ガイド書に「ミツバツツジ・小滝・桜並木のミニコース」の謳い文句で武蔵五日市駅の南・約2.6kmに位置する「今熊山〜金剛ノ滝〜小峰公園」コースが紹介されていた。

「今熊山」は初代マロンと「刈寄山」を訪ねた折、立ち寄った山なので懐かしく、この里山周遊コースを晴天予報の出た土曜日に訪ねることにした。

 

◇所要時間: 4時間2
◇難度(犬として): 易+++▼+難

◇マロンの日記:今熊山の登降は結構な急坂でした。「ミツバツツジと滝と桜」が目的なら「沢戸橋」まで行かず、途中から「金剛ノ滝」へ小回りするのが良いかも・・

 

5時、出発。西の夜空に大きな満月。

JR・武蔵五日市駅先で県道32(秋川街道)に左折し、1.5kmほど先の「小峰公園」入口辺りに駐車場所を探したが見つけられず、(近くの「小峰ビジターセンター」のP9時〜)、次案の「今熊神社」Pを目指すことにし、「新小峰トンネル」先を右折して今熊神社の駐車場に車を入れる。

参考にしたガイド書は時計周りで紹介していたが、車道歩きは朝のうちに済ませたいので私たちは逆回りすることにした。

 

631分、車道を1.2kmほど戻り、左折して「新小峰トンネル(長さ:656m、歩道・照明アリ)」を通過。

655分、「小峰公園」に着き、園地の奥に入山路を探したが見つからず、入口近くに戻り、「←ハイキングコース・展望広場」標識を見つけ、車道沿いの尾根に登る。

 

10分ほど先に三分岐。左は「←鎖場コースを経て展望広場」標識。私たちは直進し、擬木の丸太階段を登る。少し先で先ほど別れた「鎖場コース」からの道が合流。

715分、東屋がある小広場に「見晴台」標識があり、北に五日市の町が遠望できた。「←今熊山・金剛ノ滝」標識に従い、擬木の丸太階段を西に上る。

 

724分、336mピークに着くと「馬頭観世音」塔のある三分岐。右下へ「ふれあい広場→」へのコースが分岐。私たちはここから「かたらいの道・秋山丘陵コース」標識に従い、尾根を西へ進む。

731分、「←沢戸橋2.2km 金剛ノ滝1.3km」標識通過。左に「新多摩変電所」の大きな設備が木立越しに見えた。

 

気温は0度ながら無風で気持ち良く歩ける。緩くアップ・ダウンしながら進む。

748分、左から変電所南からの林道が合流。すぐ先で「金剛ノ滝」への山道が左に、100mほど先で右に「広徳寺→」への山道が分岐。私たちは山腹道を西進していく。

やがて前方右に323mピークが見え始めると右に視界が開け、朝日を浴びた五日市の市街が見えた。

81分、右へ無標識の山道が分岐。323mピークへの道らしい。ガイド書には「特筆するもののないピーク」と書かれていたが、一見しようと右に上る。

86分、323mピークに立ったが、檜と松林で視界は無かった。

 

踏跡を先に進めばすぐに山腹道に戻るものと考えて先に進んだが・・踏跡は尾根通しに西に延びていく。

左斜面の伐採跡前方に村が見えはじめ、急傾斜の檜林を下る。

820分、やっと山腹道に合流。平坦地へ降りて小橋を二つ渡る。

 

829分、車道に合流し、左折して「新久保河原橋」を渡り、すぐに左折。

「刈寄川」沿いに進み、350mほど先の三分岐を左折し、橋を渡って「逆川」を遡る方向で坂沢林道を進む。10年前、この林道に駐車し、初代マロン連れで「刈寄山」を訪ねた山旅が懐かしい。

 

850分、林道終点に着き、左の杉檜林への山道に進む。

沢を木橋で数回、渡り返しながら遡上していくと・・沢横道が雪で倒されたブッシュで塞がれ・・マロンが進めないので肩車して通過。(家での事前訓練が役立った。) その先も丸木橋の沢渡りが続く。

 

94分、山腹道の南に残雪の河原が広がり、堰堤脇の「金剛ノ滝0.6km 今熊山1.4km→」標識が河原方向を指示。

河原に降り、次の「金剛ノ滝0.5km→」標識に従い、南の谷間に進むと前方から滝音が響くのに残雪の河原に流水が見られず・・??

100mほど進むと前方の滝壺からの流水が足元で消えていた。伏流水になっているらしい。木橋を渡り、滝壺に近づいたが滝の全貌が見えない。

更に滝壺に接近し、落差18mの「金剛ノ滝」を撮影。ガイド書には滝の中程に金剛像が祀られているので「金剛ノ滝」と呼ばれると記されていたが、その辺りは結氷していて像は見られなかった。

水量は左程でなかったが、見映えがする滝だった。

 

918分、河原の三分岐に戻り、「今熊山1.3km→」標識に従い、急斜面の尾根筋を登る。周りは椿やアオキの常緑樹林。

926分、左:「←今熊バス停」、右:「今熊山→」三分岐まで上り、水飲み休憩。暫くは平坦な山腹道を進む。残高度は150mほど。15分ほど先から西尾根の古い露岩の急坂を喘ぎながら登る。

958分、「今熊神社・奥社」に到着。

朝日に照らされた境内広場は清浄な雰囲気。祭神:「須佐之男命」に無事・登頂御礼の参拝をしようと神殿前に進むと・・マロンが初代マロンと同様、神殿の階段を上ったので驚く。

山頂からは南だけに視界が得られて「刈寄山」が望める程度。ムスビを食べながら山頂の雰囲気を楽しむ。

 

1013分、参道で下山開始。

高度を30mほど下げた地点のトイレのある小広場から北に展望。下山継続。途中の展望地では7人の団体登山者と交差。参道としては結構、急勾配の下り継続。

1033分、「今熊神社」まで降り、参拝して車に戻る。駐車場の北側斜面の灌木は全てミツバツツジらしく、ガイド書の謳い文句も信じられそう。

12時、無事帰宅。

   今熊山2