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Golden Weekが近い。G.W.の「犬連れ登山は一寸・・」という思いがあり、その前に一山をと、対象の山の検討を始めた。・・が、週間天気予報は曇りが続く。・・・ならば少しの雨は覚悟して、眺望は期待せず新緑を楽しめればと大月市南の「鶴ヶ鳥屋山」にターゲットを絞る。 ◇所要時間: 4時間35分 |
3時半過ぎ、曇り空の下、家を出る。16号から412号線に抜け、相模湖で20号に入るあたりでフロントガラスに小粒の雨。この程度ならマロンも耐えるだろうと先に進むうち雨は止む。 国道20号線沿いの笹子駅入口交差点を左折し、駅構内を通過した先に「鶴ヶ鳥屋山」標識を見つけ、左折。細い林道を2kmほど進み、林道終点に駐車(3台駐車可)。 |
5時30分、登山開始。砂利道はすぐ山道になり沢を渡る。堰堤先の山道には黒い導水パイプが何本も併設されていた。 ブナの若葉で森が新緑に染まっている。水量の豊かな沢を何度か渡り返しながら登っていく。曇り空だが雨の心配はなさそう。滑場脇を通過。 5時39分、沢の合流点通過。しっとりした沢筋にネコノメ草、チゴユリ、白花エンレイ草。 |
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5時47分、沢と分かれて左折して自然林の山肌を急登。植生はヒトリシズカ、ヤブレガサ、すみれ等に変わる。 6時、尾根に出る。ブナの新芽が陽を透かして目に鮮やか。更に急登。 |
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6時16分、高圧線鉄塔横を通過。 6時27分、広い舗装林道に上りつく。指導標は林道脇のコンクリート壁の上を指示。壁には鉄パイプの足場が付けられている。この地点で一休み。 大月市方面は雲海の下。雲は更に薄くなってきた。マロンを小脇に抱えてコンクリート壁の鉄ハシゴを登る。斜度が緩まり、モミやブナの大木の混じる明るい自然林の尾根を登る。 |
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山腹を右に巻きながら高度を上げていく。新緑の中にミツバツツジの花が現れる。 6時59分、「←鶴ヶ鳥屋山 本社ヶ丸→」標識のある尾根に登り付き一休み。北に展望が利いてマロンの百名山候補に登録した大月市富岳12景の「滝子山」「雁ガ腹摺山」「ハバイマ丸」「小金沢山」が連なって見える。東に方向を変え、岩や木の根の痩せ尾根を進む。地図を見ると「鶴ヶ鳥屋山」までに3つのピークを通過するらしい。 7時20分、標高差で30mほどの急な下り。暗いモミの植林先の広がった尾根にはトリカブトやモミジガサの若芽。 |
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7時29分、最初のピーク通過。富士山が山陰から姿を現す。 7時39分、2番目のピーク通過。三ッ峠山を前景にして富士山が鮮やか。西北に南アルプス、八ヶ岳。先に下ると広尾根になり、トリカブトの群落。 7時45分、3番目のピーク。朝日を透かしてツツジの花が美しい。山腹下に山桜が花をつけている。 |
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7時56分、「鶴ヶ鳥屋山」(1374m)に到着。 山頂は芽吹きはじめたコナラに囲まれた20mx10mほどの広場。展望はイマイチ。富士山も木の間越し。薄雲がゆっくり南に流れていく。マロンの顔にダニが一匹。 8時7分、往路で下山開始。 8時20分、3番目のピークに戻り、富士山を眺めながらノンビリ休憩。天気は更に良くなり、ピーチ、ピーチと鳥の声も爽やか。下山継続すると女性登山者と交差。 |
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9時12分、舗装林道上に戻る。マロンを抱いて慎重に鉄階段を下りたが、東に10mほど回って見たら壁は終わっていた。 更に下山継続。マロンに疲れが見えるので沢で休憩。マロンは体を冷やして元気を取り戻す。 10時5分、車に戻る。 12時40分、無事帰宅。 悪い天気予報で小雨も覚悟していただけに、思いがけずの好天で富士山まで見ることが出来、得した気分の山行だった。 |