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一昔前、先代マロンと訪ねた愛鷹連峰の最高峰:「越前岳」を二代目とは北の十里木高原から訪ねることにした。 ◇所要時間: 4時間39分 |
5時、出発。 6時35分、東名高速・裾野ICを下り、県道24経由で国道469を西に進み、富士サファリパーク先の富士高原の駐車場(トイレあり)に到着。 無風・快晴で北に富士山が朝日を浴びて大きい。気温はマイナス6度と低いので、寒さ対策に自作の電熱ステッキの電源をオン。 (カメラ、GPS、レコーダ操作で冷気に晒される頻度の多い右手指の防寒対策として、今回はステッキの握り部を電熱で温める細工をしてきた。) |
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7時9分、丸木で土止めされた残雪斜面に出発。100mほど高度を上げ、「十里木高原展望台」に立つと、南に予想外に雪が少ない富士山が大きい。 「山頂まで2km」の看板を横目に登山継続。(電熱ステッキは僅かながら効果あり。) 7時27分、巨大電波塔?横を通過し、笹原を上る。 7時41分、次の電波塔横を通過。山の稜線から太陽が昇る。 |
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7時50分、標高1100mの雪の広場に「馬ノ背」標識と休憩テーブル。一息ついて上りを再開すると8時を待っていたように自衛隊・戦車の発砲音が響く。 沢横の落葉の小ブナ林をロープ沿いに上っていく。林床は笹原。景色に変化のない上りが長く続く。 8時45分、一抱えほどのブナの木の下に「越前岳へ20分」看板。山頂まで残高度は110mほど。残雪が固くなったので6本爪アイゼンを装着。 |
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標高1400mあたりから灌木に霧氷が見られるようになった。 9時6分、標高1450mあたりで西の「勢子辻」からの山道が合流。 南に駿河湾が望める地点で、冷風の通り道らしく、裸木が真っ白に霧氷を纏い、青空をバックに朝日に輝く素晴らしい眺めを見せた。 このあたりから勾配が緩み、日の当たる雪尾根を登っていく。 |
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9時17分、「越前岳 1504m」に到着。残雪の山頂には二等三角点。 「富士山」は木立に邪魔されて上部しか見えないが、西遥かには南アルプス、南には駿河湾に伊豆半島が伸び、眼下には「鋸岳」が見えた。 暫し、快晴下の景観を楽しむ。 |
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9時27分、標高が100mほど低い「富士見台」へスタート。 雪の細尾根の灌木帯を緩く下っていく。400mほど進むと、木立越し前方に僅かな高み。馬酔木の木立を抜けていく。 9時45分、「富士見台」に到着。北の木立の間に富士山。 |
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雪の小広場には「富士見台と尾崎紅陽」の解説板があり ・・富士山の撮影に一生をささげた岡田紅陽は…(略)・・・・昭和十三年に発行された五十銭紙幣の図案に採用された富士山は、この富士見台から撮影された富士山です。 と記されていた。 カメラマンが持ち込んだらしいアルミ脚立に上って「富士山」を撮影。 富士山の南斜面には五合目あたりまで雪が見られず、山頂への登山道と沢筋だけが白い。2ヶ月ほど前に覗いた「宝永火口」にも雪は無かった。 10時1分、「富士見台」を後に帰路に付く。細尾根を戻る途中、先行マロンに引かれ、木の枝に頭をぶつけて額にコブ。雪で冷やす。 |
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10時24分、「越前岳」に戻り、可愛いお地蔵様を見つけた。 10時39分、下山開始。雪斜面に兎の足跡。「勢子辻」の三分岐を通過すると、既に霧氷は解け落ちていた。途中、2人の登山者と交差。 11時19分、「馬ノ背」に戻り、そのまま下山続行。 11時38分、「高原展望台」に戻る。「富士山」に僅かに雲。 11時48分、アイゼンを付けたまま、駐車場に戻る。 1時40分、無事帰宅。 |
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