マロン連れで東北の百名山を訪ねる計画を立てたが、東北地方の天気が安定せず出発はズルズル繰り延べ中。

 

マロンの現体力は東北の5名山をこなすには心もとないので、急遽この天気待ち期間を活用し体力作りと、車泊に慣れさせることを目的に、天気の良い長野の蓼科山と霧ケ峰、おまけに美ヶ原を1泊2日で訪ねる事とした。

所要時間: 4時間
難度(犬として): 易++++▼難
マロンの日記: 最後の登りは短足マロンには無理だ〜。

 

537分、家を出て国立府中ICより中央高速に入る。諏訪ICを下り夢の平スカイライン(300)を使い蓼科山7合目駐車場(無料で4050台は駐車可能、トイレもあり)に車をとめる。

 

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930分、マロンにリードを付けて朽ちかけた蓼科神社の鳥居をくぐり登山開始。

低い笹の中の小石まじりの登山道は緩やかな傾斜で森の中に続く。登山道の両脇には道が踏み広げられるのを防止する緑のロープが張られている。

ウスユキ草が咲いていた。

 

945分、馬返し辺りからツガ林の急坂のザレ道になるが、マロンはまだ余裕。元気に先に進む。

10時、マロンの為に小休止。水をよく飲む。私たちの倍は飲む。

1017分、いつもの順番(おかーさんが先頭さん、マロンが中堅、おとーさんがしんがり)で天狗の露地地点を通過。岩がゴロゴロして歩きにくいが、小さいマロンには丸太段差より対応しやすそう。

1030分、荒れた丸太階段の山道。短足山犬候補生はまだ元気で全身を使って段差を跳ね上がる。

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1043分、将軍平に登りつく。蓼科山荘前は人が多いので、その先の道脇でザックを下ろして半食。山犬候補生はコンビニ弁当に目を輝かす。少しの休みで登山再開。

この辺りから登山者が増える。私たちの犬連れに驚きはするが、嫌悪感は持たれていないよう。私たちも他のパーティスピードに合わせて登る。

登山道が急傾斜で大石の積み重なりも現れる道になるとマロンは大きな岩に挟まれて動きが取れなくなった。

 

 

木ハシゴ個所も出てきたので、いよいよマロンを全面的にサポート(ザックに詰めておとーさんが担いで登る)する事にした。家で数回のトレーニングの甲斐あってマロンはおとなしくザックに収まる。

山犬落伍生はザックから嬉しそうに顔を出して登山者を喜ばせているが体重13.5kgを持ち上げていくおとーさんの額は汗だらけ。

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1132分、山頂ヒュッテに到着しマロンを下ろしたところで、リードを先程担ぎ始めた場所に置き忘れてきたのに気づく。

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1139分、大岩ゴロゴロの蓼科山頂に到着。

青空の下に北、中央、南アルプスの山々が見られる展望のよい山だったが、マロンにとっては至る所、岩穴だらけで身動きの取れない山頂だった。

12時、マロンを布バックに入れた上、ザックに格納して再び背負い下山開始。

先程の場所で置き忘れたリードを見つけ確保。マロンはこの地点からまた自力の山犬になる。

 

1255分、天狗の露地通過。青空をバックに紅葉、黄葉が鮮やか。

1328分、駐車場に戻る。

今日のこれからの予定は「霧ケ峰の車山」に登ることにしてあるので蓼科山を後にして、車をビーナスラインに回す。

 

  蓼科山2