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花粉症か風邪なのか体調に自信が持てず、無理は避けようと短時間で登降できそうな山を物色し、万年候補にしていた埼玉県の「多峯主山」を訪ねることにした。

 

◇所要時間: 2時間6
◇難度(マロンとして): 易+▼+++難
◇マロンの日記:
 市民会館や中央公園近くとのことで期待せずに歩き始めましたが、予想外に変化のある良いコースでした。全般に道幅は広いので犬連れでも許されそうなハイキングコースだと思いました。

 

 

4時、家を出る。

国道16号線経由の一般道で飯能市へ入り、市民会館前の大きな無料駐車場に一番乗りで車を入れる。早朝ながら入口が閉鎖されておらず有難い。

日の出の時刻に近く、無風快晴で気温は7度。

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525分、駐車場を後にして舗装路に出ると昨日まで桜祭りだったらしい中央公園の桜が満開状態。

交差点を渡り、「能仁寺」の仁王門を潜り右折して、この禅寺東の簡易舗装路に出て「天覧山」を目指す。

 

東の空に朝日が昇りはじめた。

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540分、「天覧山中段」広場に上ると早くもミツバツツジが咲いていた。右上の山頂に岩山を左から回りこんで上っていく。

545分、「天覧山197m」山頂の展望台に上り着く。南に大きく視界が得られ、展望できる山々の図示板が設置されていたが、南の丹沢山塊〜富士山〜大岳山などは既に春霞の中。

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山頂の「天覧山」の解説板には

・・この山は山麓にある能仁寺の守護神である愛宕権現を祭ってあるところから愛宕山と呼ばれていたが、 (中略)・・明治十六年、陸軍の演習に際し、明治天皇のお野立所となったのを記念して「天覧山」と改称された。頂上には角岩が露出し、鏡岩、獅子岩等の奇岩が登山者の目を楽しませ (中略)・・関東平野が一望にひらけ、秩父連峰、奥多摩の山々、はるかに富士山を望むことが出来る。 (後略)・・。」と書かれていた。

 

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551分、山頂に立つ「←多峯主山」標識に従い、西斜面の檜林を丸太階段で下る。4分ほどで谷戸地形まで下り、右折して北に進む。

558分、左折し、山に入る地点に「見返り坂と飯能笹」の解説板があり、
・・見返り坂は源義経の母、常盤御前がこの山に登ったとき、あまりの風景のよさに後を振り返ったことから (中略)・・この坂の麓に、植物学者 故牧野富太郎博士により発見された飯能笹の植生がある。 (後略)

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まむしに注意」看板もあった。檜混じりの自然林を緩く登る。途中の水飲み休憩ではマロンがガブ飲み。

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614分、檜林の中、帰りの分岐点を通過。朝散歩らしい人と挨拶して交差。

620分、「雨乞池」に着くと二人の老婦人が下ってきたので挨拶。犬好きの人らしく優しい声を掛けられたマロンは喜んで熱烈返礼。

左の尾根筋へ僅か上ると「常盤台」の現地標識があり、東の尾根先が「常盤御前の墓があった常盤が丘」との解説板を見て、立ち寄ることにする。

 

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すぐ先の小広場には「法筐印塔」と呼ばれる石塔が一基のみ。往路に戻り、先に進む。

628分、三分岐地点に左「←御嶽八幡神社」、右「多峯主山→」標識。時間に余裕があるので「御嶽八幡神社」も見ておこうと檜林を進む。5分ほどで「御嶽八幡神社」着。

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傍らに立つ「解説板」によれば神社の創立年代は不詳とのこと。

目を惹いたのは社の柱に日捲りカレンダーが掛けられ、今日の日付の「48日」が表示されていたこと。・・→先ほどの二老婦人が毎日、参拝して日捲っているらしい。

 

この地点からの展望は左程でなく、立ち寄るほどのことも無かったと往路に戻って山頂を目指す。

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641分、「多峯主山371m」山頂に到着。

視界はほぼ360度で展望できる山名表示板が設置されていた。表示板に記された山名があまりに多いので数えてみたら100山を越していて驚く。

この山頂には「多峯主山と経塚」の解説板があったが、期待していた山名由来の記載は無かった。

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予想としてはこの辺りの地形から考えて・・「多くの峰の中の主たる山→多峰主山→たほうしゅ山→とうのす山→多峯主山」・・などと書かれているかもと予想してきたのだが・・。

 

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651分、下山開始。「天覧山→」標識に従い往路とは別のコースを下る。
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56分、雨乞池で往路と合流。下るに従い、マラソンや朝散歩の人と交差。
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2分、分岐点で往路と別れ、左の道に進み、天覧山は山頂を巻いて下る。
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22点、「天覧山中段」で朝の道に合流。舗装路まで下ると通勤時間帯で通行車両が多い。

731分、車に戻る。

910分、早々と帰宅。

 

  多峯主山2