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14年前には初代マロンと西からの「ズミ沢ルートで、9年前には二代目連れで東からの「檜平ルート」で上った大菩薩嶺・南端の「滝子山」を再々訪することにし・・、

今回は昭文社の山地図で難路表示の「寂ショウ尾根」で上り、コース表示のない「浜立尾根」を下山路にする周回コースで歩くことにした。 

 

◇所要時間: 5時間56

◇難度: 易+++▼+難

上りの「寂ショウ屋根ルート」はネットで多くの情報を得られましたが、下りの「浜立尾根コース」の情報は少なく、若干、心配しながら出かけました。

結果、岩稜帯は少なかったが、コースミスしやすそうな箇所が2ヶ所ありました。

 

250分、出発。

中央高速を使い、425分に「大月IC」を下りると残距離は8km

国道20を西進し、7km先の「石井工業・白野瀝青工場」横を右折し、中央本線下のガードを通過し、その先の中央高速道脇を上って右折し、400m先で右に分岐する砂利林道横に「寂惝苑→」標柱を見つけ、路肩に駐車。

439分、砂利林道へスタートすると150m先に「寂ショウ苑」の建物があり、その手前に西に向かって「←滝子山」標識。・・が、あったが、・・

 

寂ショウ尾根ルート」へは北への筈、と薄暗い森に直進。

踏跡を辿って100mほど標高を上げ、右山腹を九十九折で上り、高圧鉄塔横から尾根筋を上る。

514分、砂利林道に合流し、右10m先の標識に従い、再び、尾根筋を上っていく。

 

差し込む朝日にヤマツツジが朱色の花を見せた。

標高970m辺りから幅狭尾根を上る。
標高1000mを越すと、勾配がきつくなり、標高1080m辺りから、山道に岩が増え、ヤマツツジも増えてきた。

標高1160m辺りにブナの大木。遠くで鹿が啼く。

 

尾根は高度を上げるに従い痩せてきて、標高1240m辺りでは木の根でやっと維持されているような細尾根を通過。ヤマツツジに混じって東国三つ葉ツツジも花を見せた。

 

標高1250mから岩稜帯の上りになり、標高1300mで岩稜帯を上り抜けると東国三つ葉ツツジが華やか。

標高1360mから又、岩稜帯になり、大岩を越していく。

標高1390mから細尾根を上る。一時、南に視界。

 

659分、標高1437mで岩稜帯を通過すると、下を指して「←滑落多発・危険」標識。

この辺りから、「イワカガミ」の群落が花を見せ始めた。その先の岩の細尾根に東国ミツバツツジが増えてきた。

標高1480mあたりでは又、岩場にイワカガミが群生。

 

719分、標高1490mで小ピークに立つと、前方に2つのピーク。右が「滝子山」らしい。

痩せ尾根を先に下って左のピークを目指す。

731分、標高1542mの「浜立山分岐」に着くと、上ってきた「寂ショウ尾根」に向かって「←滑落多発・危険」看板。

 

辺りは新緑の中に東国三つ葉ツツジが紫紅色の花を見せ、若葉の先に富士山が見える。

小休止後、東の「滝子山」を目指し、アップダウンしながら山頂を目指す。

758分、「滝子山1610m」標識と「秀麗富岳124番山頂」標識の建てられた山頂に到着。

 

無風快晴で360度の視界が得られ、南に「富士山」、北に「大菩薩連嶺」。
残念ながら、八ヶ岳や南アルプスは春霞の中。

88分、山頂の雰囲気を楽しみ、下山開始。

20分で「浜立尾根分岐」へ戻り、予定通り「浜立尾根」での下山を開始。

 

穏やかな尾根筋に東国三つ葉が増えてきた。暫くは岩が少なくて、落ち着いた細尾根。ブナやミズナラの林を気持ちよく下る。

844分、途中の小ピークを巻道で下っていくと、後続の妻が「浜立山!!」と叫ぶ。危うく、見逃すところだった。

この先で踏跡が南へも分岐。「展望所」がある筈とこれに進むと、下り始めた。

 

20mほど下った先の岩に上ると・・、南に大きく視界が開け、「富士山」、その前に「三ツ峠山」その手前に「清八山〜鶴ヶ鳥山」。

傍らに東国三つ葉ツツジが満開。

 

854分、分岐に戻り、「浜立尾根」を130mほど先に進むと、尾根の踏跡が消え・・??
周囲を見回すと踏跡は左山腹へ下っていた。(
要・注意ヶ所!!) 標高1230m辺りで小休止。

932分、標高1200mを割ると、尾根は幅広山腹の様相を見せ、コース維持が困難になった。(要・注意ヶ所!!) 地図を見ると、その先で尾根筋が二分している。
GPS
と赤テープに注意しながら慎重に下ると・・・

 

徐々に右下への尾根筋がはっきりしてきた。

10時、標高880m辺りで、「ズミ沢コース」に合流して山腹道を緩く下っていくと同年配登山者、続いて女性二人登山者と交差。

1010分、林道へ合流して水量のある「スミ沢」添いの舗装林道を下る。

 

途中、林道脇に立つ、 「田通乃姥神」という奇妙な石棒状の石像・・??に対面。

1035分、車に戻る。

 

12時ジャスト、無事帰宅。

 

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