1/2324の降雪で関東各地の交通が渋滞。これでは登山口への道路状況が心配なため、目的地を温暖な南房総の「富山」と決め、「水仙遊歩道」も含めて周回することにした。

 

◇所要時間: 4時間38
◇難度(犬として): 易++▼++難

◇マロンの日記: 「富山」への上り下りは丸太階段の急坂でした。

山頂からは東に下る道が見つけられず、時計回りで下ることになり、舗装路を長く歩きましたが、「水仙遊歩道」も周回できました。

 

4時、出発。

多摩川沿いで信号の少ない、所謂「ぬけみち」を快調に走り、「東京湾アクアライン」始点の「浮島入口」から「アクアライン」で房総半島に渡り、525分、「袖ケ浦IC」を下り、国道16号〜127(内房なぎさライン)を南下し、南房総市の「富楽里・道の駅」に駐車。北西風が強かったが、気温は1度。

638分、「道の駅」に隣接の県道184を南に出発。

350mほど先で草道に左折し、80mほど先の舗装路に出てこれを辿り、ハイウェイ下を通過し、最初の十字路で「伏姫籠穴・富山→」標識を見つけ右折。

7時の時報を聞きながら、「富山中学校」を回りこみ、村道を東に進むと、道脇や山斜面に水仙が咲いていた。

 

712分、寺院風の門に「伏姫籠穴」の扁額。壁の解説板の「文学的考察」欄には、著者:滝沢馬琴の身上などが記された後に・・・

・・「南総里見八犬伝」の構成上、最も重要な意味を持つ場所が、人界を隔て深い狭霧に立ち込められた、ここ富山の伏姫籠穴である。それは、八犬伝物語の世界を支配する原理を潜在的に内包する幻想的空想がこの場であるからだ。・・(以下略)との難しい文面。

架空ストーリーと現物を整合させようとしている文章なので、いかにも苦しそう。

 

何はともあれ、この上に、「伏姫と八房」が住んだとする洞窟があるとのことで、立ち寄ることにする。

階段を上ると、八角形の舞台風のステージがあり、その先に洞穴。
マロンに洞窟を立入調査させると・・・伏姫を意味する白丸石を八犬士を意味する八個の黒玉が囲んでいたとのこと。

724分、階段を下り、入口に戻って「富山登山道→」標識に従い、沢沿い舗装路を東に進む。

 

747分、舗装路・終点の「←山頂1200m30」標識に従い、丸太階段を上る。
山頂までは高度差200mで、丸太階段が550段ほども続いた。

89分、鞍部に上り着くと四差路。右は南峰への山道らしく無標識だが、直進は「南峰・観音堂→」、左へは「←北峰・展望台」標識。

 

先ずは「北峰」に向かう。

150m先の広場に「展望所」があり、「富山双耳峰見取図」看板には、この場所が「里見八犬士・終焉の地」と記されていた。

(看板には東に下る道が記されていたが、この時には気づかず、この後、南峰を往復する羽目になった。)

さらに170mほど先に「北峰山頂」広場。

広場には3三角点と“十一州一覧台”という展望台があり・・・・・南房総の山々、富士山から大島までは見えたが、伊豆七島は霞の中。平成18年に「ちば眺望100景」に認定されたとのこと。

幸い、風は収まり、快晴の空の下、好展望を楽しむ。

825分、「北峰」を後にする。四差路からは「南峰・観音堂→」標識に従い、山を回り込んで上っていく。

 

840分、石階段上の広場に壊れかけた「観音堂」。その横上の「あずまや」へ上ってみたが、木立で見晴は得られなかった。

848分、南峰を後に、東へ下る道を探しながら四つ角まで戻ったが、下山道は見つけられず・・・・

仕方なく、南峰に戻って時計回りで下山することにした。

 

93分、「福満寺→」標識に従い、常緑樹林の急斜面を九十九折で下る。途中の林床に水仙が群生。その先は再び、常緑樹林帯を下る。

 

951分、「福満寺」前を通過し、県道258を西に向かう。

101分、県道を右折し、「富山中学校」前で朝の往路に合流し、600mほど往路を戻って四つ角を右折し、北に見える県道を目指す。

 

1021分、県道258に合流。

550mほど東に進み、バス停手前に「水仙遊歩道」看板を見つけ左折し、山斜面に上ると一面の水仙。

少し上った地点で、ムスビを食べながら小休止。

 

この上は一面の水仙畑。

観光客はチラホラ程度。

標高を70mほど上げ、200mほど簡易舗装路を進んで山道に進むと、三分岐に「展望所→」標識。

標識先には「あずまや」のある広場。西に視界が開け、東京湾先に富士山。

1056分、西斜面に下山開始。
11
8分、県道89に合流し、「道の駅」目指し、西に進む。

1116分、「富楽里・道の駅」の車に戻る。

帰路も「アクアライン」以外は一般道を使って、1420分、無事帰宅。

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