梅雨の中休みらしく、水曜日の天気予報が好転したので急遽、「高尾山」と「城山」を経由する周回コースを歩くことにした。

高尾山への上りコースは7年前、生後4ヶ月のマロンを連れて歩いているので、マロンはそこから先が初めてのコース。

 

◇所要時間: 3時間23
◇難度(犬として): 易++▼++難
◇マロンの日記: 高尾山に獣は少ないらしく、ダニが不在で、気持ち良く歩けました。おとーさん達は 高尾山は公表されていない山道も多そうなので、コースを探して歩けば、年間を通じて楽しめるのではと言っていました。

 

330分、出発。

町田街道(県道47)を北上し、高尾駅東で国道20に左折し、1.3km先の西浅川交差点を右折。県道5163kmほど西進し、日影バス停先で日影沢林道に左折し、400m先の「ウッディハウス愛林」のPに駐車しようとすると <キャンプ場利用者専用駐車場>看板があり、道脇の空きスペースに車を置く(林道脇に数所、駐車可能地あり)

気温は18度。既に日の出時刻は過ぎ、森の中でも歩くのに十分な明るさ。

438分、「いろはの森→」標識に従い、左の道にスタート。道脇の樹木に「ケヤキ」「ヤマアジサイ」「ノリウツギ」等、樹名札が付いている。小沢を渡る。

 

ユズリハ、タマアジサイ、ワセビ(馬酔木の別称とのこと)、ハナイカダ、ウワミズザクラ等々、樹名板が付けられ、更に、樹名が詠み込まれた万葉集かららしい「和歌碑」板も立てられていた。

沢を外れ、左の斜面に上り、林道を横切って丸太階段を登る。ルリノミウシコロシ、サワフタギ・・と、聞きなれない樹名も出てきた。

山道が広がってきた。ツゲ、ハクウンボク、マルバアオダモ、モミ、イヌガヤ、シロダモ、カラスザンショウ、ミズキ・・葉や実の特徴なども記載されている。このコースなら、季節を変えて、何回歩いても、楽しめそう。

マロンが「水!」の声に反応するので水飲み休憩。丸太階段や木の根を踏みしめ登る。

ウラジロガシ、モミ、クリ、イタヤカエデ、ヤマザクラが青葉を見せる。

516分、「4号路」に合流し、「高尾山山頂→」標識に従い、木漏れ日を浴びて山頂を目指す。風が入り、心地良い。まだ樹名板が続く。アカガシ、オオモミジ、ヒノキ・・・。

「自然研究路1号」に合流。「イヌブナとブナの見分け方」解説板があったが、回答は自分で調べろというらしく、書かれていなかった。

526分、「高尾山配水所」前を通過。マロンが水溜まりで体を冷やし、泥犬化。大きなトイレ前を通過。

 

530分、無人の「高尾山山頂599m」に到着。

7年前、チビ・マロンの登頂写真を撮っていたので、今回も同様ポーズで写真を撮る予定だったが、泥犬では膝に乗せられず・・・

この7年の間にマロンは272山に登り、トランシーバーと背負子入りのザックを軽々と背負う、結構、タフな山犬に成長。

 

山頂広場西端の「大見晴台」に立つと、丹沢山塊の後ろに僅かに雪を残した富士山が望めた。

543分、上って来た同年輩登山者に挨拶し、私たちは「城山」目指し、西への石階段を下る。高尾山から城山へのコースは15年前、「東海自然歩道」歩きで通過しているが、コースは石階段などで様変わりに整備されていた。

548分、富士山が良く見える「モミジ台」を通過し、幅広山道の角木階段を下る。

 

空は雲一つない青空。道脇のモミジイチゴが実を付け、マロンが喜んで食べる。

階段を下りおえると4差路。梅雨期のため山道には水たまり。青大将らしい蛇が大木の幹で日向ボッコ。煩わせず通過。

618分、見晴台と東屋のある「一丁平」着。西に丹沢と富士山の好展望。

 

小休止後、「城山→」標識に従い先に進む。道脇の紫の花に見慣れない蝶。

642分、「城山茶屋」のある無人の山頂に到着。朝日が当たっていたが涼風が心地いい。

650分、記念写真を撮り、下山開始。先ずはアンテナ設備とトイレ間の日影沢林道に下る。

 

150mほど先の「←小仏峠」への山道が分岐している地点で「日影沢林道」との間に無標識の踏み跡を見つけ、これが620.9mポイント経由の山道と判断し、これに進む。

一時、林道に接したが、すぐに分かれて、檜林の尾根筋を下る。

 

78分、620.9mのピークを通過し、檜林や自然林を下る。梅雨期で湿気た急斜面の灌木帯をクネクネ下っていると方向感覚が鈍り、GPSを頼る。

杉林を僅かに上り返し、小ピークで小休止してムスビでエネルギー補給し、下山継続。高尾山といっても結構、深い森を歩いている感じ。

754分、山腹の幅狭道を斜行して下り、流水の日影沢を渡って地図に「中継支6」と書かれている電柱近くの砂利林道に出た。

81分、車に戻る。

 

930分、無事、帰宅。

この時期には珍しく、マロンの体にダニは見当たらなかった。

   小仏城山3