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「湯ノ丸山」はマロン連れで登るには頃合の山と思われ、HPで登山情報を収集すると…・・●「地蔵峠」登山口には「イヌ禁」看板があるとのこと。さらに情報を収集すると・・・●隣の鹿沢温泉・登山口から角間峠経由で「湯ノ丸山」と「角間山」にイヌ連れで問題なく登った。との山行記を見つけ、私達もこのルートでの山行を計画。 ◇所要時間: 4時間46分 |
「湯ノ丸高原」へは3時間以上掛かりそうなので2時に起床し、2時16分には家を出る。国道16号線経由で入間ICから圏央道に入る。関越自動車道から上信越自動車道に移り、小諸ICを下って湯ノ丸高原を目指す。 県道東部嬬恋線で高度を上げて地蔵峠を通過。更に2kmほど進んで鹿沢温泉の道脇に「湯の丸山歩道案内図」看板と「湯ノ丸山・角間山登山口」標識を見つけ、道脇の大きな駐車エリアに車を停める。気温は13度で肌寒い。 |
5時29分、標識に従い、看板後ろの森に入る。 山道は唐松林と笹原の間を縫いながら上っている。細い登山道には朝露に濡れた草が張り出し、マロンはすぐに濡れネズミ(・・犬 !!)。 道脇にはワレモコウ、アザミ、ヒヨドリ草、アキノキリンソウ、ウツボグサ等、多くの野草が花を見せる。カラ松林の中を登る。 |
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5時41分、登山道は幅狭の柵の間を通過。 (後になってこれは放牧牛の通過防止柵と理解できたが、この時点では昭文社地図に記載の角間峠への直進ルートを進んでいるつもりになっており、地図に記載のない牧場通過の道を歩いているとは全然気づいてはいなかった。) 5時45分、快晴予報にも拘わらず空半分に雲が流れている。前方に形の良い山が姿を見せた。あたりに立ち木は少なくなり、下草が芝生になってきた。牛ふんがあちこちに落ちている…???。 |
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前方に東屋。公園の広場のような雰囲気の草原を進む。ダケカンバ林の先の広場で「角間峠→」の標識を見つけ、安心して先に進む。 進路は砂利道に変わり、芝生の原の中を緩く上るようになった。朝の草原を気持ち良く進むと道脇に「コンコン平」の標識。 その横の林の中にはマロンと同じ柄の4頭の子牛がノンビリ草を食んでいた。マロンに角を付けたら相似形なのが可笑しい。子牛達に興味を示すマロンにリードを付け、脇を通過。 |
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6時7分、再び「コンコン平」の標識が立っていた。リンドウ、ツリガネニンジンが咲いている。高原のような景色を眺めながら小休止。 6時21分、また東屋。その先に道が分岐。「角間峠→」指示に従う。 6時22分、再び、幅狭の柵があった。先ほど子牛を見たので、これは牛を柵の外に出さない装置だと判断できた。 昭文社地図「浅間山 軽井沢」に記載されている今日のコースでは牧場には近づかず西に上っていく筈なのに牧場の中を通過してきた現状がどうも理解できない。?????。 |
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6時25分、地図では角間峠を目指して直進するコースなのに、森の中の踏み跡を道なり辿っている間に湯ノ丸山が背後に見えるようになってしまった。…???…。頭の中は完全に混乱してしまったが、先ほど「角間峠→」の標識を見たのは確かなのであえてそのまま道を辿る。 6時27分、三分岐路に標識があり、山に向かって「←角間峠0.5km」、麓に向かって「鹿沢温泉→1.1km」、往路に向かって「↓九十番観音1.6km」の表示板。「←角間峠0.5km」に従い、砂利道を西進。空は7割くらい雲に覆われ、日差しが弱くなってきて助かる。 |
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6時37分、小広い平坦地に東屋があり、「角間峠」の現地標識と「←湯の丸山1.5km 角間山1.3km→」標識が立っていた。あたりはナナカマドが僅かに紅葉し、マツムシソウが咲き、秋の気配。 「湯の丸山」に向かうと狭い山道に笹が張り出し、5分ほどで傾斜は急になってきた。 6時44分、山道に古びた大きい岩が目立つようになってきた。 |
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6時51分、勾配が緩む。右前方に形の良い山が姿を見せた。烏帽子岳らしい。太陽の方角には浅間山が薄い煙を出している。 6時59分、ダケカンバ、ツゲの背丈が低くなり、その上に湯ノ丸山の前衛のピーク(北峰)が望める。 7時9分、山道周りに樹木が無くなり、笹原を進むようになった。西方から涼しい風が入る。 |
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7時12分、岩のゴロゴロしている広場で小休止。西には形の良い烏帽子岳。北には初代マロンが登った四阿山と根子岳が近い。3分ほど休んで出発。東の空に流れ雲が増えてきた。 山道に岩がゴロゴロ出始めた。道脇にイワインチンの黄花や白い薄雪草。黄色く色づいているのはオンタデらしい。 7時27分、三角点を通過し、北峰と呼ばれる大岩の重なる地点に到着。 |
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国土地理院地図にはこの地点に山頂マークが記されており、以前はこの地点に山頂標識が立てられていたらしい。 今は山頂標識は無く、その先の緩く下った広場の先の小高い地点(南峰)に山頂標識らしいものが見える。 既に秋の気配が漂っている広い草原のような山頂広場を南に進む。 |
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7時38分、「湯ノ丸山(2101m)」山頂に到着。山頂標識は確かにこの地点に立てられていた。 涼しい風が西から流れている山頂から南に富士山。東に浅間山、黒斑山、篭ノ登山、北に四阿山。 眺めを楽しんでいると地蔵峠側から同年輩の単独登山者が上ってきて今日の恵まれた展望を共に楽しむ。 |
7時50分、角間峠に向かい下山開始。 秋風にマツムシ草が揺れている。白玉の木や黒豆の木が実を付けている。 8時26分、角間峠に下り切り、東屋でニギリを食べながら小休止。 8時36分、角間山への上り開始。 |
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クマ笹のなかを九十九折で登っていく。今度は南斜面を登るので、朝日に照らされて暑い。ヤナギランが花期を終えて白い綿に包まれた種を飛ばしていた。背の低いダケカンバの林を上る。太陽を浴びてリンドウが花を開き始めた。 8時56分、一段と上ったら平坦になり、その先に最後の高まりが見える。山道に火山礫らしい小石が積もっている。 背の低い薄暗いツゲ林に入る。キノコが多い。林の中の小さな岩場に鎖が掛けられていた。 |
9時6分、岩稜帯を抜けると「角間山」の山頂。 中年の夫婦登山者が展望を楽しんでいた。ご夫婦の話では「角間山」より「烏帽子岳」の山頂の方がお花畑があってお勧めとのこと。山頂から見える景色は「湯ノ丸山」とほぼ同じだった。 9時21分、下山開始。 9時41分、角間峠に下り切り、東屋で一休み。マロンだけは休むことなく、笹原の中を何かを探して歩き回っている。5分ほど休んで下山再開。 |
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10時3分、調子良く道なりに下っているうち、朝に登った道とは明らかに違う景色の中を下っていた。 森の中の林道は幅広の泥道になってきた。キャタピラ跡が付いているので山道を重機で掘り返して、林道に模様替えの工事中のように思える。進路方向は東に向かっているのでそのまま下山継続。 |
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10時15分、使われていないらしい大きな山荘の横に出た。その先は一段下るとその先は県道嬬恋線らしい舗装道路。この出口脇にも「湯ノ丸山・角間山登山口」標識が立っており、舗装路に出ると50mほど南に我が愛車が見えた。 今朝、使った「湯ノ丸山・角間山登山口」横にある「湯の丸山歩道案内図」看板の地図をよく眺めると、朝の道は左に大きく迂回して湯ノ丸牧場の中を通過した後に右に大きく迂回して下山に使った道と合流しているのが判明。 やっとルートに関する疑問が氷解。気持ちよく、帰路に着く。 14時過ぎ、無事帰宅。 |
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