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南アルプスの「鳳凰山」東側山腹に位置する「甘利山」の「大笹池」で「クリンソウが咲いていた」という山行記を見つけ急遽、14年前の「椹池〜大笹池コース」の短縮コースを設定し、台風襲来の前に急いで訪ねることにした。

◇所要時間:  2時間41
難易度: + + + +

 

250分、現地の曇天予報を頼みに雨の中、出発。

441分、「韮崎IC」を降りると残距離は18km。

西進して「武田橋」で対岸に渡って左折し、「甘利山入口」交差点を右折し、県道613(甘利山公園線)

距離13km、高度差1200mを 40分ほどかけて上り、「登山者用駐車場」に到着すると気温は10度で上空に僅かに青空。   <現地標高=1640m>

527分、出発。

「グリーンロッジ」手前から西の森へ進むと・・

 

 

防獣網の中に「銘板」で説明付きの「スズラン」や

 

「ウメバチソウ」が花を見せたが「レンゲツツジ」はまだ蕾。

 

 

30mほど高度を上げて「1671m三等三角点」のあずまや横へ進み・・

 

満開の「レンゲツツジ」をカメラに収め、西の「甘利山」山頂を目指す。鶯が良く啼く。

 

 

547分、岡へ上ると現地名「鍋頭1722m」標識。西に「千頭星山」が姿を見せた。

 

この辺りのレンゲツツジはまだ蕾。数本の黄色の蕾も見られたのでカメラに収める。

 

 

554分、「甘利山1731m」山頂に到着。「大笹池 往復2時間30分→」標識に従い・・

 

西の「千頭星山」方向へ進むと笹原に「ズミ」が満開。

 

 

「ミツバツツジ」が紫紅色の残り花を見せてくれた。「千頭星山」の方からガスが流れてきた。

 

64分、山頂から50m程高度を下げた三分岐の「←大笹池」標識に従い、笹の南斜面へ下る。「道迷いに注意」看板もあった。

 

前回は (14年前→)

密集笹の中、設置ロープにガイドされて急斜面を下ったが・・

←今回は 広い笹斜面のしっかりとした踏み跡を下る。

標高1550m辺りまで下ると傾斜が緩んだ。

 

 

標高約1500mに「南甘利山」への三分岐。この下へ進むと突然、「クリンソウ」!!

 

「大笹池」へ近づくに従い、踏み場もないほどの「クリンソウ群落」。喜んで撮影開始。

 

 

「クリンソウ」の和名は   < 段になって輪生する花の様子を、仏塔の屋根上の「九輪」に見立てたもの> とのこと。

 

638分、三分岐に戻り「南甘利山」を目指し、180mほど先の峠地形の三分岐は「椹池・南甘利山」標識に従い東へ上る。

 

 

713分、山頂らしくない「南甘利山」標識地点を通過。頭上の枝でホトトギスギスが<特許許可局>と喧しい。

 

尾根を100mほど進んだ先の三分岐に「←甘利山」「↑椹池」標識。今回は「甘利山」を目指す。白花の「キランソウ」をカメラに収める。

 

 

緩く北へ上っていくと・・「ヤマツツジ」が綺麗な花を見せる。

 

743分、「甘利山」へ戻って小休止。草むらの「スミレ」が雫を残していた。

 

 

747分、「甘利山」から下山開始。ガスが濃くなり「千頭星山」を隠した。

 

標高約1700mの三分岐は往路を右に見送り、左へ下ると「ウマノアシガタ」の黄花が多い。

 

 

8時8分、未だ無人の「グリーンロッジ」横から駐車場へ戻ると霧の中に車が5台。

 

帰路に就き、1050分には無事帰宅。