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郷里の弟が 関東の山を希望したので、
この季節に涼しく歩けそうな山を探し・・

八ヶ岳の西方に位置して野草が多く、過去6(下記) 訪ねた「入笠山」を、4年前と同じコースで訪ねることにした。

 

◇所要時間:  5時間1
難易度: + + + +

<過去の山行記録>
入笠山1 2003.9.16
入笠山2 2012.8.9
入笠山3 2017.6.20
入笠山4 2018.7.15
入笠山5 2019.8.25
入笠山6 2020.6.9

 

4時、出発。

中央高速を利用し、61分に「南諏訪IC」を降りると残距離は10km。 一般道を3kmほど戻って国道20を横切り、「入笠山→」標識に従い西進して ICから500mほど高度を上げて「沢入登山口・駐車場」に到着すると先着車は3台。 気温は20度で曇天。
                   <現地標高=1450m>

635分、「入笠湿原60分→」標識に従い、登山道を北へ出発。

 

上り始めるとガスの林床に「マルバダケブキ」が黄花で群生。

50m程高度を上げ、西へ向きを変え緩く高度を上げていくと・・「ドクベニタケ」や「ハナイカリ」、「ノリウツギ」が残り花、「モミジイチゴ」が甘そうな実を付け、既に山は秋を演出!!

 

742分、標高1720m辺りで (下山時に戻る)「法華道」が左から合流しているのを確認の上、北へ緩く下り始める。

748分、防獣ゲートを開閉して「入笠山湿原」に降りると・・

「ワレモコウ」

「サワギキョウ」

「クサレダマ

「ヤマハハコ」

「アケボノソウ」

「ゴマナ」

「キオン」

「ノコンギク」

「シシウド」

「ツリフネソウ」「ホソバトリカブト」等、多くの野草が花を見せた。

ガスの流れる湿原の木道を回る。

「アキノキリンソウ」「ギボウシ」「エゾリンドウ」「ウメバチソウ」等もカメラに収める。

 

823分、防獣扉を開閉して「山彦荘」前へ出て、林道と並行する遊歩道へ降り400mほど南へ進む。

838分、「入笠林道」の三差路地点に抜け出るとそこが「お花畑」の入口。
林道規制を始めた係員に挨拶し・

 

お花畑に入場し、野草の撮影を始めると・・係員が数株だけの「レンゲショウマ」の場所を教えてくれた。初めてこの花に対面する弟が喜んでカメラに収める。

「ノアザミ」に「アサギマダラ」が飛んできたのでこれもゲット!!

 

「クサフジ」

高度差40m程の広大な北斜面の「お花畑」に花期を迎えた多種の野草が花を見せてくれた。

「入笠湿原」へのゴンドラ始発時刻は830分〜の為、観覧客はまだ到着していないので、ゆっくりと花撮影を楽しむ。

「コオニユリ」

「マツムシソウ」

「キキョウ」

「ハクサンフウロ」

期待の「ヤナギラン」は既に晩期。

910分、満足して「お花畑」の上ゲートを出て山頂目指し、白樺も混じる露岩斜面を南へ上る。

コース脇に「ウツボグサ」も晩期の花を見せた。

 

924分、標高1860m辺りの三分岐に「←迂回コース」「岩場コース→」標識。

勾配のキツイ岩場コースへ進むと・・「エゾカワラナデシコ」や「シモツケ」が花を見せた。

 

940分、一等三角点の「入笠山1955m」に到着。

東に「八ヶ岳」、南に「南アルプス」、南西には「中央アルプス」、南遥かには「富士山」まで展望できる筈の山頂なのだか・・周りはガスで真っ白。

暫く待機していると・・東のガスが薄れて僅かに「八ヶ岳」が見えたがすぐにガスに閉ざされた。

107分、展望を期待するのは無理と判断し、「迂回路」で下山を開始。

 

 

30mほど南へ下って三分岐を左折して北へ進む。

1017分、往路に合流して「お花畑」西側を柵沿いに下る。

1028分、「マナスル山荘」前へ降り、車道で往路へ戻る。途中、

 

お花畑の防獣網の中に「キツリフネ」と「キバナノヤマオダマキ」を見つけ、カメラに収める。

1040分、「山彦荘」へ戻る遊歩道途中の「沢入登山口60分→」標識に従い、「法華道」を下る。

 

途中、小沢を横切ってその先で往路に合流して駐車場を目指す。

1136分、「沢入登山口駐車場」に戻る。

往路で帰路に就き、「八ヶ岳SA」で昼食後、交通渋滞に巻き込まれながらも230分には無事帰宅。