2年前、茨城県の「横根山」に「イワウチワの大群落」があることを知って訪ねようとすると・・、滑落事故発生理由で入山は禁止になったとのこと。

昨年も入山禁止が続いたようだったが、今年はその禁止令が解かれたとの情報を得て早速、訪ねることにした。

所要時間: 4時間41
難度 易+++▼+難
(下山後に渡渉個所を見誤り、50分ほどを無駄にしました。)

 


3
時、出発。

首都高経由で常磐自動車道に抜け、530分に「高萩IC」を降りると残距離は6km

高速道路沿いに3kmほど戻り、国道461号線に右折して「←花貫ダム」標識に従い西進。

「花貫ダム」手前700mの「花貫さくら公園→」標識に従い、左下の公園駐車場に車を入れる。 気温は5度で寒い感じ。

 


6
12分、「横根山」への上り口が駐車場横の清流対岸にあるので、飛び石で清流を渡れないかと流れを観察したが、安全第一と思い直し・・・、

対岸へはダム下の橋を使うことにし、ダム方向に出発。

400m先の橋を渡ると・・

 

道脇の土手に「矢印マーク!!

登山標識は見当たらないが、これは「横根山」へのコースと判断し、清流右岸の荒れ道を川下へ下る。

633分、駐車場が対岸に見えた辺りまで沢横を下った地点から細尾根を南へ上る。

 (の地点の標高は約130m)

 

上りはじめは崩壊岩の荒れ地形だったが、標高165m辺りから「イワウチワ」が見られるようになり・・、
高度を上げるのに従い、群落が大きくなり、花数が増える。

朝日が斜光で差し込み始め、撮影を楽しみながら上っていく。

更にミツバツツジも花を見せた。

 

 

標高300m辺りまで上るとイワウチワは見当たらなくなり、林床に笹が増え始めた。

723分、標高約380mの小ピークを通過し、左先へ30mほど下る。

四差路に直進「横根山→」、左「←都室山」、右「尻沼湿原→」標識。

先ずは横根山を目指す。

 

736分、50mほど高度を上げて
横根山389.4m」に到着。

山頂脇に電波反射板が見えたが、周囲に展望は得られない。

小休止後、分岐に戻り、「沼尻湿原→」標識に従って杉林を南へ緩く下る。

100mほど先の窪地に20株ほどの水芭蕉が咲いていたが盛期は過ぎていた。

 

姥花の水芭蕉をカメラに収め、檜林をショートカットして「都室山」へのコースへ繋ぎ、自然林の尾根筋を西に辿ると林床に笹が増え始めた。

北下に「花貫湖」を見下ろしながら西進。

頭上の青空に桜が映える。

左右、上下する尾根筋を丁寧に辿りながら西進を続ける。

 

858分、右前方に「都室山」が姿を見せた辺りの尾根先を右へ下り、

西に展望が開けた峠地形を通過。

 

95分、標高約400mの「都室山分岐」へ着き、北へ下る尾根で下山しようとすると、下山路に小枝がまとめて横たえてあった。「進入禁止」を意味するらしいが・・(下りきった地点に渡渉個所があるからだろうと判断し、)

96分、下山開始。 下り始めると、すぐにイワウチワの競演が始まった。

 

イワウチワ群落」が続くので、群落を避けながら慎重に下る。

標高240m辺りまで下ると檜林になり、イワウチワは見当たらなくなった。

935分、川縁まで下りると・・ネットから採録してきた軌跡はこの地点で対岸に上っているのに、対岸の国道461号線は5mほどのコンクリートの壁上!!!

オーバーハングしているコンクリート壁は上れそうになく、周囲を見回すと川上方向に赤テープ!!
コースは左だと、赤テープを辿る。(
×・・右の川下に進み、浅瀬を渡渉すべきだったらしい。)

 

対岸に上れるところが見当たらないが、地図で、約500m先には橋がある筈とブッシュを掻き分け、川上を目指す。

1011分、何とか、荒廃地を抜けだし、「ドライブイン名馬里」前の道路に出た。

橋先の国道461に出て、ダム湖を目指す。

道路の歩きやすいこと!!

 


10
25分、山を下りた地点の対岸まで戻って清流を見下ろすと・・、飛び石での渡渉が十分可能な地形で、道路脇の公園には「名馬里ヶ淵(なめりがふち)」看板が立てられていた。

1032分、桜満開の「花貫ふるさと自然公園」前を通過。

 

花貫ダム湖」北岸の国道461号線を道なりに3kmほど東進し駐車場を目指す。

湖対岸の山肌は新緑や桜で美しく、先ほどまでのブッシュを掻き分けながらの苦労が夢のよう。

気持ちよく「花貫さくら公園」を目指す。

 

1053分、車に戻る。

 

1330分、無事帰宅。

 

   根山2-2