スギ花粉最盛期。テレビの花粉予想図で関東各県が朱色に色づく日が多い。

マロンは暇があれば(年中お暇)、腹を上にして特製の床の間でゴロ寝ばかりしている。

惰眠を貪らせていると腸詰みたいな犬になりそうなので今回も花粉との接触時間は出来るだけ少なくと、対象に短時間で登れそうな道志の「菜畑山」を選び風の少ない早朝登山を計画。

条件が整えば下山後、以前に雪で撃退された「鳥の胸山」へのリベンジも試みるつもり。

 

 

◇所要時間: 1時間16
◇難度(犬として): 易+▼+++難
◇マロンの日記:
 急傾斜だが段差は少なく、歩きやすい山でした。

 

マロンの朝の散歩は簡単に済ませ4時半頃、家を出る。

津久井湖脇を通過する頃には薄明るくなり始め、山中湖へ抜ける道志の道(国道413号線)に入る頃には完全に夜が明ける。ガイド書通り、川原畑村落の曙橋のたもとに小さな「佐藤モータース」の看板を見つけ右折、林道に進む。

ギリギリ1車線の林道をクネクネ上る。標高約1000mに上ったあたりで残雪に前進が阻まれ、曲がり角に空きスペースを見つけて駐車、出発準備をする。

 

620分、帽子とマスクで花粉対策をして舗装林道を登りはじめる。

15分ほど登ったところが、舗装林道の終点で車6台程度は駐車出来そうな空き地があり、電波中継柱と「菜畑山登山道入り口」標識が立っていた。

 

ここから始まる山道は赤松と檜林の中を通過して山頂に向かっている。

マスクを掛けているのでこの直登ルートは結構、きつい。急傾斜だがふかふかした黒土の山道はマロンには歩きやすそう。

 

 

650分、頂上まで20分の看板あたりから自然林に変わり、霜柱が見られるようになった。

72分、「菜畑山」山頂に到着し、「至道志 約60分 今倉山 約80分 赤倉岳 約130分」の道標に迎えられる。

10坪ほどの広場には傘型の東屋があり、西に真っ白な富士山、南に丹沢の大室山、その前に今日の次のターゲット候補「鳥の胸山」が見える。

712分、下山開始。

途中で同年輩の登山者が一人で登ってきた。

736分、車に戻る。

 

マロンは元気、時間も早い、スギ花粉の飛散も無い。で、三者協議の結果、これより1ヶ月ほど前に残雪で撃退された「鳥の胸山」にトライすることにした

地図には山名に「なばたけうら」とふり仮名されていた。山行記を書くに当たり、道志村役場に電話で確認したら、担当者は「なばたけやま」ですと回答したが、その後調べた山名の参考書によると昔は「菜畑うら」と呼ばれていたと書かれていた。「うら」とは「末端、先端」とのことで菜畑沢の上流にある山頂ということだった。

  赤鞍ヶ岳・菜畑