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町田市から遠望できる丹沢山塊は先日の降雪で白く輝いている。 久しぶりにマロンを雪山で遊ばせてやろうと短時間で登れそうな山を丹沢地図で物色。 6年ほど前、山梨の御正体山登山の帰り、道志の道わきに形良く聳えている「鳥ノ胸山」に気付き、2時間ほどで山頂を訪ねてきたことを思い出し、今回はこの「鳥ノ胸山」を再訪問することにした。 2月9日 3月19日 |
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2月9日 |
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6時、家を出る。16号線、413号線と走り、道志村先の「道の駅どうし」に車を停める。 8時、登山靴にスパッツを付け駐車場を後にする。道志川を渡り直ぐ左折。除雪された舗装坂道は凍り付いていてマロンでも滑る。 オートキャンプ場前を通過するあたりからは雪道になる。 |
8時15分、「ふれあいのみち」が左に分岐。私たちは標識に従い踏みあとを辿り「グリーンロッジ」方向に向かう。このあたりから完全に雪の世界となり、どこが道なのか判断できなくなる。 |
8時26分、道は杉林前で途切れている。杉林前の簡単な案内板には「鳥ノ胸山1時間」との記載。雪の上の踏みあとを辿り森の中に入る。踏まれた足跡を外すと途端に膝上あたりまで雪に潜る。マロンも時々雪を踏み抜いてもがいている。 8時46分、杉林の雪上の足跡に従い、道と思われる地形を辿る。しばらく進むと山道らしい地形がなくなり足跡は右下の沢に下っているので、これは「鳥ノ胸山」へのルートではないと判断してバックを決める。 8時55分、先ほどの案内板に100mほど近づいた地点で樹上にテープを見つけ、周りを探すと東に高まる雪の尾根に別の足跡を発見。「鳥ノ胸山」方向とも一致しているので気を良くしてこの斜面に取り付く。 |
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9時3分、高みに上ると少し見晴らしが利き始め、後ろに御正体山らしい山が姿を見せる。さらに尾根を登ると雪面はブッシュだらけになりルートがあるとは考えられない地形になる。前進困難になり、結局ここも撤退を余儀なくされた。 9時22分、森の入り口の案内板地点に戻る。地図とガイド書を読み直して、先ほどの沢の先には「鳥ノ胸山」中腹の林道があるはずと判断して、再挑戦を決定して再び森に入る。 |
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マロンは喘ぎながらも遅れずついてくる。 右下の沢を渡り、地図にある林道を求めて、膝上まで潜る積雪を踏み分けて斜面を登る。ウサギの足跡が縦横に見られるあたりで、マロンは雪に潜ってしまい前進不能になる。 右上前方に林道らしい地形が見えたが、膝上の雪に登りきれずに10時3分時点でギブアップ。 薄日の差し始めた駐車場に戻り、「鳥ノ胸山」を眺めながら昼食を摂り、雪が解けるころに再挑戦することにして帰路に付く。 |
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帰宅後、手持ち地図を総動員して今日の失敗を再検討。 結果: 私たちは左手の尾根に登るルートで前進不能になったが、ルートはそのあたりで一時、左の木立の中に逃げていて、その後再び尾根に戻り、その先に林道の「登山道入り口」があったと考えるのが妥当。・・・・・次回の確認が楽しみ。 「鳥の胸山への再挑戦」 3月19日 |
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前回は道の駅に車を置いて出発したが、今回は雪が溶けているので村営グリーンロッジまで車で入り林道脇に駐車。この先の林道にはまだ雪が残っていた。 8時5分、歩き始めると林道はすぐ杉林の中の山道に変わる。林の中は雪が完全に消えていて前回のモタツキが嘘のよう。 |
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少し進むと赤と青の派手な道標が「鳥の胸山」ルートは左の斜面に登ることを示している。1ヶ月前には深い残雪がこの道標を雪の下に隠していて私たちを前方の沢に誘い込んで迷わせたことが判った。 道標に従い尾根に登ると背後に大きく「御正体山」と雪の富士山が姿を現す。 前回、前進不能と思われた地点では尾根筋を僅か左に外しただけで登り続けることが出来た。 |
8時17分、中腹にある林道に登りつく。標識が無くて一寸迷ったが、林道を左に進む。崩れかけた林道を急角度で折り返すと「鳥の胸山 50分」の標識が待っていた。 8時24分、登山道に入り、斜面を登り始める。20分ほど登ったあたりから丸太階段での急登が始まる。花粉対策のマスクで息が苦しくメガネが曇る。 8時54分、「鳥の胸山15分」道標の15の数字がなぜか消されていた。マロンに疲れが見えるので小休止してコンビニ弁当を半食。 9時10分、「富士見平」を通過し方向を南に変え自然林の中を山頂に向かう。 |
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9時20分、「鳥の胸山」山頂に到着。昔、登った時には無標識だった山頂には「鳥の胸山・山梨百名山1207m」の標識が立っていた。 西に展望があり、富士山、今倉山、御正体山、三つ峠山(?)が望める。記念写真を撮って先に進む。 9時29分、展望のない小ピークを通過。南峰?。檜林を南に下る。自然林の残雪を踏んでさらに尾根を進むと小高いピークが現れる。 |
9時53分、標識の無い「雑木の頭」を通過し、南西に派生している尾根を下る。檜林を抜けると山道は背丈ほどの笹薮の中を急降下。右手に先ほど登った「鳥の胸山」が双耳峰の形で木の間越しに見える。 マロンにも疲れが見えるが、妻も「登った道を帰ればよかった」などと珍しく弱音をはく。曇り始めて風も出てきた。 10時30分、林道に下りきるとすぐキャンプ場だった。三ヶ瀬川沿いの橋を渡ったあたりで小休止しながらコンビニ弁当の残りを食べる。 11時、車に戻る。 |
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1時30分、無事帰宅。 |