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昇仙峡(甲府市)」で紅葉が見頃という情報を得、羅漢寺山の最高峰:弥三郎岳」を訪ねた後、ロープウェーの仙蛾滝駅横に下り、滝や紅葉を楽しみながら昇仙峡を下って車に戻る周回コースを設定し、晴天予報を確認の上、火曜日の出発を決める。

前回までは登山地図に記載のある山道を使ったが、今回は地図に表示のないルートが含まれているので、ネット登録されたGPS記録を参考にさせてもらい、コースを設定。

なお、<ウィキペディア>に依れば・・
昇仙峡、・・(前略)・・長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成された。渓谷内には、奇岩が至る所に見られる・・(後略) 。 また
羅漢寺山は、・・・弥三郎岳、展望台、パノラマ台の総称 と記されていた。

 

◇所要時間: 4時間48

◇難度(犬として): 易++▼++難

◇マロンの日記:  14kmと長コースでしたが、下山路の腐った木橋以外はそれほど危険を感じずに歩けました。

 

4時、出発。

国立府中ICから中央高速に入り、547分、甲府昭和ICを下りて国道202.8kmほど北進し、右折して竜王駅横を通過し、「昇仙峡ライン」を北上。

5km先の「長潭橋」先袂の市営駐車場に車を停める。
無風快晴で気温は4度。

67分、往路を戻る方向に出発。

 

長潭橋」を渡って最初の民家横で、「弥三郎岳・羅漢寺山登山道入口」標識を見つけ、いきなり山道を登る。

色づいた山斜面で80mほど高度を上げると、舗装路に合流。400mほど先の舗装路のカーブ地点で「←ロープウエー・展望台」標識を見つけ、北への山道に進む。

634分、尾根筋を辿り、標高650mあたりまで上ると、南に薄霞に包まれた「富士山」が見えた。

 

644分、尾根に上ってこれを辿る。南斜面下にダンコウバイの黄色が続く。体が温まったので薄着になり、幅広尾根を気持ち良く進む。山道が東斜面に移ると、朝日が差し込んで黄葉が映える。

659分、東西に古道が交差。昔はこのあたりに人家があったらしく、道脇に古い石垣。

79分、標高800mあたりまで上ると、眼前に20m幅ほどの大岩。これを左に回り込んで上ると三叉路に「太刀の抜岩3分→」標識。立ち寄ることにして南への踏み跡に進む。

 

717分、「太刀の抜岩」前に出て、尖岩を撮影。南に微かに富士山。三分岐に戻り、「←パノラマ台、獅子平」標識に従い、等高線で尾根先や山腹を進む。

726分、三分岐の「←白山展望台」標識に従い左の尾根先に進み・・・、森を抜けると西斜面は花崗岩の白砂で覆われ・・・西に「鳳凰三山」、北西に「茅ヶ岳」と「金ヶ岳」、「太刀岡山」、「黒富士」と「升形山」が展望できる好展望地。

三分岐に戻り、紅葉の中の平坦路を北進。

 

752分、三分岐で「←白砂山」標識を見つけ、朝日の差し込む南へ延びる尾根へ進む。

8時、林を抜け出ると、花崗岩が露出した「白砂山」。北東近くの「弥三郎岳」の南山腹も色づいていた。

三分岐に戻り、「パノラマ台→」標識に従い、花崗岩の山道で窪地斜面を登っていく。

 

 

822分、周囲に展望が利く小ピークに上ると鐘があり、「約束の丘」看板。

先着していた男性登山者がマロンを見て、話しかけてきた。「マロンと山歩」のHPを見てくれているとのことで和やかに挨拶を交わす。

羅漢寺山の最高峰の「弥三郎岳」を目指し、「八雲神社」〜「パノラマ台駅」前を通過し、白砂青松の尾根の展望台を通って東に進む。

 

832分、道脇の「悪路要注意」看板を通過すると、樹間越し東に南が岩壁の「弥三郎岳」が近い。

835分、「弥三郎岳」の岩壁前に出て、北側に回り込み、鉄パイプの手摺付き階段を上る。

このあたりからは花崗岩の岩盤に階段やコースが作られている。

三段の鉄梯子を通過し、「弥三郎権現」横から丸い岩山へ上る。

 

840分、丸い花崗岩上に上ると、360度の好展望。隣の一段高い丸岩上には「三等三角点」があったが、「山頂標識」は見当たらなかった。

記念写真を撮ろうとしたが、一枚岩で杖の一脚を立てられずに困っていると、先程の登山者が登って来た。「シャッター」を押してもらい、共に周囲の展望を楽しむ。

下山開始。

 

パノラマ台駅」前を通過すると、ロープウェー駅から観光客が下りてきた。犬連れ客に様子を聞くと、犬料金は「300円」とのこと。

パノラマ台」から北へ下る林道の最初の三分岐横の草むらに「←山麓仙蛾滝駅・下山口 40」標識を見つけ、これに下る。

 

暗い檜林はあまり踏まれていない感じ。小アジサイが黄色に色づいている山腹を九十九折で下る。

下るに従い、しっかりした山道になり、道脇に石垣も見られた。

標高760m辺りまで下ると、腐って壊れかけの木橋が3つ続く。その先は沢右岸を下る。

標高720mあたりまで下ると、前方に車道が見えた。(こちらから上る人は、コンクリート橋を渡って直ぐに左折し、沢沿いに上る)。車道に出てこれを下り・・・、

 

936分、「昇仙峡ロープウェー・仙蛾滝駅」と「山梨ワイン王国」の間に下り、舗装路を南に進む。通りは水晶博物館など各種の催し建物でにぎやか。

400m先の橋手前で「仙蛾滝入口」標識を見つけ、売店の間から沢沿いの「昇仙峡遊歩道」に進む。

紅葉が美しい。遊歩道を上ってくる観光客と挨拶しながら交差。

登山スタイルなのは私達だけ。

 

949分、「仙蛾滝」前に回り込んで滝を鑑賞。滝は水量が多く、立派。このあたりの紅葉は盛りが過ぎた感じで裸木も見られた。

少し下ると、対岸に朝日を浴びて「覚円峯」が屹立。

傍らの「覚円峰」解説板には・・花崗岩が風化水食をうけてできたもので、急峻で直立180メートルあり、この峡中奇勝の最たるものである。この岩頭に、沢庵禅師の弟子覚円が座禅を組んだといわれ、覚円峰と呼ばれている。と記されていた。

渓谷は紅葉に彩られ見事。下るのに従い、紅葉が増えた。赤色の葉は「イロハモミジ」とのこと。渓谷にはいろいろ、名付けられた岩。僅かな風に色づいた葉が散ってくる。

 

 

 

遊歩道をトテ馬車が上ってきた。初めて馬を見たマロンがビビッて逃げようとして笑われた。対岸に適当?に名付けられた岩壁を見ながら、左岸を下っていく。

遊歩道は馬車だけでなく、一方通行らしいが車も続々と上ってくるようになった。上ってくる観光客は結構、楽しそう。

1055分、「長潭橋」横の車に戻る。

130分、無事帰宅。

 

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