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以前、友人に誘われ黒桧山から下山後、赤城山麓で新緑に映えるツツジ撮影を楽しんだ。

あの見事なツツジには半月ほど早いのは分かっているが、ベストシーズンの人出を考えるとマロン連れで赤城山を訪ねるのは今しかないと「赤城山」再訪計画を立てた。

久しぶりに水曜日が晴れとの予報に急ぎ出発準備を整える。

 

所要時間: 3時間20
難度(犬として): 易+++▼+難
マロンの日記:
 黒檜山への段差のある丸太階段は短足マロンには応えました。下山ルートも岩混じりで歩きにくかった。

逆ルートで歩いたほうが人との交差も少なく楽だと思いました。ダニは少なく、山で2匹、帰宅して2匹だけ取ってもらいました。

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星空を見ながら3時半には家を出る。入間ICで圏央道に入る頃には夜が明ける。

関越自動車道の赤城ICを下り353号線経由で白樺牧場、大沼湖畔へと進む。

大洞近くの車道脇に「駒ヶ岳登山口」の道標を見つけ道脇の大きな駐車場(無料)に車をとめた。

ほぼ同時に車が2台到着。何れも登山目的らしい。道路脇のデジタル温度計が8Cを示していた。

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625分、出発。車道脇から山に入る。山斜面の林の下は背の低い笹に覆われている。5月も下旬に入ったのに風は冷たく、赤城紹介のHPに記載されている「アカヤシオが見事」との記事には程遠く、今年はまだ蕾が僅かに色づいた程度。

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641分、「関東ふれあいの道」標識横に「駒ヶ岳0.9km 花見ヶ原5.9km」標識。山道はこのあたりから登山道らしくなる。傾斜が増す辺りに鉄製の長い階段が設置されている。手すり付きだが幅狭で人の交差は厳しそう。(人出時の犬連れは顰蹙を買いそう)。床板に隙間があるがマロンは上手く上っていく。

7時、急な鉄階段を上り尾根に出ると南に展望が広がり、小沼も姿を見せる。標識は「駒ヶ岳0.4km 花見ヶ原5.4km」。久しぶりに青空の下で展望を楽しみながら尾根筋に進む。ヤセ尾根になった先が一段高くなっている。若い登山者が一人、先行していった。

714分、「駒ヶ岳(1685m)」に到着。見晴らしは利かなくて 「赤城山の活動」の解説板と「黒桧山1.2km」の標識。ここからは丸太階段での急な下り。オオカメらしい木だけが白い花をつけている。

 

729分、笹の尾根筋を下りきると「大タルミ」の現地標識。「駒ヶ岳0.4km 黒桧山 標高差220m」に従い前方に立ちあがる「黒桧山」へ登り始める。

734分、「赤城山の出来るまで」の解説板や「黒桧山0.7km」標識。このあたりから段差のある丸太階段の急坂が始まる。マロンには段差がきつく、全身運動を強いられ息が上がるので適当に小休止してやる。

82分、斜面を登り詰めると「黒桧山0.2km」標識があり、直ぐ先の小さな岩山に黒桧山大神の鳥居と石祠があった。展望が利く地点ではあるが先ずは赤城山の最高点にと一面に芽吹している小潅木の間の細い道に進む。

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811分、「黒桧山」山頂(1828m)に到着。

岩混じりの広場で西側は潅木が視界を遮り、展望はイマイチ。山頂から望める山名と方向が書かれているボードが置かれていたので、枝越しに谷川岳、北アルプス、武尊山、至仏山、皇海山、燧ケ岳等々、これまで登った山を同定し楽しむ。

このボードは赤城山が好きな登山者の手作り作品らしい。ムスビを食べていると同年輩の登山者が一人到着。

 

825分、下山開始。

3分ほどで往路と分かれ、大沼目指して岩まじりの急勾配を下る。登ってきた年配の女性登山者に「キツイ坂ですね」と話しかけたら「傾斜がきついからこのルートは上りに使っているのです」と応えてくれた。

大沼が次第に大きく見えてくる辺りまで下ると、登山者が次々と登って来る。

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97分、「猫岩」看板を見つけたがどの岩か不明。この辺りはヤセ尾根のため、犬連れで登山者と交差するのは難しい。大沼の好展望地を通過。

921分、車道に下りきる。こちらの道標は「黒桧山登山口、標高差450m」「黒桧山1.1km」。

のんびりと湖畔沿いの車道端を歩き駐車場に向かう。道脇にスミレ、タンポポ、ウド、スイバ等の若草が元気。赤城神社近くの湖畔にイチリン草が群落をつくっていた。

 

945分、車に戻る。本日出遭った登山者は20名くらい。

少しは早咲きのツツジの花もあるのではと期待してきたが、肌寒い気温に未だ蕾は固かった。久しぶりに天候に恵まれての山歩きが楽しめ、13時には無事帰宅。

 

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