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4年前に訪ねた奥多摩湖西の「丹波天平」を今回は時計回りで歩くことにした。

当初は紅葉を楽しむ計画だったが、既に1週間前、近くの雲取山荘から初雪ニュースの発信もあったので、丹波天平の広大な山頂を彩る紅葉は最初から期待せずに訪ねることにした。

 

◇所要時間: 5時間4 (内、約1時間は道探し)

◇難度(マロンとして): 易+++▼+難

◇マロンの日記: 以前に上った山を逆コースで歩くだけと気楽な気持ちで出発したのですが・・・・新道や旧地図に騙され、ザレ急坂や道の無い森で1時間も道探しする羽目になり・・・ましたがおとーさん達は結構、楽しそうでした。

 

340分、出発。

青梅市経由、国道411号線で奥多摩湖畔を西進し、高尾橋を渡って丹波山村に入り、最初の分岐を左折、更にT字路を左折して川横の駐車場に駐車。歩き出すには頃合の明るさで気温は2度。

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613分、駐車場を後にして国道411号線を西に約400m進み、GS手前の分岐路の車庫上に「サオウラ峠登山口」標識を見つけて右折。

舗装路を折り返しながら上り、行き止まり箇所は手前の右の小道に進んで畑横を登る。

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638分、防獣扉を通過し、幅広舗装路に出てその先の二分岐を右上に登る。(×・・帰宅後の調べではここは直進が正だったらしい。)

幅広舗装路の大きな金網扉横を通過するとその先は空き地。カシミール地図記載コースはこの辺りから西に向かうと読み取れるので左のコンクリート階段上の踏跡に進む。

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645分、踏跡は森の中の石垣沿いに北へ向かっていた。

西へ向かう山道が見当たらない上、この踏跡を進めば予定コースより北に外れるのは明らかであるが、「カシミール地図」記載の旧山道に乗っているように思われたので、今日は敢えてこのルートで「サヲラ峠」を目指すことにする。

踏跡はタキ入沢の西側斜面の抉れ地形に向かっていたのでこれを辿り登る。 ザレ道で妻が鹿の頭骨を見つけた。

 

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713分、高度で100mほど登ると、ザレ急坂と枯れ倒木で登るのが困難になった。妻とマロンに待機してもらい、上の様子を偵察したが状況は好転しそうもなく、このルートは諦めて戻りながら正規ルートを探すことにする。

急坂を下り終えてマロンに水を与え、GPSに写してきたカシミール地図コースに近づくように森の中、踏跡を探しながら等高線沿いに西に進む。

(帰宅後の調べで、カシミール地図は国土地理院の旧地図が使われ、山道位置が現状と合っていないことが判った。)

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733分、森の尾根筋で旧山道らしい痕跡を見つけ、これを辿ったがすぐに不鮮明になり、また等高線沿いに西を探す。これを数回繰り返しながら西に向かって進む。

738分、踏跡を見失ったが今度は5mほど下にテープ標識。下りながら西に進む。切られた杉や枝が散乱しているので踏跡は常に不鮮明。

743分、GPSに写してきた予定ルートに乗っている筈なのに道は無く、また一段下に踏跡らしいものが見えその先に石垣があった。更に桧の疎林を西進。

 

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753分、左から斜に上ってくる正規の山道に合流!!。 歩き易くなった山道を気持ちよく上る。

814分、東斜面から尾根に上ると小広場に「サヲウラ峠→」標識。

方向を北東に変え、尾根筋を登る。標高1000mあたりで南斜面に移り、色づいた落ち葉を踏みながら緩く登る。

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840分、南山腹を大きく九十九折しながら高度を上げていく。(この辺りのカシミール地図ルートは酷く不正確。)

標高1230mまで上ると露岩混じりの尾根にコース表示らしいトラ縞ロープが設置されていた。

山道は西斜面に移り、露岩の山腹を辿る。残高度60mあたりからは道幅が広がり、南斜面を折り返して登る。

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925分、「サヲウラ峠」に到着。

 

標識は東に「丹波天平」、北に「三条の湯」、西に「飛竜山」、南に「丹波」。
団体登山の事前調査のために上ったという先着の中年登山者と暫し歓談。

935分、ムスビを食べ、「丹波天平」へスタート。落葉を終えた林に差し込む朝日を浴びて幅広尾根を東に進む。

 

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峠から300mほど進むとコース脇に「丹波山・展望台→」標識。50mほど寄り道して南の高みを訪ねたがヤプで展望は良くなかった。

山上では色づいた落ち葉くらいは見られのではと期待してきたが、既に完全な枯葉状態で開けた窪地には僅かながら残雪。

落葉を終えた唐松林の林床はフカフカして心地よく歩ける。

東に進むに従い、平坦で広い寡疎林になってきた。

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109分、落ち葉で地表が埋め尽くされた山頂の分岐標識地点に到着。

広い山頂に三角点を探すと・・文明の利器::GPSがいとも簡単に「二等三角点」位置にガイドしてくれた。

 

1022分、下山開始。

先行したがるマロンをセーブし、落ち葉の堆積した山道を下る。

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標高1000mあたりまで一気に下り、自然林で小休止し、ムスビでエネルギー補給。後は桧林を九十九折でただただ下る。

1112分、小学校の東北の鉄柵扉を開け、校庭経由で国道411号線に下り、駐車場を目指す。

1117分、車に戻る。

1415分、無事帰宅。

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