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過去4回訪ねている諏訪湖近くの「入笠山に これまで気づかなかった「テイ沢コース」があることを知り、今回も「野草の花狙い」で訪ねることにした。

・・が、「沢入登山口」と「御所平登山口」間の林道が
8:00
15:00の間、通行制限されているので、今回は前日夕刻に山上の「御所平P」に上って車泊し、翌早朝4時から8時までの間に予定周回コースを歩き終える計画を立て、日曜日〜月曜日の山行を決めた。

妻はこの車泊計画をパスしたので今回は単独行。

◇所要時間:  3時間24
◇難度: + + + +

 

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15:00 家を出る。 中央高速道を利用して約200km先の「諏訪南IC」に近づくと・・トラックが横転事故とのことで高速道は完全ストップ。 何とか1747分に「諏訪南IC」を降りると残距離は19km。 国道20に出て400mほど南進して左折し、約2kmで「入笠山→」標識に従い、左折して西へ高度を上げていく。

1810分、「入笠山登山口・沢入駐車場」に着き、「8:0015:00の間、マイカー規制」看板を確認の上、残距離7kmの山上の「御所平P」を目指し、舗装林道で標高を上げていく。

 

10分ほどで「大阿原湿原入口」の三分岐を右折。 更に2kmほど先の三分岐の「入笠山マイカー規制実施中」看板脇を通過し・・

1833分、「御所平P」に到着し、車泊態勢を整えてコンビニ弁当で夕食中・・「マナスル山荘」から男が出てきて「ここでの車キャンプは禁止!」という。
「・・では、下の「沢入登山口P」で車泊し、翌早朝に来場します」と答えると、「
下のPも車キャンプは禁止」という。・・・→(4時まで待機中と言えばよかったかも。)

 

不毛になりそうな交渉は時間の無駄と判断し、現地を後にして2kmほど戻った「大阿原湿原」Pに車を移して車泊。

夜中に車外に出ると・・車脇に小鹿が2匹。 暗い森に逃げた鹿の目がライトに反射していたのでカメラに収める。 三日月の夜空に北斗七星がハッキリ。 深夜は気温が13度に下がって結構、寒かった。

 

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3
20分に目覚め、態勢を整えた上、「御所平P」へ移動して駐車。

4時、ヘッドランプを点灯して1車線・舗装林道を南へ進むと僅か先でヘッドランプの光の中に狸。 カメラを向けようとすると、排水溝に姿を消した。
舗装林道を南へ緩く下っていく。

420分、左から「入笠牧場」の道が合流。 「長谷村→」標識に従い、暗闇の中、更に南進。ランプの光の中に「シシウド」や「マルバダケブキ」が花を見せた。

 

400mほど先で「入笠牧場のゲート」を通過。 出発点から3kmほど南下すると空が薄明るくなり、星が見えなくなった。

452分、進路のS字カーブ地点の路肩で「←至・大阿原湿原」標識を見つけ、左の森の山道へ分岐し、ランプの光頼りで「大阿原湿原」からの流水沿いに緩く上っていく。

 

沢横に「キバナヤマオダマキ」を見つけ、カメラに収め先へ進むと小橋。

その先で久しぶりに「センジュガンピ」に対面し、カメラに収める。

次々と味のある小橋を渡り返しながら沢沿いの山道を緩く遡上していく。

変化があって楽しめるコースだ。

 

510分、ライトが不要になった。

鹿が沢から山腹へ駆け上がって逃げた。その先でも鹿が啼いて逃げた。

沢入口から1kmほど東進するとカラマツに垂れ下がるサルオガセが見事。

今年最初の「トリカブト」の花をみつけ、カメラに収める。

 

536分、「テイ沢分岐」看板地点で進路が二分岐。

今回は「←大阿原湿原・高原コース」標識に従い、左の木道へ進む。

やがて東の山稜越しに霧の湿原に朝日が差し込み良い雰囲気。

湿原に花は殆ど見当たらない。

 

553分、昨夜を過ごした「大阿原湿原駐車場」へ上り、舗装林道を北に進み、600mほど先で「首切清水」を通過。

69分、左路肩の「←入笠山20」標識に従い、左のカラマツ林へ上る。林床は笹。
100m
ほど高度を上げて山頂に近づくと、俄然、花が増えた。

 

634分、「入笠山1955m」に到着。

西の中央アルプスの先に「木曽御嶽山」、北西遥かの北アルプスに「槍ヶ岳」がハッキリ。 東には「南八ヶ岳」と「北八ヶ岳」。 静かな山頂で展望を楽しむ。

642分、下山開始。
花々をカメラに収めながら「岩場コース」を下る。

 

 

7時、山頂から140mほど高度を下げ、「鹿対策」というスライドドアを開閉して「お花畑」に入場。

「ヤナギラン」「ワレモコウ」「ホソバギボウシ」「ヒヨドリソウ」「ヤマハハコ」「ゴマナ」「シナノオトギリ」「クサレダマ」「キリンソウ」「ハナイカリ」「アキノキリンソウ」「カワラナデシコ」「コオニユリ」「イヌゴマ」

 

 

「ノアザミ」「ハクサンフウロ」「エゾリンドウ」「クガイソウ」「サラシナショウマ」「ツリガネニンジン」「マツムシソウ」「ノコンギク」と花が多い。

724分、横のゲートを出て車に戻り、帰路に就く。

747分、「沢入駐車場」まで下ると、林道管理人が小型車で上ってきたので時間制限に関し、疑問点を教えてもらい(下記)・・帰路に就き、1020分に無事、帰宅。

 

 

1)     8時までに当規制地を通過して「入笠山」山行後、例えば10時頃に下山を希望したら 上と当「マイカー規制地」を通過させてもらえるか?  →原則15時まで山上で待機してもらいます。 (両規制地の管理員の気持ち次第??)

2)     上の「マイカー規制地」から規制外の別経路で「中央高速道のIC」へ下る方法がありますか?   →1時間以上林道を北進して「諏訪IC」へ抜けるルートもあるが、15km以上の林道が2県に跨がっているので道路状態が常に当地で確認できているとは言えず、お勧めはできません。  (2時間以上の待機を強いられるのならトライも可かも??)

 

この日 出合った 花々

 

センジュガンピ

ノコギリソウ

ヒヨドリソウ

 

ツリガネニンジン

ハナイカリ

ハクサンフウロ

 

カワラナデシコ

シシウド

シナノオトギリ

 

ウツボグサ

ゴマナ

イヌゴマ

 

ノコンギク

マツムシソウ

シモツケ

 

ヤマハハコ

クサレダマ

キキョウ

 

ヤマゼリ?

トウキ?

オオカサモチ?

 

   入笠山6