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長野県の「蓼科山」は以前、初代マロン連れで北から訪ねているが、先日の読売新聞の<みなみらんぼうの一歩二歩山歩>欄で南からのコース紹介があり、出発地点標高が1730mと高いので、この残暑の季節としては頃合いの山と考え、山頂からの好展望も期待して晴天予報の出された水曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 5時間38分 |
2時15分、出発。 4時27分、中央高速・諏訪ICを下り、ビーナスラインで東に向かい、蓼科湖経由で高度を上げ、5時過ぎに「スズラン峠園地(簡易トイレあり)」駐車場に到着。先着車から3人連れ登山者が先行していった。気温は9度で空は僅かに朝焼け。 5時15分、ビーナスライン (県道192)を下る方向にスタート。 80m先の「蓼科山登山口」バス停地点を左折してカラマツ林に進む。林床は朝露に濡れた笹原。400mほど先の幅広尾根筋の上りになると山道は破砕石ゴロゴロで段差が増え始めた。 |
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5時40分、標高1850mあたりで勾配は緩んだが、林床は相変わらずの笹原。 標高1950m辺りからコースに大岩がゴロつき始め、林床は苔むした岩に変わった。 6時4分、標高1980mあたりから露岩が増え、勾配が増してきた。コースにアキノキリンソウが黄花を見せ始めた。 6時35分、コース脇の小広場に四等三角点。小休止後、先に進むとコメツガ林。標高2150mあたりまで上ると、正面の木立越しにムスビ形の「蓼科山」が姿を見せたが、山頂への残高度はまだ380mも!!。 |
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標高2200mに近づくと一時的に木立越し南に視界が開け、南八ヶ岳が綺麗に見えた。 7時11分、標高2260mあたりから背後に展望が利き始め、・・西に木曽御嶽山?その左に南アルプス??。 急勾配が続くので、結構キツイ。上空の雲が消え、青空が広がった。 |
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7時33分、標高2380m辺りで枯木帯に入るとアザミやオンタデが花を見せた。喘ぎながら上りを続ける。 7時53分、標高2480m辺りで森林限界を越え、大岩の堆積する斜面を上るようになった。 南に八ヶ岳の山々、その先に南アルプスその右は中央アルプスらしい。 堆積する大岩に鎖と黄ペンキでコースが表示されている。コースを外すと岩の間に落ちるので、私達以上に紐先マロンは慎重に先を見据えて、飛び跳ねて進む。 |
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山頂を左にして、隙間だらけの岩稜帯のコースを等高線沿いで北に回り込んでいく。 8時10分、「蓼科山荘ヒュッテ」前まで回り込み、方向を変えて岩の堆積する山頂広場の三角点を目指す。 |
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8時13分、一等三角点の「蓼科山」標識地点に到着して記念写真。 岩石の堆積する広場中央に鳥居が見えたので、黄標識に従って蓼科神社の奥宮を目指し、記念写真。 更に前方に山座表示盤らしいのが見えたが、他の登山者を煩わせたくないので、ここから戻ることにした。 |
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8時23分、山頂でザックを下さずに往路を戻る。 岩の隙間に落ちないように注意しながら黄色ペンキ表示コースを慎重に辿る。 |
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8時45分、山頂広場を回り終え、岩蔭でザックを下ろし・・・八ヶ岳、南$中央アルプスが一望の大展望を楽しみ下山再開。 森林限界あたりで、若者3人連れ登山者と交差。近頃、山で若者に出遭うのは結構、珍しい。 標高2380mあたりまで下ると、アザミの花に見なれない蝶が沢山、集まっていた。急勾配斜面を只々下る。 |
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9時56分、四等三角点地点まで下り、ムスビを食べて大休止し、下山再開。 段差が大きくて厳しい下りが続くが、木陰で下れるのでこの季節には大いに助かる。 10時18分、岩のゴロツク斜面を下り終え、ホッとして笹原を下る。 10時53分、スズラン峠園地駐車場に戻ると車は24台にも増えていた。 1時50分、無事帰宅。 |
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