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サクラソウ科の多年草で、群馬県の桐生市とみどり市の山だけで見られ、環境省の「レッドリスト」で絶滅危惧種に指定されているという「カッコソウ」が「鳴神山」で開花を始めたとの情報をキャッチ。

10連休中なので交通渋渋滞が危惧されるが、うまくすれば「アカヤシオ」の花も残っている可能性もあるので、晴天予報の5/3()の出発を決めた。

妻は足の筋肉痛が治らず、今回も一人山行。

 

◇所要時間:  3時間28
(
但し、30分ほどはカッコソウ撮影)

◇難度: + + + +

 

2時、出発。

東北自動車道〜北関東自動車道を使い、4時に「太田桐生IC」を降りると残距離は23km。 県道316227で北上し、桐生市内で県道66に移って約8km北上して県道343に左折すると残距離は4.6km。 1車線舗装林道を更に北上し、「大滝登山口」先の「コツナギ橋登山口」に駐車。 気温は8度。 出発準備でGPSONすると・・何故かGPSが衛星電波をキャッチしないトラブル発生!!

453分、GPS使用は諦め、事前準備のコマ地図と5年前の記憶頼りで歩くことを覚悟し、林道を戻る方向に出発。

 

57分、「大滝登山口」に到着して「鳴神山登山口ハイキングコース」標識に従い、石鳥居を潜って山へ向かう。

登山口から80mほど高度を上げ、前方に見えた「大滝(不動の滝)」は右から回り込んで通過。

清流脇の破砕石の幅広山道を登る。

 

539分、「鳴神山中間点」看板横を通過すると破砕石が減り、山道らしくなった。

背後から朝日。小休止してGPSの電池を入れ替え、SDカードを再装着してみたが相変わらず電波をとらえられず・・諦めた。

62分、コース脇に大岩が現れ、神域へ入った感じ。

 

68分、「←新道」「旧道→」標識。新道を選んだが少し上ると両道が合流。さらに上を目指す。

前方に尾根が見える辺りまで上ると「カッコソウ復活を願って」看板。
ロープ内に目を凝らすが・・カッコソウの花はおろか、葉っぱも見当たらず、諦めて尾根へ上る。

 

628分、尾根に上りつくと右の「肩の広場」に耳の欠けた狛狼? と廃社務所。

石鳥居を潜って「鳴神山」山頂を目指す。

634分、尾根へ上ると・「アカヤシオ」が残花を見せた。

喜んでカメラに収めて三分岐から右上のピークを目指す。

 

638分、360度の視界が得られる「鳴神山(地図の「桐生岳」)に到着。

山頂には周囲に展望できる山名を示すポールが立てられ、「富士山」「男体山」「袈裟丸山」「皇海山」「浅間山」「日光白根山」「妙義山」「八ヶ岳」等の山名板。

南の「富士山」はカスミの中だったが・・・

 

南東遥か先には双耳峰の「筑波山」。

653分、「椚田峠」目指して三分岐へ戻り、すぐ先の「仁田山岳」山頂の小社を参拝して更に北へ下る。

653分、「第一展望台」標識箇所から西を眺めると・・、新緑の山波をバックに残花アカヤシオが精いっぱいの彩。

 

73分、「第二展望台」から西を覗くと・・「赤城山」と「地蔵岳」が望めた。
桐生岳から100mほど高度を下げていく。

713分、「椚田峠」に着くと小広場に小赤鳥居とお社。
カッコソウ→3」看板に従い、東斜面へ下る。

 

718分、「カッコソウ移植地」へ下ると・・、上ってきた女性登山者がロープ内にカメラを向けていたので私もカメラに望遠レンズと三脚を装着し林床に目を凝らし、一株のカッコソウを見つけ撮影しかけると・・
下の方で男性登山者が「こちらに沢山あるよ〜」と声をかけてくれた。

 

ザックを担いでそちらへ移動し、撮影を楽しむ。  今回は持参の望遠レンズと三脚の効果大。

 

 

746分、「カッコソウ撮影」を十分楽しめたので下山再開。

花は見られなかったが林床に「ヒイラギソウ」「ルイヨウボタン」「ラショウモンカズラ」の銘板が見られた。

56分、「雷神岳神社 御神水」看板横の水流で喉を潤し下山続行。

 

清流添いの山道を気持ちよく下る。

821分、「コツナギ橋登山口」に降り、車に戻ると車は5台に増えていた。

渋滞を避けるため、帰路は関越道経由を選択すると対向車線は結構、渋滞していたが上り車線は順調に走行でき、1140分に無事、帰宅。

 

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