この季節、野草狙いで3年ほど続けて南アルプス最北端の「入笠山を訪ねているが、今年は未だ「新型コロナ」が完全終結していないので、山頂の目ぼしい見所を <林道閉鎖の8時まで>に周回して下山し、午前中には帰宅する計画を立て、火曜日の出発を決めた。

 

 

◇所要時間:   2時間28

簡易度:+ + + +



<2020年の 「入笠山マイカー規制>

規制期間  4/2511/15
規制時間 8:0015:00
規制区間「沢入登山口〜入笠花畑」

 

140分、出発。

330分には「南諏訪IC」を降り、国道20を約3km南下して冨士見交差点を右折。西へ高度を上げていく途中、小鹿2匹と狸1匹に遭遇。

更に高度を上げると東の雲海の先に「八ヶ岳」が浮かんで見えたので駐車してカメラに収める。日の出が近い。

 

4時前に「入笠山マイカー規制」柵が準備された「沢入登山口」に着き、「規制時刻8:0015:00」を確認の上、入笠林道へ進み25分ほどで「山彦荘」横の空き地に駐車。

427分、先ずは「入笠山」目指し、林道を南へスタート。

 

250mほど先で左の草道に入ると「カゴメの森」看板先に「クリンソウ」群落。望遠でカメラに収める。

435分、「林道・入笠線」の規制柵が準備された三分岐横の「防獣扉」から「花畑」の遊歩道を上る。

 

昨年8月には花の多さに驚かされたが今回は季節が早すぎたのか花種と花数が随分少なく・・・

見られた花は サクラソウ、シロバナノヘビイチゴ、ツマトリソウ、オオアマドコロ程度。

 

レンゲツツジもあったがまだ蕾。

10分ほどで40mほど高度を上げ、上の防獣扉から山道に出ると
ズミが満開。

標高約1860mまで上ると「岩場コース」と「岩場迂回コース」の分岐。

 

今回は「迂回コース」を選択するとカラマツ林にサルオガセ。林床は笹で野草は見当たらない。

58分、二等三角点のある「入笠山1955m」に到着。
山頂からは360度の視界が得られ、東近くに八ヶ岳、

 


南の南アルプスの左には微かに
「富士山」も確認できた。

西には中央アルプス、その右に木曽御嶽山、北西には微かに北アルプスも望めた。

 

516分、東の雲海の先の八ヶ岳越しに上る朝日に照らされて「岩場コース」で下山開始。

下山も「花畑」に立ち寄って次の目的地「山野草公園」を目指し、往路を戻ると道脇の水場にクリンソウ。

 

548分、「山彦荘」前に戻り「入笠湿原」に降りてムスビ朝食。

バイケイソウ、ヤナギランは未だ蕾も見せないが水芭蕉は既に果穂状態。
次の目的地「山野草公園」へは落葉松林を時計回りで目指すことにし、

 

湿原を東進して防獣扉を通過し「ゴンドラ山頂駅→」標識に従うと森の中を大鹿が逃げた。落葉松林の林床にマイズルソウが花を見せた。

612分、「入笠すずらん山野草公園」に近づくと・・・

進路が防獣網扉で閉鎖され「ゴンドラ営業時間8:3016:00」看板。 やむなく、網の隙間から無人の園内へと進み・・
「釜無ホテイアツモリソウ」と「クマガイソウ」をカメラに収める。

 

出発地へ戻るため「ゴンドラ駅」の出口へ進むとこちらも防獣扉で閉鎖されていたので・・扉横の網を潜って脱出し、50mほど先を左折しカラマツ林を緩く下る。

640分、防獣扉を通過して前方「入笠湿原」を見下ろしながら・・

 

木道を下って「日本スズラン」をカメラに収める。

655分、車に戻る。

「林道・入笠線」を下って 720分には「沢入登山口ゲート」を無事通過すると 「沢入駐車場」には登山者の車が10台ほど。

順調に往路を戻って  940分には無事帰宅。

 

当日見かけた野草の花々

ニガイチゴ

ヒメイチゲ

シロバナノヘビイチゴ

マイズルソウ

スダヤクシュ

テンナンショウ

ムラサキケマン

ミヤマエンレイソウ

オオアマドコロ

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