奇石と奇岩で有名な 山梨県「昇仙峡」の紅葉が最盛期しいので、晴天予報の月曜日に「昇仙峡」に絡めて「羅漢寺山」を訪ねることにした。

この「羅漢寺山」は既に「二代目マロン」連れで、

  初回 2005.6月・・・若犬マロンと北から
二回目2009.3月・・・西からのピストンで
回目 2012.11月・・南から時計回りで

訪ねているので、今回は

 早朝に昇仙峡を紅葉と岩峰の景観を楽しみながら遡上し、ロープウェイ沿いの 山地図に記載のない山道で「八雲神社」へ上り、「パノラマ台」経由で「弥三郎岳」を訪ねた後、「白砂山」「白山展望台」経由で車に戻るコース(三回目コースの逆回り)を採ることにした。

 

◇所要時間: 5時間22

◇難度: 易+++▼+難

ロープウェイ添いの山道は登山コースに乗りづらいが、山道は沢横に見つかる筈です。途中のいくつかの木橋の腐食が進んでいるので、注意が肝要です。

 

 

4時、出発。

中央高速を利用し、534分に「甲府昭和IC」を降りると残距離は15km

国道20を北上し、県道257に移って「昇仙峡」を目指し北上し、荒川に架かる「長潭(ながとろ)橋」先のPに一番乗りで駐車。 気温は3度で快晴。

69分、出発。観光地ながら早朝なので人はまばら。

渓流脇の車道を北に進んでいくと、渓谷沿いの木々が見事な色づきを見せた。

 

泡立つ清流の石を指し、「亀石」「おっとせい石」「大砲岩」「トウフ岩」等々の石名板が続く。

700mほど先左に「千田橋」。 対岸に遊歩道あるものと思い、橋を渡ったが道が「猿岩」方向へ上っていたので戻る。

(地図を見ると「猿岩」経由で「獅子平分岐」へ上る道だった)

 

622分、コースへ戻り、車道を川上へ辿る。

渓流脇に「渓谷美 平成百景 全国第2」看板があり、 「富士石」「ラクダ石」と奇岩が続く。

643分、左下の渓流に「愛のかけ橋」。 (この橋先も「獅子平分岐」へ続くらしい。)

 

150mほど先に「有明橋」。 看板には対岸先の「羅漢寺」へのコースとのこと。

立ち寄ることにし、渓谷先の紅葉の森を緩いアップダウンで進む。

653分、「羅漢寺」に着いたが、羅漢像は見当たらず・・?? 
帰宅後の調べでは・・ (堂内に木彫り羅漢像があり、住職がいない時には拝観できないらしい。)

 

「羅漢寺橋」で渓谷道に戻る。

 

717分、ここからの渓谷側道は歩行者専用歩道。
 (
5年前の山行では、愛犬マロンがこの辺りで「トテ馬車」の馬と遭遇し、酷くビビったのを思い出した。)

 

渓流対岸に屹立した「覚円峰」の先端に朝日が差し込み始めた。

 

722分、「石門」を潜り、その先の渓流を「昇仙橋」で渡り・・、

 

流量の多い「仙娥滝」をカメラに収め、滝上へ進んで県道7に合流。

 

俄然、土産物屋が軒を並べるようになった。

 

 

739分、「水晶、宝石博物館」先の「←昇仙峡ロープウェイP」標柱に従い、細道に左折。
(
・・・
登山標識は無いがここが「羅漢寺山・登山道」への入口)

 

 

無標識ながら、最初の分岐を左折し、沢沿い道へ右折し、踏跡を辿って沢へ近づくと沢横でコースに乗った。

安心して登山を開始したが・・腐った木橋が続き、慎重に通過。 杉林を上る。

山に入って100m程高度を上げて檜林を通過し、落ち葉の多い自然林を大きく、ジグザグを切って上っていく。

 


8
35分、標高約1010mで林道に合流すると、往路に向かって今日初めて「←山麓仙娥滝駅下山口40」の登山標識。

山上に見える「八雲神社」に向かう。

836分、「八雲神社」へ参拝し・・、

 

 

ロープウェイの「パノラマ台駅」前に進むと南に「富士山」。

「羅漢寺山」最高峰の「弥三郎岳」目指し、花崗岩の細尾根を東に進む。

500mほど先で大岩峰の麓に着き、山の北側を回り込んで山頂を目指す。

 

鉄ハシゴや岩盤に彫られた階段道で山頂を目指す。

859分、「弥三郎岳1058m」山頂に到着。

快晴の空の下、360度の視界が得られ、西に南アルプス、北に八ヶ岳や金峰山を主峰とする秩父連山が望めた。

 

94分、西へ下山を開始すると、ロープウェイが稼働したらしく、観光客と交差し始めた。15分ほどで「パノラマ台駅」へ戻り、その先の「八雲神社」先へ下り、次の「白砂山」を目指そうとすると、登山標識類が無いので進路が・・??

パノラマ台駅南下の斜面に山道を見つけ、これを下る。

941分、三分岐に「←白砂山」標識を見つけ、左上へ上り、300m先で

白砂山」山頂に到着。  ここにも山頂標識は無かった。

 

北に「弥三郎岳」、その山腹に岩塊の「鎧岩」。

ムスビを食べながら展望を楽しむ。

 

104分、三分岐へ戻り、「獅子平分岐」目指し、西斜面を緩く下っていく。

1021分、三分岐から70mほど西に進むと白砂の「白山展望台」。

北に「茅ヶ」、「太刀岡山」、「黒富士」が形よく見えた。

コースに戻り、下山続行。

 

1033分、「獅子平分岐」の三分岐は「天神の森・長潭橋→」標識に従い、南に下る。

1111分、標高550mまで下って舗装林道に合流し、これを下り・・、

 

500m程先で「←長潭橋方面」標識に従い、森に入って荒れた歩きづらい道を下る。

標高470mまで下り、金網扉先で県道に合流し、長潭橋を渡る。

1131分、車に戻る。

帰路の中央高速道は工事渋滞の為、「上野原IC」で降りて一般道を使い、1440分、無事帰宅。

   羅漢寺山5