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世界の中で群馬県の「鳴神山」にしか残っていないというサクラソウ科の多年草::「カッコソウ」を再見したくなり、5月連休後の木曜日の出発を決めた。 前回は6年前、西側から上ったので、今回は東からの周回コースを試すことにする。 ◇所要時間: 3時間34分 ◇難度(犬として): 易++▼++難 ◇マロンの日記: 上りは破砕石ゴロゴロの砂利林道区間が長く、歩きにくい道でしたが、山頂に近づくと俄然、楽しめるコースになりました。 |
「カッコソウ」の詳細については下記HPをご参照ください。 http://www.hikalo.jp/HiKaLo2/HiKaLoBooks/No.43/HiKaLoBookNo043_17.html |
2時30分、出発。 東北自動車道〜北関東自動車道を使い、「太田桐生IC」を下りて国道50を北上し、桐生市で県道66に移り、8kmほど北上。 梅田町で県道343へ左折し、約4km先で 昭文社の山地図に「鳥居・道標あり(駐車スペース5台)」と記された「登山口」に着くと、・・・その空き地には「学校私有地の為、駐車禁止」看板。 やむなく、200mほど戻って幅広路肩に駐車。気温は8度で晴天。 5時4分、舗装林道で登山口に向かう。 |
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石鳥居横の「←ハイキングコース 鳴神山登山口」標識に従い、学校横の砂利林道に進むと、「鳴神山1.84km 55分」看板。 破砕石の多い急な林道を上り、標高470m辺りで「大滝」を回り込み上っていく。 標高650mあたりまで上ると、周囲が自然林になったが、破砕石の道が続く。 |
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標高720m辺りから、標準的な山道になり、杉林の中に大岩が見られるようになった。 標高760m辺りの大岩横に注連縄が張られ、神域に入る感じ。マロンが一家を代表して沢水に浸かって水垢離!!??。 岩と木の根を踏みしめ、雰囲気の良くなった山道を上っていく。 |
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標高900mを越すと、杉林斜面にロープの張られた数区画があり、傍らに「カッコソウ群落の復活を願って」看板。 私が空荷で「保護区域」周囲を回り・・やっと数株の花を見つけ、あまりに少ないカッコソウの花に驚きながらも、喜んでカメラに納める。 6時45分、尾根の石鳥居を潜り、露岩の急坂上の「桐生岳(鳴神山東峰)」を目指す。 |
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6時55分、「桐生岳」山頂に到着。山頂広場の「雷神嶽(なるかみたけ)神社」には「鳴神山980m」標識が置かれていた。 山頂からは360度の視界が得られ、傍らの山名標柱には・・・富士山、男体山、東京スカイツリー、上州武尊山、袈裟丸山、皇海山、浅間山、日光白根山、八ヶ岳、妙義山・・などの山名板が付けられていたが、遠景は春霞に覆われて、半分程の山しか同定出来なかった。 次いで上って来た同年輩登山者に挨拶すると、私達がこれから下る「椚田峠」では、「カッコソウが一面に満開していた」と教えてくれた。 |
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7時12分、鳴神山・西峰の「仁田山岳」に進むと、ミツバツツジ、山ツツジが綺麗。 僅か先の「第一展望台」で西の景色を展望し・・・ |
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岩と木の根の痩せ尾根を北に下っていく。100mほど標高を下げると、勾配が緩む。 7時30分、「椚田峠」に着くと四差路。右下の杉林を指して「カッコソウ北保護地 花期5月中旬→」看板。 「梅田・コツナギ→」標識に従い、東に下る。 |
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杉林で30mほど高度を下げると、ロープの張られた区域一面に「カッコソウの大群落」があり、5人の登山者が撮影に夢中。・・中には霧吹きで露を付けて撮影している人も・・・・。 予想外の花の多さに圧倒され、流水の沢沿いに先へ下っていく。沢横にヤマブキ草がキレイ。 |
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その先では妻が見つけた浦島草をカメラに納める。 林道近くまで下ると、地元の「カッコソウ保護」で上っていくらしい人達と交差し、「カッコソウを楽しませてもらいました」と話すと、ひどく喜ばれた。 8時22分、林道へ降りて、車を目指す。林道脇にニリンソウや純白のイカリソウを見かけた。 8時36分、御岳神社鳥居前を通過。 8時38分、車に戻る。 帰路は「関越道」を利用して11時40分、無事帰宅。 |
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