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4年ほど前、初代マロンと登った大月市近くの「滝子山」へ二代目マロンを連れて別ルートで上ることにした。ほぼ真南からの寂ショウ尾根コースは地図に●岩場あり ●道不明瞭 ●上級者むき と注記されており、犬連れでは無理そうなので初雁駅方向からの尾根コースを往復することにした。 ◇所要時間: 5時間 |
2時46分、出発。 中央高速の大月ICを下りて20号線を少し西に走り、初雁駅入口を通過した先で右折。藤沢集落を通過したあたりの左折路に「←滝子山」標識を見つけ車幅ぎりぎりの細い林道を500mほど進み、地図に林道終点と記載された地点の空き地(3台ほど駐車可能)に車を停める。気温は8度。あたりに登山標識は見当たらなかった。 4時37分、杉林の中の林道に出発。林道はすぐに山道に代わり、水の無い沢沿いに上ると初めて「滝子山→」標識に対面。 |
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4時44分、流水の沢を渡り左岸を登っていく。沢に架けられた鉄の仮橋をマロンは恐々と渡る。マロンが勝手に姿をくらますのが煩わしいので今日も最初から紐付きで上る。二度ほど沢を渡り返し上る。 4時52分、沢と別れて山腹を九十九折で登り、赤松林を通過。左に見える山腹に朝日が当たり始めた。山道脇のヒトリシズカが蕾を付け始めていた。 |
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体が温まり、沢を横切る地点で小休止してヤッケを脱ぐ。沢横の玉アジサイはまだ蕾をつけていなかった。 5時15分、桧が混じる林の中に「最後の水場」標識と休憩イスが2脚。休まず山腹を九十九折で登っていく。 |
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5時45分、地図に「尾根を外す」と書かれている地点を通過し、はっきりした尾根筋を上る。このあたりで今日の上りの1/2の高度500mを上ったことになる。 更に尾根筋を九十九折で上る。ツツジの木が増えてきたが既に花は見られない。西に青空をバックにした富士山が見えはじめた。 6時、尾根が狭まって左右に少し展望が得られた。 |
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6時6分、平坦な尾根道になった。枯れた松の幹に栗のようなキノコが10個ほどを見つけたが撮影のみで通過。(帰宅後、図鑑で調べたらヒトクチタケと判明。) 6時14分、桧平への急斜面に向かう。途中、マロンの息が荒いので小休止。道脇にギンリョウソウが咲いていた。 |
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6時26分、「桧平」に到着。 富士山の好展望地で三ッ峰山の後ろに流麗な富士山。 前景に蕾を沢山つけたツツジが二株。蕾をばらして雄蕊の数を数えたら10本でトウゴク三つ葉ツツジらしい。 暫く景色を楽しむ。 |
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ここからは男坂と女坂の2ルートがあり、上りは男坂を採用。岩混じりの急坂をクネクネ上る。山ツツジの花期はこれかららしく朱色の蕾が見られた。 6時56分、山斜面に岩がなくなり、前景がズングリ丸くなってきて男坂と女坂の合流点に到着。ピンクの三つ葉ツツジが一株花を残していた。樹間前方にピークが見え始めた。 |
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7時9分、最後の上り開始。 7時16分、一段上りあげ、地図に滝子山1590mと記載されている二等三角点のある地点を通過。前方の一段の高まりに向かうと右から鎮西ヶ池からのコースが合流。山頂は近い。 |
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7時22分、「滝子山1620m 山梨百名山」山頂に到着。 南に富士山、背後に金峰山、国師ヶ岳東、南東に丹沢山塊がよく見えた。静かな山頂に朝の太陽が照り付けてくる。 山頂周りには数日で咲きそうなトウゴク三つ葉ツツジが数株見られた。 |
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近くの木の枝に来た小鳥が「チチピー・チチビー」と鳴いていたが不思議にマロンは無反応。 7時45分、下山開始。 8時、男坂と女坂の分岐では女坂に下る。季節が進めば野草で埋まりそうな開けた山腹を九十九折で下る。 8時10分、新緑に覆われた「桧平」でバナナを食べながら小休止。あとは一途に下るだけ。 |
野草は道脇に僅かに稚児ユリが見られた程度。 8時41分、尾根を外すと書かれた地点。「←初雁駅」標識に従い左に下る。 8時57分、「最後の水場」地点で小休止。水場を覗いたら「この水は手洗い用です」との表示。飲料に適さなければ水場とはいえないだろうに・・。 9時37分、車に戻る。誰にも会わない山行だった。 11時40分、無事帰宅。 |
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