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テレビの天気予報は「晴れ、非常に寒く風もある」とのこと。 マロンの百山登頂も射程圏内。百番目は少し手ごたえのある山に登らせたいとの思いがあるので今回はマロンの体調を整えることを重視。負荷的に中程度のをと、手持ち候補の中を物色。 結果: 大月市富岳12景の四番「滝子山」を98番目の山に決定。快晴の空をバックにした雪の富士山が楽しみ。 ◇所要時間: 4時間35分 |
星空の下、マロンの朝散歩は簡単に済ませて4時50分、家を出る。 国道20号線で大月初狩を過ぎ、吉久保で路肩に「滝子山→」標識を見つけ右折。鉄道のガードを潜り、中央高速道を跨道橋で越え舗装林道に進む。道標にガイドされ砂利林道を進み、路肩に「滝子山入口」標識を見つける。 道標脇には小さな道証地蔵や「クマ出没注意」の看板もあった。車は50mほど戻った地点の林道脇スペース(4〜5台駐車可)に駐車し出発準備を整える。 |
7時15分、道標横から林道を外れ、「滝子山登山道→」に下る。すぐに水量の多い沢を橋で渡り、沢沿いに緩やかに登る。 高圧鉄塔横を通過し、マツ、杉、桧林を進む。霜柱が立っていて気温は0℃。 7時30分、林は自然林に変わる。木々は落葉を終え、落ち葉がマロンの胸あたりまで積もっている。左下方に沢が続く。 |
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7時40分、沢を丸木橋で渡り返す。その先に標識通りの「三丈の滝」。更に沢の右岸を登っていく。 7時53分、右手を流れる清流が大きく直角に方向を変えるあたりの大岩を示すのか、「切石」の看板。気温は-2℃に下がる。5分ほどで小沢を渡る。跳ねた水が凍ってツララになっている。今日のマロンは足を僅かに濡らしただけで沢から出てくる。道は沢から離れ始め、斜面をツヅレ折に登る。 |
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8時10分、「大鹿山、曲り峠」への分岐を通過。水量の多い清流は各所に特徴ある滝を懸けている。このあたりは裸木になったこのシーズンでも見栄えのする風景を見せる。紅葉の季節にはさぞかし・・・。 |
8時18分、短い急坂を補助ロープに助けられて通過。山道が沢に接近し、清流脇の滑りやすい白砂の斜面を100m以上沢沿いに進む。地図に「悪路で歩きにくい」注記のある場所はこのあたりで終わる。この先は傾斜が緩まり、風景も穏やかになってくる。 8時37分、水場で小休止。マロンは寒いためか、殆ど水を飲まない。この辺りから樹種はカラマツに変わる。 8時40分、青ビニールシートに包まれている作業小屋前を通過。小屋前の沢に丸木橋が懸かっている。小屋脇の標識にはいずれも「滝子山」に進めそうな手書きがあったが、正規ルートらしい直進ルートを採用。斜度は更に緩み、やがて小沢を左に見送り、緩くうねった地形地帯を進む。 |
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9時10分、日の当たる広場に大きなブナの木の立つ峠に到着。道標は「大谷ヶ丸を経て、湯沢峠」「曲がり沢への分岐点を経て笹子駅」。この先は防火帯らしく、林が20m幅に切り開かれいる。草原のような起伏の地形を登る。 道脇の枯草に混じる「シモバシラ(野草)」が可愛い氷の花を見せてくれた。 |
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9時30分、「大谷ヶ丸」との分岐を右折。 9時35分、「鎮西ヶ池山頂」標識の立つお社前の溜まり水のような小池前で小休止。 9時45分、最後の急な上り。 |
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9時50分、滝子山山頂(1590m)に到着。 山頂の「山梨百名山」標柱には何故か「1620m」の標高標示板が打ち付けられていた。 快晴の空をバックに南に大きく雪の富士山。西はブッシュで遮られ南アルプスの展望はイマイチだったが、北から東に奥多摩、奥武蔵方面の一連の山並みがスッキリと姿を見せてくれた。恒例になった山頂での赤飯オムスビでマロンの98山登頂を祝う。 |
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10時15分、下山開始。ボツボツと登山者と交差するようになる。 11時50分、車に戻る。本日出会った登山者は11人で全員、中高年の男性だった。 2時、無事帰宅。 |