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低山でも落葉が始まり、見どころのある山を見つけ辛くなったが、・練馬のEさんから長野県の「御座山」で360度の好展望を楽しめたとの便りを入手。 ◇所要時間: 3時間53分 |
3時30分、出発。 国立府中ICから中央高速に乗り、5時に須玉ICを下りる。カーナビの示す残距離は50km。 国道141を北進し、小海町で県道2に右折し、相木川沿いに約10km進んで、県道472に左折。5kmほど先の「おぐら山荘」先の「御座山登山入口→」標識に従い、右折して1車線林道を林道終点まで上って駐車。 無風・快晴で気温はマイナス3度。広場には「現在地1450m」看板があったが、国土地理院地図では1470mあたりの筈。 |
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6時33分、「御座山山頂2.5km→」標識に従い、出発。 出足から荒れ気味の涸沢歩きで、今日のコースは厳しそうと気持ちを引き締めてスタートしたが、100mほど先で沢の左に出て、歩きやすい平坦地を進む。 やがて涸れ沢右岸のカラマツ林を上り始めた。 高度を150mほど上げると、左山腹への上りが始まった。 6時53分、「山頂まで2000m→」標識を通過。落葉を終えたカラマツ林は見通しが利く。樹種が自然林に変わると落ち葉の道。再び、涸れ沢右岸に戻って上っていく。 |
7時19分、沢に流水!!。沢上を見ると崖の中段から数条の細い流れがあり、傍らに「不動の滝」看板。岩からツララが下がって滝下には氷。 「山頂まで1350m→」標識に従い、滝前を右に横切って落葉松林の急坂を九十九折で上る。振り返ると、上って来た麓には朝日が当っていた。破砕石の上に積もったミズナラの落ち葉を踏みしめ上っていく。 標高1950m辺りからコメツガ林を斜行して上り、古びた岩壁前に出て、これの南を巻くと「山頂まで500m→」標識。 |
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急斜面だが、足がかりのある斜面と見て、マロンに「上!!」と声をかけ、マロンを追って岩や木の根を掴んで、後を追う。 8時6分、途中の踊り場まで上ると、南に視界が開け、「国師ヶ岳〜金峰山」の山塊が望めた。 一息つく間もなく、マロンが次の岩場を上るので後を追って上る。 |
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8時12分、小ピークへ上ると、「石祠」。 一息ついて、先の岩の細尾根へ下っていくと前方に「御座山」の山頂岩峰が姿を現した。 コースは右回りでピークを目指すらしい。 8時17分、下りの「鎖場」上に出た。急斜面に残雪が固着していたので、マロンをサポートする必要があるかもと、杖をザックに収めたら、紐先マロンは躊躇せずに下ってしまった。 その先に「←山頂まで20分」標識。暗いツガ林を上る。堅い蕾を付けたシャクナゲがチラホラ。岩と木の根の張り出した南斜面に回り込んで上っていく。 |
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8時34分、避難小屋前で東からの「白岩コース」と合流し、小屋左へ上ると直ぐに日の当たる岩稜帯に出た。「御座山」の山頂標識は北に50mほど延びた岩稜先に見える。 30mほど先の御宮跡らしい地点まで進んでザックを下す。快晴に恵まれ、360度の大展望。先ずは20mほど先の山頂標識地点を目指す。 7時46分、「御座山2112m」山頂に到着。杖の一脚が立たないので、私の影とマロンを入れて記録写真を残す。 前回の「御座山」登頂はマロンが8ヶ月の若犬当時で、山頂の岩稜途中で動けなくなったのに、10歳近くなったマロンは岩の上を気ままに歩き回っていた。 |
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ザックを置いた、お宮跡へ戻って大展望を楽しむ。 南は「甲武信ヶ岳」「国師ヶ岳」「金峰山」や「小川山」、西は「北八ヶ岳」と「南八ヶ岳」、その左遠くに南アルプスの雪の北岳。北は「荒船山」、東は「両神山」等々が同定できた。
8時56分、少し、風が出てきたので下山開始。 |
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9時9分、鎖場の上り。マロンは難なく登り切る。 9時23分、鎖場上に出て、マロンを後ろに付けて鎖に頼らず、慎重に下る。 9時49分、「不動の滝」まで下って滝下に立つと、背後からの朝日で滝下に虹!!。カメラに収めて、ムスビを食べながら小休止。マロンもムスビには目が無い。 10時26分、車に戻る。 今日も他に登山者はおらず、車は1台のまま。 |
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車で林道を戻り始めると・・・落葉まじかの色づいたカラマツが山肌を彩り、更に高度を下げると、山頂に雪を付けた八ヶ岳が美しいので車を停め、カメラに収め、1時30分、無事帰宅。 |
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