「アカヤシオ」を尋ねての次なる山は・・・昨年、数日遅れで残念な思いをした日光の「夕日岳」を、今回は南から訪ねることにし、コースは
@「P」先のゲートが閉鎖されていたら、「P〜ハガタテ平〜夕日岳〜行者岳〜P」の周回コース
A「古峰原峠」まで車で上れれば「尾根筋で夕日岳を往復」の2案を予定。

◇所要時間: 6時間3
◇難度(マロンとして): 易+++▼+難
◇マロンの日記:
 往復16kmの長丁場でしたが地蔵岳への上りの一部以外は幅広の歩き易い道でした。

 

145分、出発。

首都高・経由で東北自動車道に進み、鹿沼ICを下りて古峰原街道(県道1458号線)で古峯神社を目指す。

425分、「古峯神社」先の駐車場入口はまだチェーン閉鎖されていた。手持ち地図にはこの先にゲート記号が記されているので、ゲート辺りに駐車場所を探そうと先に進むとゲートが無い・・??。・・ならば、「古峰原峠」まで車で上り、尾根通しで「夕日岳」を往復しようと県道58号線を上る。

433分、「古峰原峠」に着き出発準備。出発地点が予定と違ったのでGPSのセットに手間取る。気温は9度で全天、雲に覆われていたが東の空に僅かな赤み。

448分、出発。登山口はすぐ先の尾根下端だろうと県道を先に進んだが登山口がない。・・・登山口が更に先にあるのならそこまで車を進めようと戻り、車で県道を西進。

300mほど先に右に分岐する砂利林道があったが、登山標識が無いので更に先に進むと、「粕尾峠→」標識先で県道は下り始めた。

 

やはり先ほどの砂利林道がコースだと判断し、戻って砂利林道に入ると先着車が1台。登山準備の人に「行者岳登山口?」と確認し、私たちも駐車して出発準備。

5時、改めて林道で出発。300mほど先で「行者沼」横を通過し、白鳥居脇の「細尾峠→」標識に従い、尾根を北に進む。自然林が若葉を見せ始めていた。

 

514分、前方の二瘤の山を目指すと林の奥に早くもアカヤシオのピンク色。雲間からは薄日が差し込み始めた。

紐先での動きが激しいマロンが小さな泥沢を見つけ、体温を下げようと泥沢に漬かって泥犬に変身。

「行者平」のズミ林を通過すると「行者岳」への上りが始まる。

 

アカヤシオを見つけ、カメラを向けていたら先着車の夫婦連れ?登山者が先行。

542分、「行者岳」で休憩中の夫婦登山者を抜き、高度差50mほどを下り、上り返す。

552分、二つ目のピーク通過。山桜も咲いていたが朝日を受けた満開のアカヤシオの華やかさには叶わない。

東に緩く方向を変え、唐松林を下りすぐ上り返す。

611分、50mほど高度を上げて「大岩山」へ到着。

山頂回りは10株ほどアカヤシオに彩られ、林床に落花も見られた。右前方に姿を見せた「夕日岳」の標高は更に200mほど高いので今日は何処かで最盛期のアカヤシオに対面できそうだと期待が膨らむ。

前方に穏やかな山体を見せる「唐梨子(カラリコ)山」目指して高度差70mほどを下り、上っていく。

639分、広い唐松林の「唐梨子山」に到着して小休止。

646分、「竜ノ宿」名板の立つ大岩横を通過。

右前方に「地蔵岳」と「夕日岳」が形良く聳えはじめた。「地蔵岳」を眼前にして先ずは下る。

新緑の唐松林を通過。

 

658分、「ハガタテ平」に到着し、「地蔵岳」目指して標高差220mの上り開始。傾斜が徐々にきつくなる。

713分、窪地上を横切り、山腹を斜行して「地蔵岳」から南に伸びる尾根を目指す。

722分、尾根筋で「地蔵岳」を目指す。この辺りの芽吹きを始めた潅木は「ヤマツツジ」らしい。アカヤシオが咲いていたが落花は見当たらず、満開状態。

穏やかな「地蔵岳」山頂を通過し、稜線を緩いアップダウンで進む。

 

742分、三分岐の「三ツ目」に到着。

東に延びる尾根先の「夕日岳」を目指し、高度差40mを下っていくと、稜線の北斜面だけにアカヤシオの紅色が続き、思わず歓声。

林床に散り花は見当たらず、枝には蕾も見られた。

途中、露岩帯を通過。

 

 

758分、「栃木百名山40座 夕日岳1526m」標識の立つ山頂に到着。

 

北斜面が開け、「男体山」を中心にして左に雪を残す「日光白根山」、右に「大真名子山」と「女峰山」が特徴的な山体を見せた。

 

山頂にもアカヤシオが咲いていたが、好展望の山と一緒に画面に取り込めず残念。

 

815分、「三度目の・・」か「下手な鉄砲も数打ちゃ・・」なのかは兎も角、満開のアカヤシオに出会え、大満足して下山開始。

 

「三ツ目」近くで夫婦登山者と交差。遠望できる山肌が種々な色合いの新緑で彩られ美しい。帰路のアカヤシオは余裕の心で眺められる。

 

844分、「地蔵岳」で小休止。

95分、「ハガタテ平」に戻り、「←古峰原峠6km」標識に従う。

933分、「唐梨子山」で小休止してムスビを食べる。

957分、「大岩山」へ戻り、ムスビを食べる。

 

1028分、「行者岳」へ戻る。トウゴクミツバツツジが咲き始めていた。

113分、車に戻る。

 

帰路は「粕尾峠」経由で新緑を楽しみながら下山。
(この山越え県道は2008年暮れに開通したらしい)

その後も順調に走り、14時には無事帰宅。