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COVID-19の猛威で首都圏に再度の緊急事態宣言が発令されたが、房総の山なら人に出会う頻度が少ないので、

7年前訪ねた「高宕山を前回より短いコースで再訪することにして近況情報を収集すると・・・

下山路に予定の「高宕林道」は一昨年の台風の影響で「通行不可」看板が立てられているが、1ヶ月前にこのコースを通行した方の記録では 有志の方々によって通行しやすいよう整備されているとの情報もキャッチしたので危険を感じたら戻ることを覚悟の上、周回コースを試すことにした。

◇所要時間:   3時間37
簡易度: + +  + +

(大雨や地震でもあれば崖崩れの再発もありかな? と感じました。)

 

430分、出発。

多摩川沿いの一般道で効率よく東京湾岸に移動して「東京湾アクアライン」で房総半島に渡り、館山自動車道を南下して620分、「君津IC」を降りると残距離は17km

県道92を東〜南進し、国道465に合流して約2km 先の「石射太郎方面→」標識に従い左折し、道なりに南下して「石射太郎駐車場」に駐車すると 気温はマイナス2度。

 

654分、出発。

進入禁止テープが張られた隧道入口横の「石射太郎山0.3km・高宕山2.4km→」標識に従い、隧道横の山斜面へ上ると・・
この季節でも山斜面には緑が残っていた。

 

712分、駐車場から約120m高度を上げ、昇り始めた朝日受けた「石射太郎山」へ到着すると小広場に房州を代表する水仙が花を見せた。

尾根筋を南に500mほど進む。

 

「樅ノ木テラス」呼ばれる眺望に恵まれた裸地で東〜南に進路を変える。

崩壊箇所もあるが変化のあるコースを南に進んでいくと‥前方の木立越しに「高宕山」が姿を見せ始めた。

 

81分、古びた狛犬の先に二体の金剛力士像。その先の石階段を登る。

86分、凝灰岩の岩壁に食い込んで建てられた「高宕観音堂」前に着いて小休止。

解説板には
観音像は奈良時代に行基が彫刻した霊像といわれ・・源頼朝が・・」と書かれていたがお堂は閉鎖されていた。

堂横の岩壁に穿たれた穴を通過して「高宕山」を目指す。

 

812分、「高宕大滝」への三分岐の「高宕山0.3km→」標識に従い、高度差約70mの山頂を目指す。

擬木はしごの先は凝灰岩の足場を掘られた岩盤を上る。

 

最後は岩の割れ目の間の擬木はしごを上る。

825分、「高宕山330m」着。「青龍権現」が祀られた狭い山頂は360度に視界が開け、北西に鹿野山マザー牧場、西には微かに「富士山」も見えた。

 

834分、下山開始。

三分岐まで下ると・・「高宕大滝コースは通れません。台風の影響で倒木や崩落が発生しており、危険」看板。
危険を感じたら即、戻る覚悟で「高宕大滝0.9km→」標識に従う。

 

400mほど進むと・・山斜面が崩れて狭い足場。設置補助ロープに頼って通過。その先でも「崖地注意」看板があったが特に問題なく通過。

三分岐から80mほど高度を下げると杉林になり安心して先へ下る。

 

930分、林道へ降りるとここにも「立入禁止」の黄色テープが張られていた。

林道を僅か下ると左に「高宕大滝」。 傍らの看板に依れば
高宕大滝 落差30m。黒みがかった懸崖は凝灰岩層を挟む固い砂泥互層が傾斜して重なっている。と書かれていたが水量は僅か。

舗装林道を170mほど北進すると三差路。 左へ分岐すると・・右斜面の崩壊土砂が林道を覆っていた。慎重に土砂上を通過。

 

947分、素掘りのトンネルを通過すると・・右崖の崩れ土砂と倒木が林道を覆っていた。その上を通過。

10時、同様の崩壊地に手作りの足場がつくられたていた。修復の有志の皆さんに感謝して通過。

 

1011分、斜面の崩壊土がコースに大量に堆積。慎重に通過。

1025分、2つ目の素掘りトンネル通過。その先でも崩壊地を通過。

1031分、「高宕1号隧道」を通過して車に戻る。

1250分、無事帰宅。