、「三国山1.5km 鎌沢1.9km」道標と共に「佐野川峠」の標識のある地点に到着。左下に向かう道には「下岩→」の地名。当初の計画ではこの道を登ってくる筈だったのでびっくり。 ・・・ミスコースの理由や経緯が腑に落ちなく、釈然としないが、何はともあれ現在地が判明して安心。 6時40分、道は平坦の歩きやすい広い山道となり、杉に混じって桜の木が目立つようになる。マロンが突然の山鳩の声に反応して身構える。 |
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5分ほど先に休憩テーブルがあり、「甘草水100m 三国山0.7km 鎌沢2.7km」の道標。解説板に「甘草水は日本武尊の軍勢が山上で渇きに苦しんだ時に日本武尊が岩を穿って湧き出させた清泉」とあり、今でも僅かながら水が流出していた。地図には飲料には不適との記載。 この先の檜林の山道脇には花は散ってしまっているが桜の並木が続く。 7時6分、関東ふれあいの道を示す眞新しい標識に「左・三国山山頂 右・生藤山、和田峠方面」。 |
7時18分、「生藤山」山頂に登りつく。山上には休憩テーブルと何故かドラム缶が6個。南西に展望があり、遥か南に丹沢の大室山まで望める。 7時38分、食事を終えて下山開始。5分ほどで三国山の山頂。ここにはテーブルと関東ふれあいの道の大きな説明板があった。ヤマボウシ、カラマツ、ヤマザクラの若葉を楽しみながら下山継続。 7時52分、「軍刀利神社」方面を示す倒れた道標を見つけてこれに従い右折、杉の九十九折の坂道を下る。マロンは途中の沢に入りこみ水を飲んだりしながら元気に歩く。 |
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8時13分、軍刀利神社「奥の院」に到着し、地図にも記載のある「かつらの大木」に対面。大木というより素晴らしい巨木。威風堂々。光を透かせた丸形の若葉が新鮮。 8時29分、日本武尊を祭る軍刀利神社を通過。近くを通りかかった土地のおばさんに「軍刀利」神社の読み方を聞いたら、「ぐんだり」と読むと教えてくれた。 途中、「左 藤野」の標識を見付けたが、舗装路をそのまま直進して下山継続・・・(X)。 |
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9時5分、地形に不審を感じて道沿いの住宅の人に訊ねてコースミスを確認。暑くなった日差しの中、上り舗装路の坂道を引き返す。マロンは日陰を選んで歩く。 9時18分、軍刀利入り口まで戻り、右折し緩やかな上りの山越えをする。舗装車道を下り、石楯尾神社が見えた時、神社の北側に「←生藤山」への標識と山に向かう舗装路を発見。出発時にはこちら側にも道があるとは気付かなかった。 石楯尾神社で小休止して、9時40分、車に戻る。 マロンの体を調べたが、ダニは数匹しか見つからず安心。往路を使い11時30分には無事帰宅。 |
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