出発直前の早朝、前回同様、ネットで長野県の天候悪化を知り、急遽、目的地を千葉県の県立清和の森に変更した。

コースは事前にネット収集した「清和の森案内図」 http://www.chiba-forest.jp/seiwa/figure.html で、冬季でも楽しめそうなスポット地を組み合わせてコースを決めた。

 

◇所要時間: 5時間9

◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 最高点が342mの低山でしたが、アップダウンが多いので、累積高低差が850mにもなり、またクネッタ山道が多く、常に気が抜けないので楽しめました。
全般に見晴しの良くないコースでしたが、「高宕山」だけは好展望に恵まれました。

 

415分、出発。

多摩川沿いの「ぬけみち」〜「東京湾アクアライン」を使い、550分に館山自動車道「君津IC」を下りると残距離は17km。県道92で南下し、国道465に合流・右折し3km先を左折。800m先の三叉路を右折して幅狭道で高度を上げ、トンネル前の広場に駐車。日の出前なのでまだ薄暗い。気温は1度で快晴らしい。

631分、出発。トンネル前の「←高宕大滝コース」標識に従い、車進入制限柵のあるトンネルに向かう。

 

暗いトンネルを通過し、先へ緩く下り、更に2つのトンネルを通過。左の崖下は流水の沢。山中から「ヒュー」と激しい声。猿??

653分、左の山へ「←監視所コース」が分岐。私たちは直進の「高宕大滝コース→」に従う。又、トンネルを通過するとその先に三叉路。

 

高宕大滝→」標識に従い、右の砂利林道へ進むと、林道横に「高宕大滝」。傍らの解説板には <落差約30m 懸崖は凝灰岩層を挟む堅い砂岩互総が傾斜して重なっています>と書かれていたが、滝は手前の枯草に隠されてよく見えず、戻る。

720分、三叉路へ戻り、「←高宕山遊歩道入口1.6km」標識に従い、舗装幅広林道を東に進む。

 

737分、トンネル口前まで進み、トンネル上の尾根の「八良塚コース」に繋がる踏跡を探したが見当たらず、正規コースで進むことにし、トンネル先に進み、更に2つのトンネルを通過。

750分、トンネル出口横に「八良塚・監視所コース→」標識の上り口を見つけ、トンネル上へ上り、先程、歩いてきた林道上を戻る方向に進む。

 

85分、進路が「←八良塚1.6km」と「高宕監視所コース→」に二分岐。左折して凝灰岩の階段道をアップダウンで進む。

片側が切れ落ちている場所には「崖地注意」看板、急坂は丸太で補強されたり、ロープや鎖が張られていたりして、コースが良く管理されていて有難い。

 

842分、ピークを通過し、先の檜林をアップダウンで下る。

856分、「八良塚」への上り。苔むした岩のある杉・檜の森を上る。最後は丸太階段道。

98分、「八良塚(はちろうづか)342m」山頂に着いたが、檜林で展望は得られない。傍らに「天然記念物」と彫られた小石柱があったが、意味不明で??

916分、ムスビを食べ、先に下る。

 

途中、南に視界が得られる場所に休憩テーブルがあったが、見えるのは山だけ。長い階段道を下る。

828分、「関東ふれあいの道」に合流し、「←高宕山1.5km」標識に従い、西に進む。

939分、進路が二分岐。「高宕山1.2km」標識に従い、右へ緩く上っていく。

953分、進路が二分岐。右への「高宕山→」標識に従う。(左は315m三角点のピークへの道かも・??)

 

左の高みが「高宕山」らしいが、コースは東山腹を巻いて進み、やがて下り始めたので・・??

105分、小広場の三分岐路に左後ろへの上り坂を指して、「←高宕山0.3km」標識。

高度差70mほどの山頂を目指すと、ロープ場が続く。

 

1012分、急斜面に丸太梯子が架けられていたが、その先に巻き道を見つけ、マロンの為に巻き道で上る。

山頂の大岩下まで上り、大岩下を回り込むと・・・西に大展望。

山頂へは岩の割れ目に架けられた丸太梯子で上る。山頂には石祠が1つ。こんな山頂だとは予想外だった。

同年輩夫婦が上って来たので家族写真のシャッターを押してもらう。

1020分、下山開始。

 

 

1029分、三分岐に戻り、小休止後、「←石射太郎山登山口2.8km」標識に従い、下山再開。

1037分、コース左の岩壁に背丈ほどの穴が穿かれていたので、入ってみると・・・岩壁を抜けた先の岩壁下に「高宕観音」。傍らの「高宕観音の由来」解説板には 伝説に依れば、行基菩薩が当山を訪れた際、・・彫刻した霊像といわれている。環境庁・千葉県」との記載。

北への石階段を下ると狛犬と二体の石の仁王像。随分な年代物らしい。凝灰岩の尾根道をクネクネと緩く下っていく。

1110分、進路の二分岐地点は「石射太郎山→」標識に従って尾根へ上り、平坦細尾根を北に進む。

 

1126分、尾根の末端下の小広場先に「石射太郎山」が東に岩壁面を見せており、手前の小広場に

石射太郎山の伝説」・・昔むかし、台田久保という巨人が高宕山北方の高い山の上にある大きな石に向かって、鹿野山から強引に矢を射った。すると石は、はるか南方半里もある谷間まで射飛ばされた、その時、台田久保は鹿野山で「石射たろう」といった。その時の言葉をとってこの山を「石射太郎山」というようになった。 (清和村誌より)
と記されていた。

 

小休止後、駐車場への120mほどの高度の下りを開始。

昔の石切り場を通過し、朝通過したトンネル横へ降りた。

1140分、車に戻ると車は3台。

 

14時、無事帰宅。

   高宕山2